［G-Star 2015］「Sudden Attack 2」が初のプレイアブル出展。強化されたグラフィックスが確認できるトレイラーも公開に

　Nexon KoreaはG-Star 2015にて，オンラインFPS「Sudden Attack 2」をプレイアブル出展し，トレイラーを公開した。


　本作は韓国でも人気の高い「サドンアタック」の続編として，Nexon GTが開発中のタイトルで，韓国では2016年に配信が予定されている。G-Star 2015の会場では，36台の試遊台が用意され，チームデスマッチを体験できたのだが，本作がプレイアブル出展されたのは初ということもあって，ブースには韓国のオンラインFPS好きが長い行列を作っていた。

　出展で目を引いたのは，女性キャラクターの押し出し具合だろうか。ブースの装飾や試遊台のプレイヤーキャラクターには「Miya」「Kim Jiyun」というキャラクターが使われていたのだが，装飾用のCGだけでなく，ゲーム内で見てもけっこう可愛い。オンラインFPSとしては，ちょっと珍しいような気がする。

会場ではチームデスマッチを体験できた。筆者もプレイしてみたが，「グラフィックスが大幅に強化されたサドンアタック」という印象で，それはトレイラーを見てもある程度伝わるのではないだろうか

Kim DaeHwon氏

　会場では，Nexon GTで開発総括本部長を勤めるKim DaeHwon氏に話を聞く機会も得られた。氏によれば，本作はサドンアタックの長所を継承したタイトルとして開発されており，ビジュアルの強化はもちろん，サドンアタックの魅力である戦闘のスピード感や，打撃感（おそらく「射撃時の気持ちよさ」のような意味で使っていると思われる）に力が入れられているという。

　とくに打撃感は，アニメーションやエフェクト，サウンドなど，さまざまな面でこだわっているので注目してほしいとのこと。ちなみに，トレイラーの演出は青少年が見ても大丈夫なよう，血の効果などを制限しており，18歳以上のバージョンであれば，もっとリアルなエフェクトになっているそうだ。

　グラフィックスエンジンには，「Unreal Engine 3」が使われている。Kim氏は，最新の「Unreal Engine 4」をオンラインFPSで使うのはまだ早いと判断したそうだが，Unreal Engine 3であっても，前作と比較してとくに金属表現が強化されているので，注目してほしいと話していた。また，グラフィックスの強化により，PvPでの視認性が低下してしまうのはよくないということで，PvEのみに適用している演出もあるという。

登場するマップは，サドンアタックから引き継がれているものもあれば，新しいものもある。また，ゲームモードはオーソドックスなものに加えて，G-Star 2014で発表された「Squad War」も準備中とのこと

　グラフィックス面では，ブースで大きくアピールされていた女性キャラクターが気になるところだが，本作の開発では女性キャラクターをどれだけ美人に見せられるかにも注力しているそうだ。FPSに可愛らしいキャラクターが登場するというギャップを表現したかったとのことで，ほかのFPSとの差別化ポイントと話していた。ちなみに，本作に登場するプレイアブルキャラクターは今のところ12種類で，その中にはもちろん，通常のFPSらしいマッシヴな男性キャラクターなども用意されている。

「Miya」

「Kim Jiyun」

　本作の武器カスタマイズについても聞いてみたが，今のところ銃の種類は20種類ぐらいで，それぞれ6か所のパーツを変更できるとのこと。1つのパーツにつき，3〜4種類のバリエーションが用意され，カスタマイズによって若干銃の性能が変化するとのことだ。ただし，威力や連射速度など，銃の性能が大幅に変わってしまうようなものではなく，「若干移動速度が上がる代わりに，リロードに時間がかかる」といった部分でのカスタマイズになるという。

　日本でのサービスについては協議中で，今のところ伝えられる情報はないそうだ。とはいえ，サドンアタックは日本のネクソンも頻繁に大会を開催するなど，力を入れているタイトルなだけに，続編もサービスしてくれることに期待したいところ。韓国で初のプレイアブル出展が行われ，夏のサービスインに向けてこれからも情報が公開されていくと思われるので，楽しみにしておきたい。

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