このゲームの読者の評価
- 読者レビューについて
- 4Gamer読者レビューは,読者の皆さんがご自身の判断で書いたレビューを掲載するためのコーナーです。掲載前には編集部で主に公序良俗面のチェックを行っていますが,掲載されている情報について,4Gamer.netが正確さの保証を行うものではありません。掲載情報のご利用は,読者の皆様自身の判断と責任で行ってください。
なお,ゲームの評価を表す「GamerScore」は,投稿されたレビューの平均点を表示したものではありません。投稿の傾向を分析・考慮し,補正を加えることで,有用と思われるスコアを目指した形となっております。詳しくは「こちら」をご参照ください。
- 前のページ
- 次のページ
- Pages: 1
-
ヴァルハラシリーズ全てやっている観点から 75 - 投稿者:優しき心(男性/30代)
- 投稿日:2009/10/19
- 良い点
- ・今まではシンボルエンカウント方式で、シンボルに接触すると戦闘ステージでアクション戦闘が開始される方式だったのが、今回はMOなどのようにマップ上でエンカウントしたままに戦う方式になった。
・今までの作品に比べれば、難易度が比較的プレイヤー側で調整しやすい。(装備の強化で大きく戦闘力が上がる。また、これにより見た目を重視したような装備をする事が可能。)
・防具は数多い上に同じデザインのものがほとんどない。
・比較的過去作に比べたらストーリーがハッキリと描かれている。(第1章は父親の物語、第2章は第1章で最後に選んだ母親との子供の物語、終章は現在不明状態。)
・クエストによって傭兵を仲間にして、その傭兵の装備も変更することが可能。また、各傭兵もクエストによってサイドストーリー的な話がある。
・マップの広さが丁度いい。やたらと狭かったりすることがなく、序盤から地下4Fだの悪戦苦闘しながら進むのはやはり面白い。
・シリーズ特有のいつでも転職が自由にできる上に、別の職業のスキルを制限なく使えたり、ステータスも全職業共有なので行き詰る事がない。
長い時間かけて、ゆっくりと極めるようなゲームが好きな人にとっては楽しめるゲームかと思う。 - 悪い点
- ・攻撃モーションが遅い、移動がもっさり、というのがよく言われる。(慣れると不思議な事に全然気にならなくなります。)
・ストーリーはあるが、若干進行方法がわかりづらい場合がある。また、一度受けたクエストの再受注はできない、リタイアしたクエストも再受注できないなどがある割には、特定のクエストじゃないと傭兵が仲間にできない、上級職が取れないなどで一からやり直さないといけないハメになるなど不便な部分が多い。
・クエストの数が少ない。オフのクエストでは移動が面倒だとワープをしたら結局報酬をもらっても赤字なんてのも多々ある。逆にオンラインのクエストでは経験値が入らない、アイテムドロップしない、ストーリーなんてものはない。ただのお金を稼ぐ手段でしかない。
・1では4人、2では6人、2BSでは4人、今作では2人と同時プレイ人数が過去最低なのはもったいない。入り乱れて戦う様がなくなった。特にバードは歌を歌っている間に支援効果を発するが、最大人数2人なわけで恩恵を受けるのは1人。歌にはそこまで大きな効果もない為に歌ってる暇があるなら戦えよという話になり、完全に無駄な職業と化しているなど。
・よっぽどなレアでも取らない限り、傭兵が持っているスロット付き装備が最終装備と言ってもいいくらいのスペックを要している。つまり、レア装備スロットなしとスロットいっぱいの初期装備では後者の方が強い為に、大半の武器が死に武器化している。(一部サイズや刀など見た目の良い装備はファッションとして好まれるようだが。)
・防具に関しては比較的フリーだが、ある一定ライン(クリアして尚、それ以上の強さを考える場合)を越える強さを得る為には結局攻撃速度重視の装備となってしまい、だいたいアンバランスな見た目の装備を何かしら着ける事が必須となってしまう。
・キャラグラフィックがPSP版と同じなので、非常に荒く感じる。
・頭装備を着用すると必ず髪型は完全無視、元の髪型を無意味化しすぎている。
