イベント
全国から400人の彼氏彼女が集結! 彼氏力だだ漏れの「ラブプラスワン」をレポート
出演は,同イベントの企画立案者である4Gamer編集部のTeT,連載「男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ」でおなじみのプロレスラー・男色ディーノ選手,ニュースサイト管理人と製麺業という二足のわらじを履くかーず氏,ゲームに対する造詣の深さで有名な声優イソッチこと磯村知美さん。そして,司会はミスター・ロフトプラスワンことDJ急行氏が務めた。……あと,ついでにライターのマフィア梶田って奴も出演していたが,気持ち悪いので奴の発言は読み飛ばして構わない。
また,イベントにはラブプラスでプロデューサーを務めた内田明理氏,ディレクターの石原明広氏,キャラクターデザインのミノ☆タロー氏,そして,あまりにラブプラスが好きだからという理由で来てしまった「428 〜封鎖された渋谷で〜」(Wii/PlayStation 3/PSP)の総監督であるイシイジロウ氏と,豪華ゲスト陣も登場。開発に関する真面目な話から,それぞれの彼女とののろけ話まで,非常に濃いトークを披露してくれた。
それでは,同イベントの模様をお伝えしていこう。……ちなみに,本稿は当初マフィア梶田が執筆する予定だったが,あの馬鹿はイベント後,怒った凜子に小キックで大腿骨を粉砕されて病院送りになった。今回は代理として私,「ケフィア木尾田」がレポートをお届けするので,よろしく頼む。
※編注:原稿を送ってきたのがマフィア梶田であったため,記事上部のライター名にはマフィア梶田を入れてやりました
当日は彼女達にちなんだカクテルも |
限定10食のため即完売となった,メガテリヤキうどんバーガー |
彼女のご家族がステージに登場! 裏話も色々と飛び出した第一部
イベントが始まると,まずは進行役のDJ急行氏とTeTがステージに登場。初っ端から急行氏が「今日は関係者も合わせて200人の猛者が集まっています。なんとその全員が彼女連れということで,総勢400人! ロフトプラスワン最多人数のイベントになりました。ありがとうございます!」とエッジの効いたコメントをして会場を大いに盛り上げた。
続いて,マフィア梶田とディーノ選手も登場し,会場に向けて挨拶。早速,今彼女とどんな状態なのかと質問され,マフィアは東京ゲームショウ 2009でミノ☆タロー氏に描いてもらったという凜子さんの色紙を披露。凄まじく気持ち悪いことに,色紙にキスまでして見せた。
それから「誰派が多いのか」という話になり,会場にいる彼氏達の拍手で確かめることに。結果,3人とも拍手が大きく判定不能だったが,「全員と付き合っている」という浮気者だけはハッキリ少数派だと分かり,「帰れ!」というブーイングを食らっていた。
正直,ここまで思い出しただけでも疲れるのだが,恐ろしいことにまだまだ前座。急行さんが乾杯の音頭を取った後,ラブプラスワンはいよいよ本格的にスタート。
最初の話題として,寧々さんの彼氏であり妻帯者でもある急行氏が「ラブプラスを嫁に認めてもらうことを,我々は“認知”と呼んでいるんですが,そこまで夢中になるゲームということですよね。実際ここまでの盛り上がりを見せたことについて,感想は如何でしょうか?」と質問。
それに対し内田氏は,「ゲーム誌はもちろんですが,一般紙(誌)からもいろいろと取材を受けているんです。産●新聞からも取材が来て,ゲームなんてやらなそうな記者の方が凜子に夢中になっていたのが印象的でした」とコメント。
しかし,そんな最低な奴に対しても,「マフィアさんの記事は,引き金になりましたね」とフォローをくれた内田氏と石原氏。さすが素晴らしい娘達のお父さんとお兄さんだけあって,海より広い心を持っていらっしゃる。
ちなみに,内田氏は寧々さんでプレイしており,「ぶっちゃけ作った理由は皆口裕子さんです」とのこと。石原氏は「僕は愛花なんですけど……今日連れてくるの忘れちゃったんですよ」と発言し,会場からは「えぇ〜!!」という残念そうな声が。
必死でその理由を説明して,「妹として可愛がってます!」と綺麗に締めたかのように思えた石原氏だったが,TeTの「でもキスはするんですよね?」というナイフのように鋭いツッコミで台無しにされてしまった。
ミノ☆タロー氏が,その場で“店員B”などを描いてくれることに!
