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「ファントム・ブレイブ PORTABLE」10月28日に発売。Wii版の要素に加え,5人の新キャラクターも登場
本作は,2004年に発売されたPlayStation 2用ソフト「ファントム・ブレイブ」の移植作品だ。2009年にはWii用の移植作として「ファントム・ブレイブ Wii」が発売済みだが,本作はWii版で追加された要素だけでなく,さらなる新規要素も盛り込まれている。
まずは本作のストーリーと,主人公の「マローネ」,保護者代わりの「アッシュ」を確認しよう。
『イヴォワール』に存在する小さな島、「おばけ島」。
ここには、霊魂(ファントム)を見ることのできる能力をもった少女・マローネと、ファントムの青年・アッシュが暮らしていました。
島には定期的に「ボトルメール」が流れてきます。
両親を早くに亡くしたマローネは、そのボトルメールを通して寄せられた依頼をこなし、報酬をもらう請負人(クローム)として生計をたてていました。
しかし、霊が見ることのできるマローネの能力は、「悪霊憑き」と周囲から忌み嫌われ依頼をこなしても報酬をもらえないことも。
それでも優しく前向きな彼女は、両親の「人助けをしていれば、いつかみんながマローネを好きになってくれる」という言葉を信じて、今日も送られてくる依頼をこなすのでした。
そして今日もマローネの元に、1通のボトルメールが送られてきます――
マローネ CV:水橋かおり
霊魂(ファントム)を操る不思議な能力を持った13歳の女の子。その能力のせいで周りからは『悪霊憑き』と呼ばれ、忌み嫌われていますが、明るく前向きに、人々の役に立つために頑張っています アッシュ CV:下野紘
両親を亡くしたマローネにとって、保護者代わりの霊魂(ファントム)。お人よしなマローネの心配したり、世話を焼いたりと、優しく正義感の強い性格をしています
そんなこんなで動き出すストーリーだが,本作で追加される新要素は,本編の戦いが終わり,平穏が訪れたイヴォワールでのお話だ。イヴォワールを救うために,異世界のヒーロー達に助けを求めたものの,ヒーロー達がやってくる頃には世界は平和になっていた。当然,ヒーロー達は用なしになってしまったので,マローネとアッシュは戦いが終わったことを伝えに行くというわけだ。
登場する異世界のヒーローは全部で5人。今回はそのうちの「マケレンノジャー」「主人公プリニー」「魔王ゼタ」が明らかになっている。明らかにヒーローではない人(というか,本)も混ざっているが,仲間になってくれれば心強い存在となるはずだ。
残る2人については「いつものアレもいるとかいないとか!?」とのことなので,おなじみの“アノ人”が登場するのかもしれない。
地球を守るみんなのヒーロー!
マケレンノジャー
ヒーローといえば、おなじみのあの人がやってきた!
その名も「絶対勝利マケレンノジャー」!
辛く厳しいヒーロー養成特訓を乗り越え、地球を守るみんなのヒーローが、イヴォワールに参上です。
見た目はちょっぴり、ひょろっと頼りないですが・・・?
マケレンノジャー登場タイトル:『絶対ヒーロー改造計画』
ひょんなことから地球を救うためのヒーローに選ばれた新米ヒーロー。能力も見た目も一般的だが、一人前のヒーローになるべく、特訓に挑みます。
主人公の証・赤きマフラーをなびかせ、堂々登場!
主人公プリニー
『プリニー』の主人公であり、魔界に生息する雑魚モンスター。
今回はある野望をかなえるべく、イヴォワールにやってきます。
雇い主であるエトナさまの厳しい命令を、かいくぐってきただけあって、たのもしい仲間となってくれるはず!?
主人公プリニー登場タイトル:『プリニー』シリーズ
『魔界戦記ディスガイア』に登場するエトナに雇われている雑魚モンスター。主人公である証の赤いマフラーを装備して、主人であるエトナの命を遂行すべく、奔走します。
宇宙最強の魔王が、イヴォワールに登場!?
魔王ゼタ
宇宙最強の魔王がイヴォワールに登場!
・・・ってどうして、魔王がヒーロー募集の要請に応じて、やってきたか!? 魔王からヒーローへと転身!?
果たして宇宙最強の魔王・ゼタの目的とは・・・!
