プレイレポート
育成バリエーションの豊かさやキャラクター性の高さがウリ。MMORPG「Le Ciel Bleu」のCBTプレイレポートを掲載
本作はクォータービュータイプの2D MMORPGで,プレイヤーキャラの育成バリエーションの豊かさや,キャラクター性の高さを大きなウリとする作品だ。
またル・シエル・ブルーでは,通常のシーンで2頭身半で表現されるプレイヤーキャラとNPCが,会話シーンになると頭身の高いイラストとして描かれるといった,コンシューマゲームやPC用のシングルRPGを思わせる演出が用いられている。
今回4Gamerでは,クローズドβテストの実施に先がけて本作に触れる機会を得たので,そのインプレッションをお届けしよう。
なお,取材時に用いたクライアントはローカライズ中のバージョンだったため,メッセージの一部が中文表記になっている。もちろん日本サービスにあたっては,すべて日本語表記となる予定なので,ご安心を。
一人のキャラにつき,最大7種類のクラスを選択可能! どう成長させるかはプレイヤー次第
人々が統治するようになった世界には複数の勢力が乱立し,大戦が繰り返された。やがて時が経ち,それらの勢力は大きな二つの連盟「クリムゾン・ルビー」「アルカディア・ブルー」に収束した。プレイヤーはいずれかの連盟に所属し,三女神の遺した「運命の書」の所有者として冒険を繰り広げるのである。
チュートリアル担当の教官。選択したキャラクタークラスによって,異なる教官が登場する |
一部しか見えないが,教官はチュートリアル中に巨大なモンスターと戦い始める! これ以上近づくと,プレイヤーキャラは即瀕死の状態に |
キャラクター作成時には,基本となる「冒険者」のほか,「ソードマン」「アーチャー」「ヒーラー」「マジシャン」「アサシン」の五つのクラスからいずれかを選択できる。ステータスは,レベルアップするごとに獲得できるポイントを,プレイヤー自身が割り振っていく方式だ。
また,ゲームを進めて一定の条件を満たすことで,上記6クラスのほか,さらに上位のクラスも選択可能になるという。例えば,ソードマンおよびマジシャンのレベルと関連ステータスを上げていくと,上位の「マジックナイト」を選べるようになるといった具合だ。
興味深いのは,一人のプレイヤーキャラにつき最大六つの「クラススロット」がある点だ。本作では,冒険者を含む最大七つのクラスを適宜切り替えてプレイできるのである。
各クラスのレベルは独立しているが,キャラのステータスや,習得したパッシブスキルは共有される。クラススロットはゲームの進行に応じて拡張されていくので,より多くのクラスを選択してそれぞれのレベルを上げるほど,プレイヤーキャラの能力は底上げされていくわけだ。
早期に六つのクラススロットを使い切ってしまうと,あとから登場する上位クラスを選択できない状況に陥る可能性がある。いろいろなクラスに手を出すのもアリだが,メインでプレイするクラスを一つに絞り,残りはパッシブスキルを習得するためのサブクラスまたは上位クラス用と割り切ってプレイするのも手といえるだろう。
スキル体系は,画面には表示されていないがツリー状となっており,特定のスキルを一定レベルまで上げることで,その上位スキルが選択できるようになる |
冒険者のステータスバランスと近いのではないかと考え,二つめのクラスに「アサシン」を選択。予想はおおよそ的中した |
そのほか細かいところでは,どちらかの連盟に肩入れしているNPCも登場する。そのようなNPCの場合,所属連盟によって,プレイヤーに対する接し方が大きく異なるのである。
連盟「アルカディア・ブルー」の会長。身長が低いことにコンプレックスを持っているツンデレ,という狙いすぎのキャラ |
頭にはウサ耳,胸元には巨大な鈴と,もはや「世界観って何?」といいたくなるキャラだが,細かいことを考えない方がきっと楽しいはず |
パーティプレイを前提とする「連盟クエスト」をはじめ,オンラインゲームならではの要素が充実
本作は“クリックゲー”と呼ばれるタイプのMMORPGで,基本的な操作はマウスのみで行えるが,スキルスロットに登録したスキルはキーボードでも発動できる。
また,クエストを請け負い,クリアしたら報告するといった流れは一般的なMMORPGと同様だ。マップ上で目的地をクリックすると自動的に移動したり,目的のNPCまでテレポートしたりできるほか,ゲーム内で得た情報はほとんどすべて「運命の書」で確認できるようになっており,全般的にユーザビリティが高い印象だ。
クエストには,一人でもクリアできる通常タイプのほか,パーティプレイを前提とした「連盟クエスト」というものがある。
連盟クエストは,インスタンス形式のフィールドを舞台に,与えられた目標をクリアしていくという内容で,クエストごとに最低参加人数が設定されている。
クリア報酬には,それぞれのレベル帯に見合う性能を持った武器や防具,アイテムが用意されており,連盟クエストを一つずつクリアしていくだけでもゲームはスムースに進行していくという。
連盟クエストの難度は,プレイヤーのレベルに応じて10段階に分かれている |
巫女と,工事用ヘルメットを被ったマジシャン,羽根つきパンダがパーティを組む,なんとも独特な世界である |
その代わり,日本のゲーマーの傾向を考慮し,プレイヤー同士がスムースに集まれるよう,募集要項の掲示や確認を気軽に行えるシステムの実装を検討しているという。
「運営の書」ごとに用意されたスペシャルスキルを発動したところ。発動時にイラストがカットインされる |
「連盟クエスト」終盤のボス戦の様子。このボスはプレイヤーキャラに対して小さく,このショットでは分かりづらいかも |
コミュニティ関連では,プレイヤー同士でギルドを結成できる。メンバーがアイテムなどを献上することでギルドレベルが高くなり,利用できる機能が増えていく仕組みだ。今回の取材では,ギルドメンバー用の「ギルドハウス」機能を確認できた。
ギルドハウスには「執事」「メイド」のいずれか一人を配置可能だ。執事/メイドは,ギルドレベルが上がるにつれ,ギルドハウス限定のアイテムを販売するようになる。
なお執事やメイドは,それぞれ外見と性格が異なる2タイプが用意されているので,どれを選ぶか悩みそう。
さて,これまで紹介してきたように,本作はMMORPGとしてとてもオーソドックスな作品に仕上がっている印象だ。4Gamerではもちろん,新たな情報が入り次第お伝えしていくので,本作のサービスインを心待ちにしている人は続報を楽しみにしてほしい。
- 関連タイトル:
Le Ciel Bleu 〜ル・シエル・ブルー〜
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