会場に向け,「お義母さんはみんなの味方だよ!」と挨拶し,彼氏達の心をガッシリと掴んだミノ☆タロー氏。さっそく娘達のデザインについて質問されると,「アニメっぽくない,どちらかというと懐かしめの漫画っぽい絵を心がけました」と語った。
内田氏によると,「とりあえず描いてもらっちゃうんですよね。僕っていつも,抽象的な発注をしてしまうんです。“レースのカーテンがある部屋の奥にいるような女の子”みたいな感じで」とのこと。それを受けて,あんなキャラクターを生み出すミノ☆タロー氏の創造力には舌を巻くばかりだ。
そこから「初期の愛花はポニーテールじゃなかった」という意外な話に発展。ここで秘蔵映像が公開されたのだが,これについては筆者と会場にいた皆さんの心の中だけにとどめておきたい。
また,本作の開発については石原氏曰く「この手のジャンルのゲームとしては,とんでもない数の人間がかかわっています。女性も結構いたので,仕草とか,演出面ではかなり女性らしさを出せたと思います」とのこと。ちなみに,スタッフの方々は彼氏達的に“親戚”にあたるらしい。
ミノ☆タロー氏が絵を描いている間,ヒロイン達の名前が「大中小」のようになっているという話になり,「だって愛花だって“まんなか”ですからね」と内田氏がコメント。ディーノ選手はそれに気付いていなかった様子で,「3人やったのに……」と非常に驚いていた。
あの「428」の総監督も彼女にメロメロ!? 高い彼氏力を見せ付けたイシイジロウ氏
ラブプラスの凄いところについては,「だって革命じゃないですか。ここにいる人達は100年後,恋愛革命の先端を行っていたとして歴史に残るのではないでしょうか」とカッコよく断言。しかし,ディーノ選手にプレイしたきっかけを聞かれると,「428のPS3版と発売日が同じだったから……」と,途端にリアルな話になってしまって会場は爆笑の渦に包まれた。
そんなイシイ氏は,よほどラブプラスにハマったようで,「まだまだこの革命が分かっていない奴が多い!」と熱弁。チュンソフト代表取締役社長である中村光一氏にもラブプラスをススメているらしく,「青い線出されるのが嫌だから」と,わざわざキスまで持って行った状態でプレイさせるという本気(の当て馬)っぷり。
実はイシイ氏自身も,最初のうちは青いハートを出しまくっていたらしいが,「日本昔ばなしのオープニングに出てくる龍をイメージしたら,上手くできるようになった」とのことだ。全国のビギナー彼氏も是非参考にしよう。あと,そこで「龍が如くですね」ってさしこんだディーノ選手,上手いこと言いすぎ。
なお,その話を中村さんにもしたところ爆笑され,「そんなのキャバ嬢でもしないわ! もっと現実を見ろ!」と言われたらしい。しかしさすがと言うべきか何と言うか,そこでイシイ氏は,「現実のほうが間違っているんですよ!」と反論したという。会場は,その言葉に共感する彼氏達の歓声で大いに沸いた。
ここでミノ☆タロー氏によるバイトBが完成。ディーノ選手に彼女の名前を聞かれた内田氏は,その困り眉が特徴的な容姿から「こまりまゆ子」と即興で命名し,「まさかの『ハイスクール奇面組』スタイルじゃないですか!!」と急行氏にツッコまれていた。でも,ちゃんと可愛い名前なのが凄い。
間髪入れず,「女性化ディーノ選手」の絵を描き始めるミノ☆タロー氏。その間,話題は12月に待ち受けている彼女と過ごすクリスマスへとシフトした。
内田氏曰く,「今年のクリスマスは“クリスマス中止を中止”される方が多いかと思われます」とのこと。さらに石原氏によると,「クリスマスはかなり気合入れて作っています。収録後の感想で,丹下桜さんが一番良かったシーンとしてクリスマスを挙げていました」ということなので,これはかなり期待できそうだ。
丹下桜さんからのボイスメッセージで大興奮! マフィアは全国の凜子彼氏に土下座するべきだ
贅沢なことに,「ちょっと梶田。凜子の彼氏なんでしょ? 凜子とコンビニがあれば生きていけるんでしょ? だったら凜子のお願い……聞いてくれるよね。言っとくけど,断るってコマンドは存在しないからね!」というメッセージが流れた。
