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EAがロンドンで公開したタイトルをまとめて紹介。注目はやっぱり「Need For Speed SHIFT」か「Dead Space:Extraction」か
NDA(情報公開規制)の日時がタイトルごとにバラバラだったりして,ついでに時差とかもあってやっかいなのだが,とりあえず,本日(4月28日)までに規制が解かれたタイトルについてまとめてみよう。
Need For Speed SHIFT(PC,Xbox 360,PLAYSTATION 3)
長い歴史を持つNeed For Speedシリーズの最新作については,2009年2月に新作3タイトル(「Need for Speed SHIFT」「Need for Speed NITRO」,そして「Need for Speed World Online」)が同時に発表され,成り行きを見守っていたレースゲームファンをとりあえず一安心させた。
昨日(4月27日)のニュースにもあるように,Need for Speed SHIFT(以下,SHIFT)は,コンシューマ機向けのほか,欧米ではPC版のリリースも予定されているなど,発表された3タイトルのうち,もっともメインストリームに近い存在だ。前作のようなストーリーはなく,クローズドなサーキットで速さとドライブの腕前を競う「レースシミュレータ」になる。つまり狙っているのは,プロストリートの路線ということになりそうだが,グラフィックスを含め,まるで本当に走っているような(True Driver's Experience)リアルさを追究している。
ゲーム中に視点を変えることは可能だが,基本的に一人称視点でのプレイが推奨されており,走行中に頭を動かしてコックピット内を眺めることも可能だ。スピードが上がるにつれて被写界深度が変わっていくなど,新しめのグラフィックステクノロジがあちこちに使われているとのこと。
プレイアブル展示されていたのは,レインボーブリッジが美しい「Tokyo」コースで,プロストリートでも似たコースがあったが,これは実在するコースではない。
ゲームを説明してくれたEA Senior PublicistのDana Sissons氏によれば,クラッシュエフェクトにも物理エンジンが採用され,ライバル車や障害物にぶつかったときの迫力はサウンド効果を含めて確かにすごい。実際の経験はあまりないが,車が衝突すれば,乗っているドライバーはこうなるだろうなというぐらいに振られるのだ。プレイはノーマルモードで行ったが,コーナーワークにも微妙なブレーキングが求められ,カジュアル向けという雰囲気は少なかった。
登場するのは,イタリアのPagani Zonda F,ドイツのAudi RS4とPorsche 911 GT3 RSRなど,正規ラインセンスを受けた70種類近い車体。コースは架空の東京とロンドン以外に,実在する15種類が予定されている。例によって,発売日まで登場車体が順ぐりに公開されていくのだろう。
余談ながら,Sissons氏はオンライン版NFSのパブリッシングにも関係しており,どういうモノになるかと聞いたところ,「基本料金無料のアイテム課金制」のレースゲームになるらしい。そちらも楽しみにしたい。
Dead Space: Extraction(Wii)
昨年(2008年)リリースされてヒットしたホラーアクション「Dead Space」の続編は,既報のとおりWii向けの「Dead Space: Extraction」となる。続編とはいえ,設定は前作より過去の話となり,採掘船「USS Ishimura」があんなことになっちゃった直後。前作のIshimuraのほか,惑星の上に築かれたコロニーもゲームの舞台となる。
新しいモンスター,新しいキャラクター,新しい武器と,新作の要素は一通り揃っているが,なにより変わったのは,一人称視点になったことだろう。
カンファレンスで本作を紹介してくれたEA Red Wood ShoreのSteve Papoutsis氏によれば,この変更により,より映画的な視点でリアルなゲーム体験ができるとのこと。
コミックスやアニメに広がりを見せているDead Spaceワールドだけに,ストーリーもシンプルではなく,前作の主人公,Isaac Clarkeが出てくるシーンもありそうだ。
前作は,暗くて狭いところをおっかなびっくり進んでいき,ときおり出てくる数匹の敵と戦っていくという雰囲気だったが,今回は敵の数も多く,対してこちらの武器も強力なようで,ホラームードはいくらか後退したものの,注目タイトルであることは間違いないだろう。
