編纂室が消滅！？　PSP「流行り神3」第三話/最終話のあらすじと，6人で遊べるミニゲームを紹介

　日本一ソフトウェアが8月6日に発売予定の，PSP用都市伝説推理アドベンチャー「流行り神3 警視庁怪異事件ファイル」の最新情報が公開された。
　今回明らかになったのは，第三話/最終話のあらすじと，最大6人のプレイヤーで遊べるミニゲーム「旧校舎のメリーさん」だ。

　とある団地で噂されているという「地下下水道のペット」のペットとは？　文字どおり消滅した編纂室のメンバーが最後に体験する事件とは？　どのようなストーリーなのか注目だ。


　また，旧校舎のメリーさんは，すごろくの要領でサイコロの出た目の数だけ移動しながら，旧校舎から逃げ出すというもので，メリーさんに接触し体力を失ってしまえば，異次元に連れ去られてゲームオーバー。最終的には旧校舎の扉の鍵を開けて脱出するのだが，最後まで旧校舎に取り残されたプレイヤーがゲームの敗者となる。
　教室内で手に入るさまざまなカードを駆使して，ときには協力し，ときには邪魔しあったりと，脱出までの駆け引きが楽しそうなミニゲームになっている。

　なお，第1/2報でお伝えした内容を，まだ確認していないという人は，下記のリンクで記事を確認しておこう。

【第2報】小暮巡査部長の妹も登場！　PSP「流行り神3」第一話/第二話のあらすじを紹介

【第1報】シリーズ完結編!?　PSP「流行り神3 警視庁怪異事件ファイル」8月6日に発売

■第三話『下水道のペット』あらすじ

　風海と小暮は、小暮の所轄時代の知人・近藤に頼まれ、とある団地で噂されている『地下下水道のペット』について調査することになった。
　近藤が自治会長を勤めているというその団地は、高度経済成長期に建てられたらしい。かつては賑わっていたのだろうが、今は老朽化も目立ち、人気も少なかった。現在は住んでいるものの大半が、高齢者だという。
　一帯のうらぶれた雰囲気に拍車をかけるように、団地の脇を流れる下水道からは、耐え難い汚臭が漂ってきていた。生活排水、雨水、し尿…人の営みの醜い部分が集約されたような濁った水の匂いに、風海や小暮は辟易とする。住人の間では、この下水道に『化け物』がいると、いつの頃からか噂されるようになったらしい。聞いた話を真に受けるならば、それは『大きくて、目が真っ赤で、口が裂けている』化け物らしいのだが……。
　市民のために働くのも警察官の勤めである。気は進まないものの調査のために下水道に入ろうする二人だったが、その背中に、突然罵声を浴びせられる。驚いて振り返ると、堤防の上で老人がわめいている。どうやら、「下水道に立ち入るな」といっているようだった。確かに、雨がそぼ降り、水かさも増してきている。このまま入るのは危険かも知れない。特に懐中電灯などの準備もせぬまま訪れただけに、１度気をそがれた後では下水道の管に入るのは躊躇われた。
　近藤に老人に怒鳴られたことを報告すると、それは団地に住む偏屈な老人「等々力」だと教えられる。どこからか粗大ごみなどを拾ってきては、団地の鼻先に積み上げ、ごみ屋敷のようにしてしまう困った住人として有名らしい。また、等々力はペットを飼っており獣くさい匂いが部屋から漏れて、近隣から疎まれているとも聞く。
　日を改めて、近隣の住人たちに話を聞いたところでは、団地付近では『下水道から奇妙なうなり声が聞こえる。恐ろしい生き物を見かけた』という噂以外にも、『数年ごとに団地から失踪者が出ている』、『理髪店から廃棄予定の大量の髪の毛が盗まれた』『たちの悪いいたずらか、変なポーズを取らせたマネキンが団地前に放置された』と怪しげな話は枚挙に暇が無かった。
　肝心の下水道については何の確証も得られないままだったが、準備を整えた風海たちは今度こそ下水道の中に入ることにした。汚臭に顔をしかめ、ゴム長靴の足を必死に動かして探索をする。湾曲した管内は歩きづらく、前に進むのは予想以上に骨が折れた。これだけの苦労をしたのだから、何かしら成果が欲しい――そんな気持ちが通じたのか、風海と小暮は奇妙な現場に行き当たる。下水道に繋がる支管の中にあったのは、何か重いものを引きずったように広がる血痕と、血溜り、そして付近に散らばっている人毛と思しき毛、毛、毛――。この場で尋常でない何かが起きたことが伺える。
　この血痕や毛が人間のものであればただ事ではない。都市伝説めいた『化け物』の捜査から一転、現実に鑑識や科学的な検証も必要となってきた――。


