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【PR】Alienwareは年頭からエンジン全開。「M17x」の新モデルは,フルHDの120Hz液晶が選択可能で,PS3やXbox 360のゲーム画面表示もできる
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印刷2011/01/11 14:00

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【PR】Alienwareは年頭からエンジン全開。「M17x」の新モデルは,フルHDの120Hz液晶が選択可能で,PS3やXbox 360のゲーム画面表示もできる

The Palms Hotel&Casinoの入り口に用意されていた“プレイアブルスペース兼広告塔”的自動車。バンパー部分に「3D Vision Surround」の試遊台が用意されていたり,車体後部にはサイネージよろしく複数のディスプレイが設置されたりして,異彩を放っていた
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 現地時間2011年1月6〜9日の日程で,米ネバダ州ラスベガスにて開催された「2011 International CES」(以下,2011 CES)。同イベントに合わせる形で,Dellは,メイン会場となる「Las Vegas Convention Center」から約5km離れたところにあるホテル「The Palms Hotel&Casino」にプライベートブースを設けていた。
 そんなDellのブースに足を伸ばしてみたので,その内容をレポートしてみたい。もちろん,ターゲットはAlienwareだ。


Sandy Bridge搭載の新Alienware M17xは

「120Hz」「HD 6970M」「WirelessHD」がポイント


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 プライベートブースは,Dellの豊富な製品ラインナップを反映し,ターゲットとなるユーザーごとに部屋が区切られている。ゲーマー向けPCとなるAlienwareの展示にはロフトが使われており,ところ狭しと最新モデルが並べられていた。

 そのなかでも,2011 CESにおける目玉となるのが,新型の「Alienware M17x」だ。Alienware M17xは,17インチ液晶パネルを組み合わせた最上位モデルとなるが,最新世代ではもちろん,「Sandy Bridge」世代のCore i7&i5プロセッサに対応。販売開始時点では,最上位のBTO選択肢として,「Core i7-2820QM/2.30GHz」を選択できるようになるという。

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会場に展示されていたAlienware M17x。基本的な外観は従来モデルと変わっていない気配だが,サウンド周りは北米市場でよく知られたスピーカー製品メーカー,Klipsch(クリプシュ)の技術でチューンされている
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展示機の本体カラーは「マットネブラレッド」で,滑らかな手触りの塗装になっている。もう1色,同じ肌触りながら黒い「マットステルスブラック」も用意される
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本体を持ち上げて裏を見せてもらった。CPUおよびGPU用と思われる2基のファンを内蔵しているのが分かる。なお,重量は11ポンド(約5kg)だそうだが,BTO構成で大きく変わるだろう

液晶パネルはアスペクト比16:9のフルHDとなった。AlienwareのノートPCでおなじみ,液晶パネル部のガラスコートは新世代機でも健在だ。「この加工でこそクリアで美しい映像が得られる。ノングレアパネルはBTOオプションとしても用意していない」(Alienware)
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 そして,最新世代のCPUを選択できるのと同じか,それ以上に重要なのが,ディスプレイ周りの強化だ。
 Alienware M17xでは,解像度1920×1080ドット,LEDバックライト採用の液晶パネルを採用しているが,最大のポイントは,その高解像度を活かすべく,Radeon HD 6000Mシリーズの最上位モデル「Radeon HD 6970M」を選択できること。一方,「GeForce GTX 460M」を選択したときには,垂直リフレッシュレート120Hz対応の液晶パネルを選択できるようにもなっているのだ。
 つまり,ノートPCとしてとことん3D性能を追求したいときにはRadeon HD 6970,マルチプレイFPSなどのプレイを前提に,“ぬるぬる動く”液晶パネルを選択したいとか,3D Visionによる3D立体視を利用したいときはGeForce GTX 460M+120Hzパネルを選択できるというわけである(※120Hzパネルを選択しないという権利も,もちろんユーザー側には残されている)。

