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[Gamescom]中世の中東を舞台に十字軍とサラセン軍が激突する異色のストラテジーRPG「Lionheart: Kings' Crusade」もいよいよ完成間近!
本作では,すべてのユニットにレベルやアイテム所有の概念が盛り込まれており,リチャード王を始めとする複数のユニットが戦場で共に戦い,やがては一騎当千の猛者へと成長していく姿が描かれる。また,通常アイテムや“レリック”と呼ばれる特殊アイテム以外にも,治癒能力のある医者を同行させてヘルスの回復能力を高めるといったこともできる。もっとも,こういった同行者の数は限られており,スキル所有者をどのユニットに同行させるかといったことも,プレイヤーの戦略に委ねられているのだ。
本作には,ローマ法皇,神聖ローマ,テンプルの騎士団,そしてフランス王室という四つの政治勢力が混在しており,リチャード王は各々からさまざまな指示を受けることになる。当然,一つの勢力に加担すると,ほかの勢力との友好度が下がり,やがては敵対関係になってしまうこともあるのである。友好関係を構築できれば,それぞれの陣営に用意された,相当な武力を持つ特殊ユニットを利用可能になるのだが,逆に敵対関係になってしまうと,刺客の軍隊を送り込まれたりもするという。
「Total War」ほどではないが,多数のユニットを動かして上陸から野戦を開始し,高台などに陣営を築いて城壁を破壊し,一気に市街地へと流れ込むという一連のバトルシーンも見ものだ。ただ,先のElectronic Entertainment Expo(E3)でのデモから開発が相当進んでいるはずなのに,依然として攻城戦の様子がはっきりとした形で提示されないのが少々残念だ。
ヨーロッパ圏では9月17日のリリースが予定されている本作は,マルチプレイヤーモードも用意されており,かなり遊びごたえがありそうだ。Gamer's GateやSteamでダウンロード販売される予定なので,気になる人はぜひ覚えておいてほしい。
- 関連タイトル:
キングスクルセイド【完全日本語版】
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