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Tt eSPORTS,フルカラーLED搭載のゲーマー向けキーボード「POSEIDON Z RGB」を国内初披露。7月発売で想定売価は1万3000円程度に
世界市場における正式な発表は,2015年6月に開かれる「COMPUTEX TAIPEI 2015」のタイミング,国内発売は2015年7月をそれぞれ目標にしているとのこと。販売代理店想定売価は1万3000円前後となるもようだ。本稿では,この新型キーボードをレポートしよう。
ベースとなったPOSEIDON Z Illuminatedと同様に,POSEIDON Z RGBは,シンプルなデザインを採用したキーボードとなっている。フルカラーLEDを採用するゲーマー向けキーボードといえば,カスタマイズ可能な追加キーやボタン類を備えた,大柄で高価な製品が多い傾向にあるが,POSEIDON Z RGBはそうした追加キーの類を持たない。本体右上に[Windows]キーの無効化キーを備えている以外,特殊なキーの類はないので,サイズも比較的コンパクトだ(※POSEIDON Z Illuminatedのサイズは440(W)×133(D)×37(H)mm)。
そこで展示機材のキートップを外してみたところ,“Cherry青軸風”のメカニカルキースイッチが姿を現した。スイッチを覆うカバーの表面に「Kailh」の刻印があったので,中国Kaihua Electronics製と思われるメカニカルキースイッチのようだ。
なお,POSEIDON Z Illuminatedには,Cherry青軸風に加えてCherry茶軸風キースイッチを採用した製品も用意されていたのだが,POSEIDON Z RGBにも茶軸風キースイッチモデルが登場するのかどうかはまだ分からない。
フルカラーLEDバックライトを備える他社製キーボードには,さまざまな発光パターンを選択したりカスタマイズしたりできる点を特徴とするものが多いが,
現場での説明によると,[Fn]キー+[1]〜[9]キーまでのそれぞれに異なる発光パターンが割り振られており,[Fn]キー+[0]キーはリセットになるとのことだった。展示機で試してみたところ,全キーが同じ色で光ったり,色が次々と変化したりといったパターンのほかに,押したキーの左右方向に光が流れるような,ちょっと変わったパターンも用意されていた。
いずれかのキーを押すと,キーボード全体に模様が描かれたように光るというパターンもあり,その発光パターンはユーザーがカスタマイズできるということだ。ただ,展示機材が接続されていたPCでは,特別なドライバソフトがインストールされていなかったため,カスタマイズ機能は確認できなかった。
[Fn]キーと[1]〜[0]キーの同時押しで,キーボードバックライトの発光パターンを随時切り替えられるのがポイントだ |
発光パターンは設定ソフトウェアでカスタマイズも可能とのこと。展示機では,なにやら不思議な配置で光るパターンが用意されていた |
ちなみに,Thermaltakeのゲーマー向けキーボードには,金属製の交換用キートップ「METALCAPS」が用意されており,話題になったこともある。それを受けて,POSEIDON Z RGB用として,バックライトが透過するようにデザインされた金属製キートップの発売が予定されているとのことだ。七色に光る金属製キートップのキーボードというのも,なかなか個性的で面白いかもしれない。
静音性重視のミニタワー型PCケース「Mute F51」
発表会では,PCケースの新製品として,静音性を重視したミニタワー型PCケース「Mute F51」という製品が,世界に先駆けて日本で初披露された。正式な発表はこちらもCOMPUTEX TAIPEI 2015の時期になるという。
海外では「ThermaltakeのPCケースはうるさい」といわれることもあったので,とくに静音性に気を配って設計された製品とのこと。左右側面や天面,前面のそれぞれ内側に,防音素材のシートが貼り付けられているのが特徴のようだ。取り立ててゲーマー向けといえるような特徴はないが,静音性を重視したPCケースの導入を検討している人は,覚えておくといいかもしれない。
アスクのTt eSPORTS製品情報ページ
Tt eSPORTS 公式Webページ(英語)
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