次の「創世紀」は未来が舞台。Ubisoftが都市建設シミュレーションの新作「Anno 2070」の制作を発表

　Ubisoft Entertainmentは，日本では「創世紀」というタイトルで知られる都市建設シミュレーションシリーズの新作，「Anno 2070」の制作を発表した。タイトルの数字が示すように，なんと，今回は2070年という近未来の地球が舞台となり，プレイヤーは環境破壊によってさまざまな難題を抱えた未来都市の整備を進めていくことになる。

「Anno 2070」公式サイト

　Annoシリーズは，1998年にリリースされた「Anno 1602」以来，常に中世から近世にかけてのヨーロッパや植民地で都市作りを楽しむという内容だったが，今回は未来をテーマにしたSF色の強い作品に大きく方向転換した。シリーズ従来作に比べると，人口や建物の大きさなどの面でかなりスケールアップしており，さまざまな未来のテクノロジーも登場する。プレイヤーは工業的発展を目的にしたTycoon，もしくは環境との調和を掲げるEco，いずれかの勢力を選んでプレイすることになる。また今回は，マルチプレイモードにも力が入っており，白熱した戦いが楽しめるとのことだ。


　開発を担当するのは，「Anno 1701」以降のシリーズ作品を手掛けてきたRelated Designsで，Anno 2070向けに新たにチューンアップしたゲームエンジンが使用されている。発売予定は，2011年冬だ。