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カードプレゼントもアリ。「アヴァロンの鍵オンライン」デッキコンテスト入賞作をGPコアエッジが解説。第2回は「総合部門」編
総合部門は,本作の全カードを自由に用いて構築されたデッキの中から,優れた作品を選ぶ部門だ。強さを追求して構築されたデッキにはいったいどんな戦術が込められているか,確認してみよう。
なお,今回も4Gamer読者のみを対象とするカードプレゼントがあるので,最後まで目をとおしてカードを入手し,デッキ構築に生かしてほしい。
・第1回 フリーカード部門の入賞作解説記事
・第3回 面白デッキ部門の入賞作解説記事
「アヴァロンの鍵オンライン」公式サイト
ランカーが織り成す至高のデッキとは!?
第2回は「総合部門」の上位入賞デッキを解説しよう。
総合部門では、使用するカードの制限が一切ない。
つまり、この部門に応募されたデッキは、プレイヤーが普段使用している強いデッキ、“ガチ”のデッキなのだ。
そんなデッキが集まった部門の中で、最も多くのプレイヤーに認められたデッキとは、一体どれほど凄いのだろうか。
その魅力を解説しよう。
■デッキコンテスト 総合部門 第1位(同率)
キャラクター名:みまさかいずみ
デッキ名 :魔法王国
作成者のコメント:
魔法剣士からの移動はカード不要。手札を4枚残した状態で祠間を移動できる。そのカードを「異形の力」で支援に変えることで、絶大な防御力を発揮できる。魔法剣士から魔法を唱えまくるのは楽しいですよ♪
投票した方のコメント:
・ネタとガチのバランスが絶妙。波に乗ったら相当楽しいと思うw
・魔法剣士を有効活用するのが偉い!
・自分も使ってみたいと思いました
・個性があってイイヨ
・魔法剣士+エリカ様コンビはもっと評価されて良いと思います!
総合部門の1位に輝いたデッキは、なんと2つある。
どちらのデッキも多くのプレイヤーの支持を受け、票を分かち合った結果といえる。
まずは、みまさかいずみ氏のデッキから見てみよう。
「マップ上魔法」や「戦闘支援」のカードは、移動に使用できない。
「モンスターカード」が持っている各色の宝石が、これらのカードにはないためである。
みまさかいずみ氏のデッキは、そんな「移動に使用できない」カードが、30枚のうち半分以上を占めている。
実に斬新なデッキ構成だ。
・鍵をもっているプレイヤーのところまで移動する
・モンスターで戦闘を行い、勝って鍵を奪う
・鍵をもったまま、祠(ほこら)まで移動する
アヴァロンの鍵オンラインの基本的な流れは上記のとおりだが、中でもとくに重要となる、“移動”がままならなくなりそうなデッキだ。
このデッキにおいてキーとなるカードは、「魔法剣士」。
このモンスターカードで戦闘に勝利すると、そのあと移動するときに特殊能力が発動する。
それは、マップ上魔法カードを唱えるたびに、2マスのテレポートを行うというもの。つまり、手札に含まれている多数のマップ上魔法カードを使いまくることで、テレポートを繰り返す作戦なのだ。
▲魔法剣士
このデッキに含まれている主なマップ上魔法カードは、カードを手札に加えるもの(「死人召喚」「転生の宴」「便利なポケット」)や、テレポートするもの(「天女の羽衣」「エルフの秘宝」)である。
これらのカードのおかげで、カード消費を抑えつつ祠まで移動できるので、手札はあまりがちとなる。
そこで、異形の力を用い、あまったカードを身を守るのに有効な戦闘支援カードに変える。これで、鍵を守りきるための用意は万全だ。
▲異形の力
最後に、このデッキにおけるアタッカー(攻撃役)を1枚紹介しよう。「リッターエリカ」だ。
このモンスターカードは、「テレポートした回数」に応じて攻撃力が大幅に増加する。
魔法剣士でテレポートを繰り返したあとならば、攻撃値50を超えることもたやすいだろう。
▲リッターエリカ
通常では考えづらいデッキ構成でありながら、実に緻密に構築されている。
クセの強さから敬遠されがちな魔法剣士を使い、ここまで完成度の高いデッキに仕上げたみまさかいずみ氏に感服だ。このデッキに投票したプレイヤーも、きっと同じ気持ちではないだろうか。
■デッキコンテスト 総合部門 第1位(同率)
キャラクター名:bronze
デッキ名 :Pコン!
作成者のコメント:
名づけて「パーフェクトコントロール」おおげさ?^^;
ネオンで1はワープ、2はアタッカー、3は支援とモンスター調整、4は移動とサブアタッカーと引き分け。他にもコントロール要素盛りだくさん!日記で解説!
