発売直前のPSP「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう！6 Pride of J」，クラブエディットモードを詳しく紹介

　セガから明日11月12日に発売される，PSP用ソフト「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう！6 Pride of J」。
　本作は，「サカつく」シリーズの最新ナンバリングタイトルで，Jリーグに所属するサッカークラブの代表として，クラブ運営や試合采配などを行いながら，Jリーグ制覇，そして世界の頂点を目指すというサッカークラブ運営シミュレーションだ。

　本作では，オリジナルクラブまたはJリーグ36クラブから1クラブを選んで運営を行うのだが，クラブごとに当面の目標が異なるなど，“マイクラブ”の成長を実感しながらプレイできる仕掛けが盛り込まれている。
　また本作では，ラモス瑠偉さんがライバルクラブの監督として，イビチャ・オシム氏がゲーム中のクラブアドバイザーとして登場する。もちろん，あの“オシム語録”もゲーム内に再現されている。
　そのほか，皆藤愛子さん，八田亜矢子さん，山岸舞彩さん，大澤亜季子さん，鷲尾春果さん，伊藤友里さんという6人の豪華ゲストが，秘書やライバルクラブのオーナーとして実名で登場する。彼女達がどういった役どころで登場するかについては，「こちら」の記事でゲーム内キャラクターCGとともに紹介しているので，併せてチェックしてほしい。

「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう！6 Pride of J」公式サイト

　今回は，本作のメインとなるクラブエディットモードについて，運営を始めるまでの流れを紹介しよう。

　先に触れたように，本作ではオリジナルクラブまたはJリーグ36クラブから1クラブを選び，運営を行っていくのだが，クラブによって初期資金や戦力が異なっている。
　最初に代表者（プレイヤー名）を決定してから，クラブの選択を行う。
　オリジナルクラブの場合，ホームタウン/クラブ名を決め，エンブレムやユニフォームをエディットする。そのあとは初期資金内で監督/スカウトを決定する。初期所属選手は監督によって異なり，すべてゲームオリジナル選手となる。


　Jリーグのクラブの場合はJ1/J2の各18クラブから一つを選択する。実名所属選手のリストから，初期資金内に収まるように獲得する選手を選び，そのあとに監督とスカウトを選ぶ形になる。


　そのあとは，ライバルクラブを設定すればゲームスタートだ。ライバルクラブのオーナーは八田亜矢子さん，監督はラモス瑠偉さんとなり，因縁めいたイベントが用意されるとのこと。


　オリジナルクラブの場合はJ2から，Jリーグ実在チームの場合はクラブごとにスタートラインが異なる。J1の強豪クラブならJ1制覇，J2のクラブであればJ1昇格が第一目標となる。

実在クラブでスタートすると，実際にクラブを追いかけるサッカーライターが手がけたというクラブの紹介記事が表示される。もちろん36クラブすべてに用意されている

　そして実際の運営を開始する前に，以下の4項目を設定する。中でも「初期年齢」の項目をランダムにすると，国内外の所属選手すべての初期年齢がランダムに変化する。なお「日程進行」以外の項目は，ゲーム開始後に変更できないので気をつけよう。

チュートリアル：チュートリアルを見るかスキップするかの変更。
日程進行：一部イベントをスキップするかどうか。また、試合の無いターンをスキップするかどうかの変更。
初期年齢：ゲームスタート時のクラブ所属選手の初期年齢をランダムにするかどうかの変更。
サカつく選手：歴代シリーズの有名オリジナル選手の登場数を多めに／少なめにするかどうかの変更。

　マイクラブの選手や監督/スカウトについては，詳細なプロフィールが用意されている。今回は，その画面の見方をそれぞれ紹介するので，製品版のプレイ前に予習しておこう。

■選手プロフィール

　選手詳細は4ページで構成されており，選手の細かいプロフィールをここで確認できる。


　「基本情報」では，選手の現状能力が「Profile」に表示される。成長や衰えに応じてコメントの内容が変化する。「Position」では，ポジション適性が表示されるが，色が濃いエリアほど得意なポジションとなる。


