色褪せない感動をHDでもう一度。心に残る名作「ICO」のプレイムービーを掲載

　ソニー・コンピュータエンタテインメントが9月22日に発売を予定しているPlayStation 3用ソフト「ICO」は，2001年にPlayStation 2用タイトルとして発売されたアクションアドベンチャーだ。
　角の生えた少年「イコ」と，霧の城に幽閉された少女「ヨルダ」は，古城から脱出するために手を繋いで，時には手を放しながら城の中を冒険していく。


　その儚くも美しい世界観や繊細なストーリー，「手を繋ぐ」ことを軸に据えた斬新なゲーム性などが国内外で高い評価を受け，特に海外ではGame of the Yearをはじめとした数多くの賞にノミネートされるなど，世界中の，とくにゲームクリエイター層からの絶大な支持を集めた名作である。
　今や日本を代表するゲームデザイナーの一人である上田文人氏の出世作であり，国内でも，小説家の宮部みゆき氏をはじめとした，熱烈なファンを擁する作品としても知られる。ちなみに宮部氏などは，自身でICOを原作とした小説「ICO -霧の城-」を書いてしまったほど。実際にプレイしてみると分かるのだが，ただ面白いだけではない「何か」が，非常に心に残る「何か」が本作にはあるのだ。

　今回4Gamerでは，そんな「ICO」がより美しく，高精細になったHDリマスター版の開発ROMを入手したので，さっそくプレイムービーで紹介したい。発売から10年が経った今も，まったく色褪せない本作の魅力を，ぜひその目で確認してみてほしい。

「ICO」公式サイト