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[G-Star 2011]アジアで初のローカライズとなる「RIFT」韓国版について話を聞いてみた。最新トレイラーも掲載
Riftは,長らく「World of Warcraft」による寡占状態が続いていた欧米のMMORPG市場において,久々に頭角を現したタイトルである。ゲーム自体の完成度の高さもさることながら,リリース後も立て続けにアップデートや販売キャンペーンなど活発な動きを見せており,着実にシェアを伸ばしてきている。ゲームの詳しい内容については,以前4Gamerに掲載した特集記事を見てもらうのが早いと思うが,コアなMMORPGファンに向けて,今でも自信を持ってお勧めできる一本だ。
CJ E&Mによると,2011年3月の正式サービス開始直後からRiftには注目しており,これは「本物」だと確信して契約に至ったという。決め手となったのは,MMORPGとしてのゲームシステムが極端に奇をてらっておらず,その中で「どうやったらWoWを超えられるか」を徹底的に追求している点,つまりTrion Worldsの開発/運営ポリシーだそうだ。
今回のプレイアブルバージョンでは,さまざまなソウルが登録されたレベル18のキャラクターを使って,リフトやインベージョンのバトルを楽しめるようになっていた。来場客の入りもよく,欧米産でありながら,G-Starの盛り上がりに一役買った出展作であった。
CJ E&Mは,Riftのゲームシステム/バランスを最大級に評価しており,ローカライズ時には一切手を加えない方針だという。ただ,いかにも洋ゲー然としたキャラクターの外見だけは不満なようで,できればフェイスタイプやアバターアイテムの変更を行いたいとのこと。しかし,そういったカルチャライズ要素よりも,テキストの翻訳作業といった“普通に遊ぶ”ための環境整備を優先して,現在ローカライズ作業を進めているという。
毎年G-Starを取材していると,Riftのような欧米のMMORPGのローカライズ出展作をちらほら目にする。韓国支社のあるBlizzard Entertainmentが積極的に出展しているのはもちろんだが,そのほかにも「Age of Conan」や「Warhammer Online」あたりのタイトルも,パブリッシング契約を経てマメに出展されているのだ。韓国の“G-Star”は,家庭用ゲーム機やPCパッケージゲームの出展作はほとんどないものの,オンラインゲームのジャンルに限っては世界中の注目作が集まるという,非常に尖った性質のゲームショウといえるだろう。
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