　「試合成績」は，その年の試合成績および契約状態を確認可能だ。


　「プレイスタイル」は，“主プレイスタイル”を一つ，“サブプレイスタイル”を四つ所持可能。試合中に効果があるのは“主プレイスタイル”に設定しているもののみとなる。また，プレイスタイルにはそれぞれ「高速ドリブル」「ハードタックル」といったスキルがセットになっている。


　「特徴」は，その名のとおり選手個別の特徴で，「大舞台に強い」など，内容によって試合やプロモーションなどに影響を及ぼす能力だ。選手によって最大五つの特徴が設定されているが，先天的なものなので“後付け”されることはない。なお，公式サイトで行われた「Jリーグ選手アンケート」の結果は，この特徴に反映されている。


■監督/スカウトプロフィール

　監督は「基本情報」「戦術情報」「システム情報」「特徴」の4ページ，スカウトは「基本情報」「得意エリア」「特徴」の3ページの詳細情報が設定されている。

　監督の詳細画面では，重視するチームスタイルがグラフで表示されるほか，監督が得意な「練習タイプ」，練習始動や試合指揮に関係する「特徴」，監督が得意な「戦術方針」を確認できる。
　監督のチームスタイルと選手の連携タイプが合致していると，選手が能力を発揮しやすい。また「戦術方針」では，設定している実際の戦術（青い丸）と監督の得意戦術（黄色い四角に挟まれた範囲）との相関性を確認できる。得意範囲から外れている場合，青い丸は暗く表示される。


　スカウトの詳細画面では，ポジション別の得意度，得意エリア，特徴などを確認できる。スカウトはポジションごとの得意度がランクで，コネクションの強い地域がレベルで表示される。選手や監督の獲得のみならず，移籍金や年俸の交渉にも得手不得手がある模様だ。


　最後に，エディット選手作成方法を紹介しよう。
　本作でのエディット選手作成は，本編とは別モードで行い，ゲーム中のいつでも好きなときに，作成時の状態でクラブに加入させられる。ただし，エディット選手は1名しか加入できないのでご注意を（選手の作成は複数行える）。


　最初に行うのは，エディット選手の基本能力値の設定だ。まず能力/連携/成長/特徴/プレイスタイルなど，各項目がルーレット方式で（ある程度）ランダムで決定される。結果が気に入らなければルーレットを回し直せるので，気に入った能力の選手が出るまで，何度でもやり直すことが可能だ。
　基本能力値の設定後は，選手のスキルにボーナスポイントを割り振る。バランスタイプや一芸タイプなど，選手の個性はプレイヤーの方針（とボーナスポイント）次第となる。


　「こちら」の記事で紹介したように，本作の体験版は，サカつく6公式サイトとPlayStation Storeからダウンロードできる。製品版とはデータの一部仕様が異なるほか，セーブデータ引き継ぎは行えないが，“1年の8月”まで製品版同様にプレイ可能なので，購入を検討しているという人はプレイしてみてほしい。

「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう！6 Pride of J」公式サイト

【商品概要】
商品名：J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう！6 Pride of J
対応機種：PSP「プレイステーション・ポータブル」
発売日：2009年11月12日発売予定
価 格：UMD版 6,090円（税込）／ダウンロード版 5,400円（税込）
ジャンル：スポーツ育成シミュレーション
プレイ人数：1〜2人（アドホックモード対応）
CERO表記：A（全年齢対象）
著作権表記：
(C) SEGA　LICENSED BY J.LEAGUE　Stats Stadium　The use of real player names and images is authorised by FIFPro Commercial Enterprises BV.

※ゲーム中のJリーグ選手は2009年6月21日時点のJリーグ登録選手を基に（株）セガが選定したものです。