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NVIDIA,「ACE Reference Design Program」を発表。デスクトップPC並みの性能を持つノートPCのリファレンスデザイン
Quadro RTXシリーズのGPU「Quadro RTX 6000」を搭載するASUS製の新型クリエイター向けノートPC「ProArt StudioBook One」が,NVIDIAが推進するクリエイター向けPCプログラム「RTX Studio」認定済みPCに加わったと発表した。
ProArt StudioBook Oneは,デスクトップPC型のワークステーションと,ノートPC型のワークステーションの性能面におけるギャップを縮めるべくNVIDIAが開発したノートPCのリファレンスデザイン「NVIDIA “ACE” Reference Design Program」(以下,ACEデザイン)をベースとした世界最速のノートPC型ワークステーションであるという。
ゲーマーに向けた製品ではないのだが,発表内容について簡単に紹介していこう。
NVIDIAによると,Quadro RTX 6000を搭載するデスクトップ型ワークステーションと,Quadro RTX 5000を搭載する現行のノート型ワークステーションには大きな性能差があり,そのギャップを縮めるのがACEデザインの目標であるという。
そんなACEデザインのPCは,以下に示す要素を含む。
- 24GBのグラフィックスメモリを有するTuring世代のGPU(Quadro RTX 6000)
- 300W級の消費電力を想定したシステムを冷却でき,厚さ25mmの筐体に内蔵可能なサイズのチタン合金製ベイパーチャンバー付きクーラー
- NVIDIA製GPUとCPU側の統合型グラフィックス機能を自動で切り替える「Enhanced Optimus Technology」への対応
- 出力300Wで高効率,一般的なものと比べてサイズが半分程度のACアダプター
- 4K解像度で垂直リフレッシュレート120Hz以上,Adobe RGBカバー率100%,米Pantoneによる色認証プログラム「Pantone Validated」をパスしたディスプレイパネル
NVIDIAは,ProArt StudioBook OneとQuadro RTX 6000搭載のハイエンドデスクトップPC型ワークステーションで,コンテンツ制作用アプリケーションやAI処理を用いるツールにおける性能を比較した情報を公開し,ノートPCでも同等の性能を実現できるとアピールしている。
なお,今回の発表は,9月6日からドイツ・ベルリンで行われる大規模家電見本市「IFA 2019」に合わせて行われたもので,NVIDIAによるとRTX Studio認定システムの数は39種類に増えたとのこと。IFA 2019ではASUS以外にも,AcerやHP,MSIからRTX Studio認定済みPCが発表となる予定だ。
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NVIDIA RTX,Quadro,Tesla
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