第三話の登場人物紹介

（左から）近藤嶺二：小暮に調査を依頼した団地の自治会長。等々力定弘：団地に住む老人。変わり者だと近所では有名。堂本咲枝：団地の付近を担当している民生議員。新納留吉：理髪店の店主。捨てる予定だった人毛を盗まれる

■最終話『コインロッカーベイビー』あらすじ

その日登庁してみると、
あるべきはずの職場が無かった。

比喩でなく、
昨日まであったはずの地下５階の編纂室が消滅していた。
本来は編纂室のドアがあるべき場所に、
それがさも当然であるかのようにコンクリートの壁が立ちはだかっていた。

なにが起きたのかもわからぬままに、
別々の部署に異動となった風海たち。
それぞれの思いを胸に
彼らが遭遇する最後の事件とは――！？

流行り神シリーズ　最終話　ご期待ください！


文字通り、
消えてしまった編纂室。

風海は捜査一課に
再配属されるようだが――



■ミニゲーム【旧校舎のメリーさん】

本タイトルには、シェアリングできるミニゲーム【旧校舎のメリーさん】が収録されています。
お互いにソフトを持っている人同士でお楽しみいただけるのはもちろん、一本のソフトがあればシェアリングを通じて、最大6人のプレイヤー（6台のPSP）でプレイ可能となっています。

旧校舎のメリーさん


　“メリーさん”が出没するという噂を聞き、その真偽を確かめるべく、その旧校舎に足を踏み入れた編纂室のメンバーと、アドバイザーたち、総勢7人。
　しかし、旧校舎内に入った途端に、誰かの悲鳴が校舎内にこだまし、外へ通じるドアは奇妙な力によって閉じられてしまう。旧校舎に閉じ込められ困惑する一同に、 背後から“旧校舎のメリーさん”が迫る！


すごろくの要領で、さいころの出た目の数だけ移動。教室や廊下を移動しながら、何とか旧校舎から脱出しよう！


メリーさんに接触すると体力を１奪われる！　体力を３つとも失えば、異次元に連れ去られてしまいゲームオーバー。

教室のドアのあるマスに差し掛かると、そのまま廊下を進むか教室に入るか選ぶことができる。メリーさんは教室に入ってこれないため緊急回避にも使用できるが、教室内にとどまり続けることはできない。
また、教室に入るとランダムでさまざまな『カード』が手に入る。４つ集めると玄関の鍵を開けることができる『鍵カード』のほか、移動の進行方向を強制的に切り替える『靴カード』、メリーさんを強制的に移動させる『バットカード』など巧く使えば、ゲームを有利に進めることができるだろう。

プレイヤーの誰かが玄関の鍵を開けたら、後はその玄関から出たもの勝ちです。
旧校舎から逃げ遅れて、最後の１人になるとその人が敗者となります。

４つの鍵を集めるために協力し合ったり、誰かにメリーさんを押し付けて自分に有利になるよう仕向けたり。
入手した『カード』を巧く使いながら、周囲の人と駆け引きを楽しんでください！