日本一ソフトウェアから,ニンテンドーDS用ソフト「
流行り神DS 都市伝説怪異事件」が
6月11日に発売される。価格は3990円(税込)。
本作は,警視庁の警部補である主人公
「風海純也」が,現代都市を舞台に,都市伝説にまつわるさまざまな怪異事件を解決していく「流行り神」シリーズの第一作をニンテンドーDS向けに移植したもの。
事件に対して“科学的に”解明するか,“オカルト的に”探求するかによって,大きくストーリーが分岐し,同じ事件の真相を突き止めてもまったく違った結末へとたどり着くというのが本作の大きな特徴の一つ。
また,各シナリオで条件を満たすことによって,そのシナリオに対応した
「隙間録」が解禁されていく。この隙間録には,メインキャラクターや各話のゲストキャラクターのエピソードが綴られており,これを読むことで事件の中での彼らの心理を把握し,キャラクター達をより身近に感じることができる。
■ストーリー紹介
巷を騒がせている連続殺人事件。
『その現場を見た』というメールが、突然主人公のもとに届くが――
第零話 チェーンメール
警視庁地下のとある一室。
大きな事件もないせいか、警部補の風海純也は警部の犬童蘭子と巡査部長の小暮宗一郎とともに、暇をもてあましていた。
そんな折、風海純也の携帯電話に一通のメールが届いた。
「連続殺人犯を目撃した――このメールを受け取ったら、電話番号を書いて返信してほしい」
あからさまに怪しいチェーンメール。
だが、刑事としての正義感からか、はたまた、ただの好奇心からか、チェーンメールに応える。
犬童や小暮は、そんな主人公の行動に驚く。
しかし、その後、主人公のもとにメールの差出人という女性から、電話連絡が入った。女性はメールに書いたとおり、連続殺人犯の名前を知っているという。半信半疑の主人公。それでも女性は、その名前を出した。
「はっとりえりさ」
それが、恐怖の事件の幕開けだった……
主人公が今の部署に配属されるきっかけとなった、大きな意味を持つ事件。
第一話 コックリさん
私立花峯高校――
ありふれた私立高校で起こった連続自殺事件。
たった数日のうちにこの高校の生徒達が不振な死を遂げていった。
警視庁の捜査一課の刑事達は、事件性アリとしてこの自殺事件の調査を始める。
その中には、国家公務員1種試験に合格し、いわゆるキャリアとして捜査一課に配属されたばかりの、主人公・風海純也の姿もあった。
その学歴やキャリアという肩書きから、現場主義の捜査一課長に煙たがられた風海は、所轄の刑事・小暮と組んで、事件の聞き込みに回ることになる。
現場から追いやられ、体の良い、厄介払いである。
しかし、小暮と共に校内を回るうちに、風海は被害者たちに関する奇妙な噂を聞き、不振な行動をとる女性生徒を目撃するに至る。
事件に怯え、風海たちの前から脱兎のごとく逃げ出した少女が残していったのは、血痕が残る『コックリさん』用のウイジャ版だったのだが――。
果たしてこれが連続自殺と何らかの関係があるのか?
戸惑う風海や小暮を置いて、校内に渦巻く闇はその色を濃くし、更なる被害者を生み出して行く。
人が、『鬼』となる時、そこにあるのは憎しみか、怒りか、それとも――
第二話 鬼
都内にある公園で子どもがさらわれる誘拐事件が発生した。
本来は関係ないはずの編纂室のメンバーに、事件捜査に加わるよう要請が入る。
事件現場の聞き込み情報を総合すると、どうやら子どもを誘拐していったのは『鬼』である可能性があるらしい。
地に足をつけ、現実的な捜査を行う捜査一課では『鬼』などという怪しげ情報を扱いかねる。
かといって、全面的に無視するのも具合が悪い、ということだった。
厄介ごとを押し付けられているとは感じつつも、事件解決の一助となればと、風海と小暮は独自の捜査を開始する。
誘拐された子どもの母親に聞き込みを行うと、
犯人から『子どもをさらった』 『ざくろの実まで1人で来い』という不可思議な電話が入り、慌てて子どもの姿を探したが見つからなかったという。
犯人からの意味深なメッセージ。
証言する母親の態度の不自然さ。
風海たちの聞き込みに過剰に反応する被害者宅の隣人。
疑わしい要素は多いものの、なかなか捜査は進展して行かない。
そんな中、刻々と時間は経過し、誘拐された子供の身の危険が高まって行く。
風海たちは、無事に子どもを助け出すことが出来るのか、そして、犯人『鬼』の正体とは――!?
■キャラクター紹介
風海純也(名前変更可能)
本タイトルの主人公。23歳。
新米刑事として警視庁捜査一課に配属されるものの、とある怪異事件をきっかけに、警察史編纂室に異動となる。階級は警部補。
国家公務員試験第1種試験の合格者で、いわゆるキャリア組。思考力洞察力に優れ、性格はいたって温厚。
小暮宗一郎
27歳、独身。階級は巡査部長で、風海の良き同僚。
厳つい見た目にたがわず腕っ節が強く、複数の格闘技の有段者。反面、流血や怪談話が苦手と言う意外な面も持ち合わせており、オカルト方面には拒否反応を示すことも。
犬童蘭子
風海や小暮の上司で、階級は警部。警察史編纂室のヌシとして、日々業務ではなく公営ギャンブルや昼寝にいそしんでいる。
部下達が関わっている事件に興味が無いのか、常にダラダラとしているが、稀に含蓄のあることを言って周囲を驚かせる謎の人物。怪しげな大阪弁を話す。
霧崎水明
都内の大学で講師をしている民俗学者。
学生時代に両親を亡くし、風海家に引き取られたため、風海とは兄弟のような関係を築いている。
オカルト好きが高じて変人扱いされることも多いが、都市伝説や怪異事件への造詣が深く、時には事件解決への糸口が彼との会話から見つかることも。
式部人見
監察医をしながら、大学で助教授として教鞭を取る法医学のプロフェッショナル。断固としたオカルト否定派で、どんな怪異事件を前にしても、信念を曲げず科学的に分析を試みる。
霧崎とは大学時代の友人であり、風海とも交流を持つ。法医学者として客観的な意見や知識を提供してくれる良きアドバイザー。
間宮ゆうか
霧崎のゼミに所属する、自称『オカルト専門ジャーナリスト』の大学生。
オカルトが大好きで、好奇心旺盛。
怪しげな噂を聞いては、現場に駆けつけ心霊写真を撮影しようとシャッターを切っている。
その情熱や行動力は目を見張るものがあるが、本人には霊感が無いらしい。