・CPUのAIが非常に悪い。弓使いが敵の近くまで行って弓を絞る、魔法使いが敵の近くまで行って魔法を唱えて妨害される、非常に高低差を登るシーンが多い中で段差の隙間的な場所に入ってついてこない、一方通行な高低差のところで崖下の敵を感知して勝手に降りて戻れなくなり死ぬ、特定のスキルを持つキャラ以外が死亡してから復帰するまでの時間があり得ないくらいに長い。
・シリーズ特有ではあるが、やはり状態異常がまさに異常とも言える効力を発揮する。今作では毒が毎秒最大HPの1%ダメージ+行動キャンセルという効果を相手に与えるので、オンラインの桁ハズレのHPを持つボスですら、毒にかかったが最後何も行動させないまま倒せてしまうなんていうこともある始末。
・ゲーム中、説明書の説明不足。例えばクエストを受ける際にクエスト内容確認の3ページ目でyを押すとクエストの詳細が見れたり、ベルトに簡易にセットできるアイテムを切り替える方法などは、おそらくだがゲーム中にも説明書にも書いていないのに必要な操作となる。(後者は使い勝手が悪いので、結局1個だけセットしてアイテム欄から他は使うハメになるのだが・・・)
・操作性が悪い、必殺技を出す際に同時押しするボタンの片方が簡易セットしたアイテムを使用するボタン。あらかじめ違う方を長押しした状態で押せば問題はないのだが、最初のうちは必殺技を使う度にアイテムを無駄に消費することも多々ある。
・必殺技が無意味、という場合が結構多い。発動までの溜めがやたら長かったり、発動後に「どやっ」と言わんばかりの格好つけモーションがあるせいで、普通に攻撃してるのとダメージ効率変わらなくねーかという仕様になっている。
・過去の作品にあった任意防御の撤廃。任意防御はできない、回避もないのでガチの殴りあい。特定武器ならヒットアンドアウェイできなくはないが、有効とは言えないかも知れない。
・町のすぐそばに無駄にワープゾーンがあったりする。(そんなとこを利用するくらいならば町まで飛べばいい。)
・大雨、大雪、真夜中など環境の変化がフィールドにはあるが・・・これらが非常に視界を遮る時が多々ある。
・音量調節がない。SEとBGMのバランス切り替えオンリー。
その他、上げ出すとキリがない。 - 総評
- シリーズでこの作品から入る人にとっては非常にクソゲーと呼ばれても仕方のない出来。(実際2009年クソゲーオブザイヤーにエントリーされかけた実績があります。)
だが、実際にはエントリーされることはありませんでした。
理由は・・・
完成度は低いのだが、非常に面白くなる要素は十分と言えるほどにある、のが原因。
つまり、システムの色んな場所を個別で見ると◎と言えるくらいに良いシステム!
しかし、組み合わせてみてみると・・・なんでこうなったし、とツッコミたい完成度。
超微細な加工のされたプラモデルを完成図や組み立てずを見ずに適当に組んだような・・・
超高級食材を料理ができない人に調理してもらったかのような
そういうゲーム。
開始早々色々と不便な流れに挫折しそうになり、それでもなんとか続けていると・・・
あら不思議、意外にも楽しんで熱中してプレイする自分がいる。そんな一作。
決して駄作でも、クソゲーでもない。ただ、それに近い何かをまとっている残念な作品。もし次回作を出すならば、ぜひとも丁寧に組み立てていただきたいと願うばかり。 - プレイ時間
- -
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 2 3 3 5 4
- 前のページ
- 次のページ
- Pages: 1
4Gamer読者レビューは,皆さんがプレイしたゲームを評価するという読者参加型のコンテンツです。投稿されたレビューは,4Gamer.netに掲載されるほか,「読者の皆さんの評価」である「GameScore」の算出に利用されます。
- ヴァルハラナイツ エルダールサーガ 特典 Amazon.co.jpオリジナル「桜庭統作曲 サウンドトラックCD」付き
- ビデオゲーム
- 発売日:2009/10/08
- 価格:¥9,800円(Amazon) / 6265円(Yahoo)