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[E3 2011]カートが空飛び,海を泳ぐ! ニンテンドー3DS版「マリオカート」プレイレポート
マリオカートシリーズとしては2008年発売のWii版,携帯機向けのタイトルとしては2005年発売のDS版以来,久々のリリースとなる本作。基本的な操作方法やルールは過去のシリーズを踏襲しているため,少しでもプレイしたことのある人ならばすぐにレースを楽しめるはずだ。
今回選択できたキャラクターは以下の8名。
- マリオ
- ルイージ
- ピーチ
- キノピオ
- ヨッシー
- クッパ
- ドンキーコング
- ノコノコ
キャラクターを決めたら,次はマシン選びだ。DS版やWii版ではマシンの種類を選ぶだけだったが,今作ではタイヤの種類や飛行用パーツを選んでカスタマイズできるようになっている。今回の試遊版ではタイヤの種類を大・中・小の3種類から選択できたのだが,飛行用パーツは標準的なハンググライダーしか選べなかった。選択できないパーツについてはロックがかかっている状態だったため,ゲームを進めるにつれて新たなパーツが解禁されていく要素もありそうだ。
今回は,3つのコースで順番にレースを行った。
最初のコースにはジャンプする仕掛けが多く仕掛けられており,新要素の一つであるハンググライダー(「スーパーマリオカイト」と呼ぶらしい)での飛行が存分に楽しめた。このパーツは,スピードを出して飛び立てば,その分だけ長距離を滑空できるというものだが,この空中飛行とニンテンドー3DSの裸眼立体視の相性は最高で,非常に気持ちいい。
一方,2番目のコースでは海中を走る場面が中心となっている。海中に入るとマシンの後ろにプロペラ状のスクリューが飛び出し,走行をサポートしてくれる。海中から陸上に飛び出したときに水滴が撥ねてくるなど,こちらも立体視を活かした演出が工夫されていた。リゾート地のような地形であることから考えると,ここは「Wii Sports Resort」や「パイロットウイングス リゾート」などの舞台にもなった「ウーフーアイランド」上のコースかもしれない。
そして最後のコースは,「ドンキーコング リターンズ」のジャングルをモチーフにしたもの。このほかにも,任天堂作品に関連したコースはいくつか用意されているようだ。
今回筆者は,大型のタイヤでレースに挑戦。ハンドル操作が難しいためカーブでうまく曲がりきれない場面も多かったのだが,大型タイヤはオフロード走行に強く,また直線コースではほかのマシンをごぼう抜きできるほどのスピードを見せたため,3つのコースすべてで1位を取ることができた。逆に小さいタイヤであれば小回りが利くらしいので,コースに合わせて車体をカスタマイズするのも楽しそうだ。
アイテムについては,お馴染みのキノコやバナナ,コウラ,ゲッソーなどを確認できた。新アイテムの存在は確認できなかったが,今作ではコース上のあちこちにコインが落ちている。実は,これまでレース中にコインを拾う要素があったのは,スーパーファミコン版やゲームボーイアドバンス版の2作のみ。これら2作ではコインを取ることによってマシンの走行スピードがアップしていたが,本作におけるコインの効果は今のところ不明だ。
今作で新たに追加された空や海中でのレースは,ニンテンドー3DSの裸眼立体視との相性が抜群である。また,NDS版同様,無線でのローカル対戦や,Wi-Fi経由のオンライン対戦にももちろん対応。さらに,3DS本体の機能である「いつの間に通信」と「すれちがい通信」にも対応しているそうだ。3DSの定番タイトルとして,今作も白熱のレースが楽しめそうだ。
- 関連タイトル:
マリオカート7
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