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[TGS 2010]“Xbox 360の成功には日本のクリエイターの力が不可欠”。MSから5作のKinect専用タイトルなどが発表された,TGS 2010基調講演レポート
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印刷2010/09/16 16:42

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[TGS 2010]“Xbox 360の成功には日本のクリエイターの力が不可欠”。MSから5作のKinect専用タイトルなどが発表された,TGS 2010基調講演レポート

画像集#001のサムネイル/[TGS 2010]“Xbox 360の成功には日本のクリエイターの力が不可欠”。MSから5作のKinect専用タイトルなどが発表された,TGS 2010基調講演レポート
 本日(9月16日)行われた,東京ゲームショウ2010の基調講演のレポートをお届けしよう。
 講演の冒頭,壇上にはマイクロソフト ホーム&エンターテイメント事業本部長 泉水 敬氏が登場。泉水氏は,今回この基調講演の中で紹介する作品は,すべて日本のクリエイター達の手によるものだと述べ,マイクロソフトは,Xbox 360の成功のためには日本のクリエイターの力が非常に重要だと考えていると説明した。


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「メタルギアソリッド:ライジング」(KONAMI)
 最初に紹介されたのは,KONAMIの「メタルギアソリッド : ライジング」だ。タイトル自体はすでに発表されているが,今回,本作のプロデューサーである松山氏と,ディレクターである木村氏による世界初の実機デモが行われた。

 本作は,敵やオブジェクトを刀で自由に切り刻めることでも話題を集めている。デモの画面は肩越しの三人称視点となっており,画面上には主人公の刀の予測軌道が青い光で表示されている。ボタンを押すことで,この軌道に沿って刀が振り抜かれる仕組みだ。実機デモでは,ボウリングのピンや,スイカをスパンスパンと真っ二つにしていく様子が紹介された。

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 続いて壇上には,Microsoft Game Studios担当コーポレート バイスプレジデントを務めるフィル・スペンサー氏が登場。フィル氏も泉水氏と同様,Xbox 360の成功のためには日本のクリエイターの力が欠かせないと述べ,その重要性を強調した。
 そして,日本における“五つのまったく新しいクリエイティブパートナーシップ”として,以下の作品を紹介していった。

「Fire Pro Wrestling(仮称)」(スパイク)
 人気プロレスゲーム,ファイヤープロレスリングシリーズのリメイク版で,Xbox LIVE アーケードでリリース予定となっている。上映されたトレイラーには,Xbox LIVEのアバターがそのままマスクをかぶったレスラーに変身し,プロレスを行う様子が収められていた。

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「レイディアントシルバーガン」(トレジャー)
 「斑鳩」「ガンスターヒーローズ」などといった名作シューティングを手がけてきたメーカー,トレジャーの作品。かつてアーケードやセガサターン向けにリリースされた同名縦スクロールシューティングのリメイクとなる。
 Xbox LIVE アーケードで提供される予定で,ローカルまたはオンラインでのCo-op(協力)プレイが楽しめる。

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「Haunt(仮称)」(七音社)
 お化け屋敷を探索していく,Kinect専用のホラーゲーム。1985年に「PSY・S」でデビューしたミュージシャンであり,「パラッパラッパー」の音楽を手がけたことでも知られる松浦雅也氏が率いる七音社が開発中だ。講演中,その松浦氏のビデオメッセージが上映され,どのようなゲームか簡単に説明していた。また,トレイラーも上映された。

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「Project Draco(仮称)」(グランディング)
 ドラゴンを操って空を飛び,共に戦いを繰り広げるKinect専用フライトシューティングで,「パンツァードラグーン」などのディレクターを務めた二木幸生氏が手がけている。登壇した二木氏は,Kinectを初めて見たとき,それを使って空を飛ぶゲームを作りたいと思ったと述べていた。

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「codename D(仮称)」(グラスホッパー・マニファクチュア)
 「NO MORE HEROES」を手がけた,グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏の新作で,Kinect専用タイトルだ。上映されたトレイラーでは,動物のマスクを被った異様な風貌のキャラクター達が,野球帽を被った主人公らしき人物と対峙している様子が描かれていた。
 説明によれば,本作は“銃や剣を使わないで戦うアクションゲーム”だという。ムービーには,野球のボールを握りしめているシーンもあったので,もしかするとそれも“武器”の一つなのかもしれない。

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「Child of Eden」
 ステージには,再び泉水氏が登場。バンダイナムコゲームスの「東北大学 川島隆太教授 監修・指導 体で答える新しい脳トレ」が欧米でも発売されることが決まったことを紹介したあと,E3 2010で発表された「Child of Eden」のクリエイター,水口哲也氏を壇上に招いた。

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 水口氏はChild of Edenについて,ウイルスに犯された電脳空間を浄化していく内容だと説明した。Kinectを用い,指揮者のような動作で,音と映像を自分自身の手で作り上げていくようなゲームを目指したという。
 今回の基調講演では,初公開のステージ「Beauty」で,まさに指揮者のような動きでプレイする映像が紹介された。

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「Rise of Nightmares(ライズ オブ ナイトメア)」(セガ)
 次に,セガの「Rise of Nightmares(ライズ オブ ナイトメア)」が紹介された。本作は,Kinect専用のホラーアドベンチャーで,スリルと恐怖に満ちたプレイフィールが味わえる作品とのこと。上映されたトレイラーは,次から次へと男女の悲鳴が聞こえてくるという内容となっていた。


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「重鉄騎」(カプコン)
 そして最後に,Kinect専用タイトルとしてカプコンの「重鉄騎」が公開された。上映されたトレイラー(関連記事)は上陸作戦の様子を描いたもので,モノトーンだったこともあり,第二次世界大戦ものの作品かと予想した。
 ところがその後,二足歩行型の兵器が登場したことから,それが間違いだということが分かった。それではどんな作品かと興味が膨らんだところで,ゲームのタイトルが大写しになり,トレイラーは終了。そのあと,カプコンの稲船敬二氏が登場し,フロムソフトウェアと協力して開発していることを明らかにした。

 稲船氏の説明によれば,ゲームの舞台は,コンピュータが存在していないうえ,アメリカが占領されてしまっているという“IFの世界”とのこと。先ほどのムービーで描かれていたのは,アメリカ軍による,本土奪還作戦の一コマなのだそうだ。

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