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[COMPUTEX]XFXは3画面スタンドやマウスパッドを披露。「正攻法じゃない」ところが面白い?
正攻法だけでなく,ダーティファイトもいとわない姿勢で,あらゆる方向からPCユーザーの物欲を揺さぶるのが今年のマーケティングテーマだとのこと。
そんなわけで,ブースはアンダーグラウンドな格闘競技場のような雰囲気の演出がなされており,XFXベイブ達も,今年はラウンドガール風のコスプレに身を包んでいた。
確かに,今年のXFXは「正攻法でない」面白製品が多い……!?
多画面マニア垂涎の格好いい3画面スタンド
XFX Triple Display Monitor Stand
ATI Radeon HD 5000シリーズの機能「Eyefinity」が火付け役となった多画面ブーム。TN方式の液晶パネルを採用したものなら,20インチ前後の液晶ディスプレイが1万円台で買えるようになったこともあって,PCユーザーの間でも,多画面環境への関心が高まりつつある。とくにハイエンドゲーマーならば,ゲーム画面を取り囲むようにして設置するサラウンドディスプレイ環境への憧れを一度は抱いたことがあるのではなかろうか。
XFXが発売を計画している「XFX Triple Display Monitor Stand」(以下,XFXスタンド)は,そんな多画面ゲーム環境への憧れを,さらに掻きたててくれそうな製品だ。
全高約0.43mで,取り付け先のアーム部は同1.2mある。取り付けアーム部は左右それぞれ1か所の関節が設けられており,ここはまっすぐ伸びた状態から手前方向へ60度くらい折り曲げ可能。また,各ディスプレイは上方向に20度,下方向には10度チルトもさせられる。
ディスプレイとアームとを固定するアタッチメントは,アームにワンタッチで引っかけられるため,縦画面と横画面の配置換えは比較的ラクだ。
なお,素材は基本的にスチール製。スタンド部をはじめとした目に付く部位はアルミや樹脂を織り交ぜた質感の高い見栄えになっている。多画面用スタンドはビジネス向け製品が多く,いきおい無骨なデザインになっているケースが多いのだが,そこはXFX,宇宙船の翼のようなデザインだ。
スタンドの前面中央部にサウンド入出力とUSB 2.0を引き出せる |
組み付け・調整用の六角レンチの類は本体背面に収納可能 |
ちなみにXFXスタンドは,日本での発売が予定されている。想定売価は6万5000円前後で,6月中にも店頭へ並ぶ予定とのことだ。
※2011年6月5日追記
初出時,メーカー想定売価は4万5000円前後としていましたが,XFXから訂正の連絡があったため,本文をアップデートしました。
DVI×2+HDMIで3画面出力に対応のカードや
「テーブルに固定できるマウスパッド」も
COMPUTEX TAIPEI 2011の会場には,その制限を緩めようという製品がいくつか出てきているが,XFXも,DVI-I×2とHDMI×1による3画面同時出力に対応し,DisplayPort出力も入れれば5画面同時出力にも対応するグラフィックスカードを展示していた。
この“制約撤廃型”Eyefinity対応のカードはローエンドにも登場予定で,同社の「Radeon HD 6450」カードでは,DVI-IとHDMI,それにD-Sub 15ピンによるアナログRGBの3系統出力で3画面同時出力に対応する。
WarPAD。今夏発売予定で価格は未定 |
WarPAD底面のクリップ部 |
XFXスタンドと同様に,これまた正攻法ではない奇襲攻撃的な製品だ。
ローセンシでマウスを振り回すタイプのコアゲーマーにとって,マウスパッドの安定は非常に重要な問題だ。さらに,腕を上下左右に大きく動かす以上,テーブルの角で腕を打ったり,皮膚を傷つけてしまったりすることもある。
スポーツに怪我はつきものというが,e-Sportsでも状況は同じ。なのに対策品はほとんどなかった。このゆゆしき問題に立ち上がったのがXFXというわけで,WarPADは,テーブルにしっかりと固定できる構造を持ち,どんなにパッド状でマウスを動かそうが,びくともしないとのいう。
また,パッド部がテーブルの縁を覆うようなデザインになっているため,どんなに腕を動かしても,“テーブルの角からの攻撃”は腕に到達しないとのことだ。
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