GeForce GTX 460Mを搭載し,3D Visionに対応するモデル。トランスミッタは液晶ディスプレイ部に内蔵されているので,3D Visionメガネをかけるだけで3D立体視を利用できる……が,日本ではフルHDのリアル120Hz表示に対応していることのほうがより好意的に受け入れられるかもしれない
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ロフトに展示されていたVIZIO製テレビ。Alienware M17xで実行している「FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK」の映像を表示していた。「レシーバーはどこにあるの?」と筆者は聞いてしまったが,「このモデルにはレシーバーが内蔵されている」とのことだった。Alienware M17xとの距離がけっこうあったため,1枚の写真に収められなかった点はご容赦を
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 ちなみに,「日本市場での提供時期は未定」(担当者)としながらも,Alienwareが2011 CESで一押しにしていたのは,「WirelessHD」への対応だ。
 WirelessHDはフルHDの動画を無線で伝送する規格の1つ。最近は同種の規格が乱立気味だが,WirelessHDは北米市場で著名なテレビ製品ブランド「VIZIO」が2011 CESで対応製品を発表したため,普及が期待されている。WirelessHDに対応したAlienware M17xのデモでも,無線送出先のディスプレイデバイスはVIZIO製テレビだった。
 北米市場ではVIZIOが単体のレシーバーも取り扱っているようなので,これがAlienware M17xのBTOオプションなどといった形で日本市場に入ってくれば面白そうだ。

 ちなみに,ワイヤレス伝送ということでゲーマーとして気になるラグだが,Alienwareの担当者いわく「ない」。ゼロかどうかは分からないが,ゲーマーが気になるような描画の遅れはないとのことで,本当だとすればこれは画期的だ。

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HDMI入力のほか,USB 3.0×2,eSATA/USB 2.0×1,カードリーダー,スロットイン型光学ドライブが用意される右側面
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こちらは本体左側面のI/Oインタフェース群。アナログRGBとHDMI 1.4の両ディスプレイ出力に,1000BASE-T LAN,USB 2.0×2(※うち1つはType B),サウンド入出力が用意される
 ディスプレイ周りでもう1つユニークなのは,本体右側面にHDMI「入力」端子が用意されていること。これはいったい何なのかというと,「PlayStation 3やXbox 360を接続すると,これらゲーム機の映像を表示できる」のだそうだ。17インチ液晶パネル搭載のノートPCというと,やはり大きな印象を持つ人が多いと思うが,テレビ以上に高精細な外部ディスプレイとして使えるとなると,パーソナルかつコンパクトな“オールインワンゲーム環境”として,新たな価値も出てくると思われ,このアイデアは非常に面白い。

 なお,ぱっと見て分かる従来モデルとの違いは,タッチセンサー周りのデザインが変わっていることだろう。従来モデルの場合,小さくて邪魔にならないのはよかったのだが,ややもすると小さすぎ,操作性や視認性の面でマイナスに感じられることもあった,それが,「何がどこにあるか」分かるようになったのは,使い勝手の点で大きそうである。

タッチセンサー部がボタンらしくなり,押し分けやすくなった(左)。一方,バックライトのLEDカラーを変更できるキーボードなどはこれまでどおりだ
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Alienware AuroraもSandy Bridge搭載

基本仕様はそのままに性能を強化


Alienware Aurora
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 Alienware M17xの刷新が目玉となった2011 CESのAlienwareだが,デスクトップPC「Alienware Aurora」も,アップデートされている。形状は従来モデルと同じながら,本体カラーが「マットステルスブラック」「ダーククローム」の2色となり,さらに,BTOで選択できるCPUがSandy BridgeコアのCore i7&i5へと変わり,グラフィックスカードの選択肢として「Radeon HD 6950」のCrossFireX構成が追加されたり,標準でSerial ATA 6Gbps&USB 3.0をサポートしていたりと,基本性能の大幅な引き上げを果たしているのだ。

 残念ながら展示機は「Intel X58 Express」搭載の現行機だったのだが,最新モデルでは新世代の「Alienwre Command Center」ソフトウェアがプリインストールされ,LEDイルミネーションのほか,消費電力や温度周りの設定を行えるようになるとのことだったので,これは製品版登場に期待しておきたい。

すでに十分完成されていると述べていいAlienware Aurora。microATXマザーボードを採用しつつ,マルチGPU構成に対応する点や,標準で液冷CPUクーラーを搭載する点,ストレージトレイの使い勝手が抜群といった点などは,新モデルでも健在とのことなので,安心してよさそう
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 以上,2011 CESで明らかになった新製品をチェックしてきた。
 定評ある基本デザインはそのままに,使い勝手を強化したり,よりゲーマー向けのBTO選択肢を用意したり,そして何より基本性能を強化したりすることで,宇宙最強のゲームPCは,見事に正常進化してきたという印象だ。

 2011 CESのスペックそのままかどうかはともかく,早晩,日本でも出荷は開始されるだろう。人とは違うゲームPCを手に入れたい人にとって,Alienwareは,2011年も間違いなく注目のブランドだ。

Alienware日本語公式サイト

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