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NVIDIAの独自CPUコア「Denver」は2013年登場へ〜GTC Workshop Japan 2011で最新ロードマップが公開される
また,興味深いのは,スライドで,DenverとMaxwellが同じ枠に入り,さらにその市場ターゲットとして,
- PC Laptop
- PC Desktop
- Workstation
- SuperComputer
と書かれているところだが,これだけをソースに,「NVIDIAがDenverで,Intel(やAMD)の牙城となっている,PC市場へも切り込もうとしている」と短絡すべきではないだろう。ただ,DenverとMaxwellが,Tegraと同じような枠に収まっている――CPUとGPUが1つの枠内に書かれている――ところが,少々気になるのも,また確かである。
「Echelon Chip」とされるプロセッサは1024コアを集積したものになる予定で,同コアにはCPU機能も統合されることが明らかにされている。今のところ,我々ゲーマーと直接の関係はないが,システムソリューションベンダーとしてのNVIDIAが,スマートフォンやタブレット,そしてPC&ワークステーションとは別に,こういった方向性を持っていることは押さえておきたいところである。
なお,Echelonについては,GTC Workshop Japan 2011の基調講演でChris A. Malachowsky(クリス・マラコウスキー)上級副社長が触れている。こちらに興味がある人は,22日の記事もチェックしてもらえればと思う。
「エクサスケールのコンピュータは,プロセス改善だけでは実現できない」。NVIDIA副社長,一層の電力効率改善を予告
- 関連タイトル:
Project Denver(開発コードネーム)
- 関連タイトル:
GeForce GTX 900
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