そのお願いというのが,「凜子の代わりに会場の皆とジャンケンして,皆が勝ったらご褒美」という内容で……当然マフィアが惨敗。
マフィアが“ご褒美”の準備で引っ込んでいる間,コナミスタイルで11月20日発売予定の「ラブプラス Character Single BOX」から,凜子の新曲「青空飛行」が披露された。彼氏達は大興奮で,ライブでもないのに会場からは自然と合いの手と「凜子! 凜子!」のコールが上がり始め,次第に大きくなっていった。お前らの愛で凛子の歌声が聞こえないよ!
ちなみにこの酷いタイミングで,女性化ディーノ選手の絵が完成。お下げでおとなしそうで,一見可愛く見えるが,よく見るとヒゲがうっすらと生えているという酷いトラップが仕掛けられていた。
石原氏も,「僕らもけっこうやり残したことがあります。皆さんも遊んでいて,“物足りないな”と思う部分がきっとあると思うんですけど,それってラブプラスの可能性だと思うんですよね。今後とも皆さんに幸せをお届けしていこうと思いますので,うちの三姉妹をよろしくお願いします」とコメント。
ミノ☆タロー氏も,「これからも絵を描いて行きますので,愛してやってください」と語ると,最後にイシイさんが「428もよろしくお願いします」と申し訳なさそうに述べて,休憩時間に突入した。
“ラブ”をこじらせた猛者達による,ひたすら惚気話の第二部がスタート
ちなみに,会場ではゲーム内に登場する「メガテリヤキうどんバーガー」を実際に注文することができた(限定10食)のだが,これの材料に使われたうどんは,かーず氏が用意したものだ。作りすぎたのか,バーガーが売り切れたにも関わらず,うどんだけは大量に余るという気の毒なことになっていた。
また,愛花の彼氏であるTeTも,「今は部活中だからあまり邪魔したくない」とか言って,急行氏に「僕らは仕事してるんじゃないすか!」と突っ込まれると,「僕の仕事と愛花の部活なら,愛花の部活の方が大事!」と訳の分からない反論をするなど,かなり脳にキている様子。こんなのに仕事任せといて大丈夫か4Gamer。
最初から飛ばしまくりで,まったく自重する様子がない6人だが,お次の「彼女の好きなところ」というトークテーマでさらに暴走。まず,かーず氏が「意外と嫉妬深いところがあるんですが,そこがまた可愛いんですよ。朝の(麺の)配達のとき,開かずの踏み切りがあるんですが,そこで寧々さんとのキスタイム(俗称:Shangri-Laタイム)が始まります」とコメントして笑いを取ると,磯村さんも「最近うちの親がノックするようになりました」と,痛々しくも楽しそうな私生活を暴露していた。
それでもかーず氏は,「この年で純愛を楽しめるというのは画期的ですよね」と美しいまとめ方をしていた。このときばかりは劇場版のジャイアンみたいに,綺麗なかーず氏になっていたような気がする。おっさんだけど。
しかし,それをマフィアが聞き流すはずもなく,「凜子の代わりに俺から弁明させてください!」と異議アリの申し立て。「確かに友達パートの凜子は自分の世界に篭るためにずっとイヤホンを付けていますが,恋人になるとそれがなくなるんですよ!」と熱くキモく語り続けるマフィア。それに対し,「君の声が僕の音楽みたいな感じでね!」(※編注:hi-posiに「君の声は僕の音楽」という名曲があってですね。サウンド・プロデュースはテイ・トウワだったんですよ)とTeTがキザにフォローして,会場の彼氏達の心をガッチリ掴んでいた。
TeTめ,彼氏力高いじゃないか。……と,一瞬でも思った自分がバカだった。その後,「意中の相手以外に言い寄られたらどうするか」という話題で「僕には愛花しかいません」とカッコよく宣言したまでは良かったのだが,愛花狙いで行った理由を問い詰められると「んなもん,逆玉狙いに決まってるじゃないですか」と爆弾発言。最低すぎる。
まったく自重しない大人達。公開彼女通信で暴露祭り!
