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[COMPUTEX]Microsoftの基調講演で公開された「KinectとWindows Phoneとの連携」
また,Microsoftが手がける新ビジネス領域として教育現場を挙げ,実体としては少ない台数のPCで,クラスの人数分のPC環境を提供する新しい仮想化技術の応用例なども紹介されている。
そしてGuggenheimer氏は,ゲーム&エンターテインメント系の話題として,Kinectセンサーの今後の展望と未来像に言及した。
そこで,Microsoftとしては,Kinectを,ゲーム用途以外にタッチインタフェースや手書きインタフェースとはまた別次元の「ジェスチャー入力デバイス」としてWindows環境へ取り入れていく予定とのこと。現在は,有志によってゲリラ的に行われているKinectのWindows環境への対応も,将来的にはMicrosoftの公式ドライバやSDKによって行われることになる。
Guggenheimer氏は,Xbox 360自体がほかのWindowsプラットフォーム(≒デバイス)との連携を強めていく未来像にも触れ,そのコンセプトを説明したものとして以下の映像を公開した。
ムービーは,「関根勤似の白人男性が,自宅で平和にKinectゲームを楽しんでいると,男性と同年代風の黒人女性がゲームの進行にWindows Phoneからちょっかいを出し始める」ところから始まる。さらに,続いてやってきた辺見えみり風の混血女性が,「関根勤似が対応不能なくらいの障害物」をゲームステージに出現させてしまい,男性はあえなくゲームオーバー。一方,2人の女性は大喜びで,関根勤似のゲームオーバーを祝福するというものだ。
これは,女性2人から目の敵にされている不幸な男性の悲哀を描いたもの……ではなく,Windows Phone搭載のスマートフォンをXbox 360とつなぐと,スマートフォンのタッチインタフェース経由で,Kinectゲーム――「Kinectアドベンチャー」のスペシャル版といった風情だ――に参加したり,干渉したりできることを示した映像となる。
これは「いつ実現される」という具体性を持ったメッセージではないようだが,Microsoftが「KinectをXbox 360用の周辺機器で完結させるつもりがない」とあらためて意思表明した映像として見ると興味深い。
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