投票した方のコメント:
・コントロールデッキはいいですよね
・使いこなすには判断力や記憶力が要りますが、総合的に強いと思う
・プレイヤーのうまさ次第で強弱が出そうな感じが良いです。
・臨機応変にさまざまなな楽しみ方の出来るデッキ!私も大好きですw
・自分の意思でデッキを動かせるのが良さそう。
1位に選ばれたデッキのうち、2つめはbronze氏のデッキだ。
bronze氏は、驚くべきことに3部門全てにおいて上位入賞を果たしている。
そんなbronze氏のデッキを見てみよう。
このデッキのキーとなるのは、「ネオン」だ。
ネオンを移動に使うと、移動したマスの数と同じ数の移動値(宝石の数)を持つモンスターを手札に加えられる。
移動するマスの数を調節し、“任意”のカードを手札に引き寄せることが、このデッキの狙いといえる。
そのため、そもそもこのデッキには、ネオンで引きたいモンスターカードしか入れていない。
▲ネオン
例えば、デッキに入っている移動値が1のモンスターは「キラーレディー」「ハーピィ」のみ。どちらも、テレポート能力を備えるモンスターカードだ。
目の前の色マスや配置モンスターが邪魔で移動できないといった状況ならば、これらのモンスターカードを引き寄せよう。
▲キラーレディー
移動値が2のモンスターは「バルキリークララ」「ボルカノ」。
どちらも「先制」の能力を備えるモンスターカードで、そのほかバルキリークララは「先制避け」、ボルカノは「避け無効」の能力を持っている。これらの能力を備えるモンスターカードはいうまでもなく強力だが、攻撃値が低いという欠点がある。その点は「アンデッドソード」や「心眼」で補おう。
▲バルキリークララ
実は、上記の戦闘支援カード以外にも、攻撃値が低いという欠点を補えるモンスターカードがある。
それは、移動値3の「メタル・ハーン」だ。
このモンスターを使うことで、捨て札の中にあるバルキリークララやボルカノを手札に戻しつつ、攻撃値を10加算できる。
▲メタル・ハーン
このデッキでは、メタル・ハーンのほか、同じように捨て札の中のモンスターカードを強化して手札に加えられる「魔神の麓」や、戦闘支援カードを手札に加えられる「ブルーザガ」「シータンク」といった、サポート役のモンスターカードが移動値3となっている。
どうしても移動するマスが足りないというときには、ネオンで4マス移動しよう。
■デッキコンテスト フリーカード部門 第3位
キャラクター名:柊マヤ
デッキ名 :天変プラテウム
作成者のコメント:
爆発力のトップに君臨するプラテウムデッキです。天変地異からのプラテウム降臨は、勝利への方程式です!弱点は多いですが、使いこなせればクセになること間違いなし ☆
投票した方のコメント:
・いいんじゃな〜い
・プラテウムを活用しようとする心意気に一票!
・プラテはロマンです
・実際に戦って、鮮やかに空を舞うプラテ様を拝見しました(^o^)/
・プラテデッキは夢がありますよね!いつか作ってみたいですw
柊マヤ氏のデッキでキーとなるカードは、デッキ名にもなっている「プラテウム」「天変地異」だ。
プラテウムは、モンスターとの戦闘で勝利したときにとてつもない効果を発揮する。任意のほこらに直接テレポートできるのだ。
ただし、その分ハンデは大きく、モンスターとの戦闘において戦闘支援カードは使用できない。
▲プラテウム
天変地異
そのため、相手モンスターを弱体化する「ヒクイドリ」、相手の手札を奪う「タワー」、手札の中のすべてのモンスターカードを強化する「現世の歩兵」をデッキに盛り込むといった工夫が施されている。
また天変地異には、祠の周辺に配置されているモンスタープレイヤーを数マス強制移動させる効果がある。
天変地異を唱えてからプラテウムで戦闘を仕掛けるというのが、このデッキの基本にして最大の戦術といえる。もしその戦闘で勝利すれば、天変地異によって“がら空き”となった祠へ安全にテレポートできるからだ。
デッキに2枚組み込まれている「プリティベル」にも注目してほしい。
プリティベルには、デッキ内の、テレポート能力を備えるモンスターカードいずれか1枚を、ランダムに手札へ加える効果がある。
このデッキにはそもそも、テレポート能力を持つモンスターカードはプラテウムしかないので、確実にこのカードを手札に引き寄せられるというわけだ。
プリティベル
いかがだっただろうか。
それぞれ、「なるほど!」と思わせる戦術性の高いデッキに仕上がっている。
まずは、これらの“ガチ”のデッキを真似てみることをオススメしたい。
そしていつの日か、オリジナルの戦術を編み出して「デッキコンテスト」で披露してほしい。
30枚のカードをどのように構成するか考え、自分ならではのデッキを作り上げること、そしてそのデッキをほかのプレイヤーに披露することこそ、カードゲームならではの醍醐味であり、最大の魅力なのだから。
さて、今回の4Gamer読者向けカードプレゼントでは、みまさかいずみ氏のデッキでキーとなる魔法剣士を用意した。今回の記事を参考に、このカードを用いたデッキを構築してみよう。
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最終回となる第3回では、「面白デッキ部門」の上位入賞デッキを解説する。
「フリーカード部門」「総合部門」では実用性が求められたのに対し、「面白デッキ部門」では、文字どおり“面白さ”が最大のポイントとなる。プレイヤーの心を捉えたデッキは、どのような内容となっているか注目してほしい。
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