Spore Galactic Adventures(PC,Mac)
日本では6月25日に発売されることが本日アナウンスされた「SPORE ギャラクティック アドベンチャー」(原題,Spore Galactic Adventures)は,言うまでもなく2008年の話題作「スポア」の拡張パックだ。
これまでの「宇宙フェーズ」では,自分の宇宙船で惑星の上を飛行して,あれこれ操作するだけだったが,今回は自分(というか,あなたのアバター)の両足で惑星上に降り立ち,さまざまな冒険を繰り広げられるようになったのだ。
惑星に棲む進化の途中にある連中を仲間にして引き連れたり,アイテムを探したり,さまざまなキャンペーンに挑んだりとしたい放題である。背中にしょったジャンプジェットなど,これまでのスポアとはまったく違う楽しみ方ができそうだ。
Rock Band Unplugged(PSP)/Rock Band 2(Wii)
むむ,これは日本でも流行るかも,と思わせたのがHarmonixが制作中のPSP版Rock Band,「Rock Band Unplugged」である。Activision-BlizzardのGuitar Heroシリーズと並ぶ人気を誇るRock Bandだが,日本の家屋事情を考えるとギター型コントローラーが精一杯で,ドラムセットだのマイクスタンドだのを持ち込むゆとりは,少なくとも筆者にはない。
というわけで,PSPさえあれば大丈夫な本作は日本の音ゲーファンにもアピールするはずだ。特徴は,最大四つまでの楽器を一人で担当すること。ベースを弾いてギターソロをかまし,ドラムスやって,えーと,あとはなんだろう? ともあれ,所定のフレーズが終わると自動的に次の楽器に移っていくというシステム。ポンポンと楽器を変えていくのは面倒だという声も聞かれたが,要は,一曲のうちの「ギターのサビ部分」「ドラムのサビ部分」などを全部一人でやってしまえるわけだ。
もちろん,それがイヤだという人には一つの楽器しか担当しないモードも用意されているので,安心である。
ついでに(?)Wii版のRock Bandについて聞いたところ,Xbox 360版とPLAYSTATION 3版との違いはとくにないということで,まあ,やっと完成したんだよ,という話であった。なるほど。
Tiger Woods PGA TOUR 10(Xbox 360,PLAYSTATION 3,Wii)
Xbox 360/PLAYSTATION 3版は,よりリアルになったグラフィックスによるゴルフ体験が可能で,パッティングなどに細かい改良が施されているとのこと。Tigerのベストショットを再現する,Tigerなりきりモードが愉快。
また,Wii版はWiiモーションによる従来よりも高い「クラブ振り回しのコントロール」が自慢だ。ボールの代わりにフリスビーを使う「Disc Golf」という妙なモードも用意されているのだが,あちらでは意外にメジャーな遊びとのこと。本当だろうか?
EA SPORTS Grand Slam Tennis(Wii)
こちらもWiiモーションをフィーチャーしたテニスゲーム。過去の,あるいは現在の著名プレイヤーとなって(自分のキャラクターを作れば,ならなくてもいいが),四大テニストーナメントに挑むのである。Wiiモーションのおかげでさまざまなボールを打ち分けられるのである。
EA SPORTS Active(Wii)
筆者は調子にのってこれに挑戦してみたが,「一番簡単なメニューのさらに手抜きバージョン」でさえ,心臓が止まりそうな思いをしたのはここだけの秘密である。Wiiリモコンを太もものバンドに装着して,体格に合った運動をさせてくれるところが新しめだ。
- 関連タイトル:
Need for Speed: SHIFT
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デッドスペース エクストラクション
- 関連タイトル:
SPORE ギャラクティック アドベンチャー
- 関連タイトル:
Tiger Woods PGA Tour 10
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EA SPORTS アクティブ パーソナルトレーナー Wii 30日生活改善プログラム
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