魔王ゼタ登場タイトル:『ファントムキングダム』
宇宙最強の魔王。しかしとある出来事をきっかけに、全知全能の書に憑依することになり、本の姿となってしまう。多少お馬鹿だが、その能力は宇宙最強をうたうだけあり、折り紙付き!
Wii版から追加された要素としては,「もうひとりのマローネ編」というシナリオが用意されている。このシナリオは,マローネ以外の人々がみんな死んでしまうというとんでもない内容だ。本編にはいなかった新キャラクターの「クローネ」や「ゴッドエリン」が登場し,本編とは異なる方向へストーリーが展開される。
このシナリオでは,みんな死んでしまったというだけあって,敵だったキャラクター達がファントムになっており,なんと仲間にできてしまう。本編をプレイした人はニヤリとできそうだ。
追加シナリオ「もうひとりのマローネ編」
これは、突然世界中の全ての人が死んでしまった
もう一つのイヴォワールのお話――
いつものように「おばけ島」で平穏な生活を送っていたマローネとアッシュ。
しかし平和なイヴォワールを突如、不吉な闇が覆いました。
闇に包まれた人たちは、瞬く間に全員死んでしまいました。
誇り高き騎士も、かつては聖剣とまで謳われた古強者も、一匹狼のオクサイドの青年も、全員命を落としたのでした。
イヴォワールで生き残ったのは、おばけ島でいつもどおりの暮らしをしていたマローネ、ただ1人。
アッシュと共に平穏な日常の中にいたマローネは、おばけ島の外で起きていることに気が付きませんでした。
そんなマローネの元へ、命を落とした強者のファントムたちが訪れます。
何が起きたのかわからないマローネですが、「全員死んでしまった」という事実を確かめるために、彼らとともに島の外へと向かいます。
向かった先でアッシュとマローネが目にしたのは、誰もいなくなってしまった島。
そしてそこで出会ったのは、似ているけれど、どこか違う、もう一人のマローネでした――
クローネ
CV:水橋かおり
別次元のイヴォワールからやってきた、もう一人のマローネ。
一見マローネにそっくりですが、どこか異なる雰囲気を放っています。
純真無垢・天真爛漫なマローネとは反対に、どこか擦れた雰囲気を持っています。
ゴッドエリン
CV:水橋かおり
クローネと共に別次元から現れた、エリンギャー。
自ら神様だと名乗っていますが、その言葉のとおり、すごい力を持っています。
まず,戦闘が開始するとマップには味方ユニットがマローネ1人しかいない。そこで鍵となるのが,マローネの持つ能力「コンファイン」だ。コンファインは,マップにある草や木,アイテムなどにファントムを憑依させる能力。これによりファントムを召喚し,戦えるようにしていくわけだ。
この時,憑依に使うアイテムによってキャラクターのステータスも変わってくるので,何に誰を憑依させるという計算も重要になってくる。また,各キャラクターが憑依していられるターン数は,アッシュなら5ターンというように限られているので,出撃している間にどれだけ効果的に運用していくかもプレイヤーの腕の見せ所だ。
倒しにくい強敵などを場外に出してしまうのは便利ではあるものの,マップに残っている敵のレベルが上昇してしまうというリスクもあるので,やりすぎは禁物。また,ボスなどはさすがに場外扱いにはできない。
ちなみに,筆者の記憶が正しければ,PS2版をプレイした時,こちらのユニットを投げ飛ばしてくる敵に,主力を場外にされて泣いた覚えがある。初めて本作をプレイするという人は同じ失敗をしないよう気を付けてほしい。
最後に,スクリーンショットと本作に登場する主要なキャラクター達の紹介を以下に掲載するので,こちらもチェックしておこう。
「ファントム・ブレイブ PORTABLE」公式サイト
カスティル CV:伊月ゆい
生まれつき体が弱く、車椅子での生活を強いられている女の子。外の世界を知らないこともあり、余計な偏見にとらわれずに物事を受け止める心を持っています パティ
とある島に住む一族。言葉は話せませんが高い知能を持っています
ウォルナット CV: 鳥海 浩輔
クローム(請負人)の仕事をしている青年。同業者の仕事を横取りして達成する“オクサイド” を専門としており、実力は高いものの、金への執着心が強いことなどから評判はよくありません。 シェンナ CV:山田みほ
マローネが暮らしている “おばけ島”のシマオサ(持ち主)。マローネにも親切にしてくれる、数少ない人物のひとりです
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ファントム・ブレイブ PORTABLE
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