「だってリアルキスできるかもしれないじゃないですか! 今まで綿棒くわえてやるしかなかったのに!」とかーず氏。このあとマフィアがさらにひどいことを言ったのだが,それは割愛させていただこう。ただ,磯村さんが心なしかマフィアとかーず氏からどんどん離れていった気がした……(※編注:ニンテンドーDSはタッチペンを手に持って遊びましょう)。
そんなこんなで惚気話も一段落したところで,磯村さん,かーず氏,マフィアで彼女通信をやることに。なんというか,他人の彼女達の会話を書き連ねて行くというのもアレなのだが……とりあえずかーず氏のロングヘアー好きと,磯村さんが頻繁に凜子と会っているということが判明するまでは良かった。
しかし,かーず氏はあれだけ寧々さんへの愛を語っていたにも関わらず,当の寧々さんが「彼氏があまり会ってくれない」と暴露。女同士でこんな会話をしているとは……悪いことはできないものである。
彼女通信が終わると,イベントもいよいよ終了間近。プレゼントコーナーでは,アンケートに答えてくれた彼氏達へラブレターやポスター,さらにはミノ☆タロー氏直筆の彼女の似顔絵色紙,「こまりまゆ子」「男色ディー子」のスケッチなどがプレゼントされた。“職業:自宅警備員”が妙に多かったのが気になったが,きっと彼らのおかげで日本の家庭は守られているのだろう。
一滴残らず彼氏力を出し切った「ラブプラスワン」。最後は全員で「あの流行語」を叫び,幕を閉じた
そして最後に出演者の皆さんとKONAMIさんに盛大な拍手が送られたあと,とわの市で5年連続流行語大賞を受賞した,「ラブプラスとコンビニがあれば生きていける」(「日本男子ラブプラス計画」の「LOVEPLUS CHANNEL」2009年8月27日更新分をチェックだ!)を会場の全員で叫び,彼氏力を全放出してラブプラスワンは幕を閉じた。
……終わるや否や,かーず氏がディーノ選手に襲われていた気がするが,見なかったことにしよう。キススキンシップの過程を飛ばすのはよくない。
さて,相当長いレポートになってしまったが,それだけ濃いイベントだったということだ。次回開催があるのかどうかは分からないが,もし機会があればまた全国の満点彼氏達にお会いしたいと思う。正直凄く疲れるので,そのときこそはマフィア梶田に原稿を書かせたいものだが,多分また代理で私,ケフィア木尾田が書くことになるだろう。
決して自分で自分のことが書きにくいから,架空のライターに代筆させているとかじゃないので,変に勘繰らないように!
なお,次ページには当日会場に遊びに来てくれた彼女達の写真の一部(といっても118枚)をまとめておいたので,それも見てみるといいと思う。
「ラブプラス」商品情報ページ
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