プレイレポート
神秘の海底に謎の機械化海洋生物とドラゴンの塔を見た。「BraveSongOnline」大型アップデート「蒼海の章」レポート
この蒼海の章は日本独自のアップデートとなり,以前より日本のプレイヤーから希望が寄せられていたシステムなどが盛り込まれているのが特徴だ。追加されるのは,「蒼海」という名のとおり,海をモチーフにした新マップ「アランド」と,そこにそびえる高難度ダンジョン「ドラゴンタワー」が中心となっている。
また,プレイヤー各自が持てる箱庭的なエリア,荘園への追加システムなども盛り込まれている。今回は運営を行うキューエンタテインメントにお邪魔して,「Brave Song Online」プロデューサーを務める椿 祐氏,ディレクターを務める市川智大氏らに話を聞いてきた。
以下,アップデートの各要素を詳しく解説していこう。
レベルキャップは140へ拡大! 巨大で強力な機械化海洋生物がプレイヤーを待つ!
マップ進入に際してのレベル制限はとくに設けていないとのことなので,入ってみるだけなら低レベルキャラクターでも大丈夫。しかし,あたりにはレベル100を越えるモンスター達がうろついているので,低レベルのキャラクターで行ってみようという人はやはり要注意だ。
気になるのは酸素値がどのくらいの時間でなくなるか,酸素ボンベ自体の価格や,複数持てるのか,といった点だが,取材の時点では最終調整中とのことで具体的にどうなるのかは確認できなかった。これについては,実装後もプレイヤーの意見を聞きつつ,必要ならば調整を入れていくとのことだ。
ディレクターの椿氏は「以前からメカ的なモンスターやユニットがほしいという意見が多かったんです。今回のモチーフは海洋生物ですが,同時にメカで,ちょっとゾイドっぽいと思いませんか?」と笑っていた。
アランドの北西にはプレイヤーに友好的な竜族の生息地があり,そこでは新たなクエストを受けることもできる。なにやらメインストーリーの裏話的なクエストもあるとのことだ。
10層からなる階層型ダンジョン,ドラゴンタワー
ダンジョン内部は,安全地帯であるロビーと1〜3層,4〜6層,7〜9層,そして10層に大きく分かれており,10層以外は自由に階層を指定して挑むことができる。それぞれのフロアはわりと複雑なマップ構造をしていて,機械化海洋生物達が大量に配置されている。推奨レベル帯は1層でも120からと高レベルで,椿氏によると「推奨レベルであってもパーティを組んでいないとキツイかもしれません」とのこと。
また,「ユニットがやられてしまうことも多いと思いますので,これまでのように3体だけ強いユニットを揃えておけばいいというのは通用しないかもしれません。ユニットがやられることを想定して多めに育てて連れていったほうがいいと思いますよ」ともアドバイスしていた。
なお,ここも海底マップ内なので当然酸素値が減少する。酸素ボンベは必ず携行して挑戦するようにしたい。
荘園がさらに楽しく! ユニットを配置して会話や経験値獲得も可能になる!?
蒼海の章アップデートのもう一つの目玉要素となるのが荘園システムの拡張だ。今回のアップデートでは,自分の所持するユニットを荘園に配置することができるようになる。配置されたユニットは,勝手に動き回って話しかけてきたりするという。ユニットごとに何種類かの違ったセリフが設定されているので,ユニットを集める楽しみも広がりそうだ。また,到着している未読メールを読み上げてくれることもあるなど,非常に遊び心のあるものに仕上がっている。
プレイヤーがログインしている間は,荘園に配置したユニットには少しずつ経験値も入るため,予備戦力的なユニットの育成も望める。また,他人の荘園に入ることでその人の配置したユニットと会話することも可能(もちろんその際にはメールは読み上げたりしないのでご安心を)。高レベルプレイヤーの荘園にお邪魔して,強そうなユニットを眺める,なんてこともできるようになるのだ。
なお,配置してあるユニットは冒険には連れていけないので,冒険に同行させたいユニットは配置を解除しておこう。
ストーリークエストV章も実装! クライマックスは近い!?
このほかにもレベルキャップの開放により,ストーリークエストのV章が進められるようになる。V章では物語も佳境を迎えることになり,これまでにない盛り上がりを見せるという。実は,台湾プレイヤーはあまり熱心にストーリークエストをプレイしないそうで,逆に日本のプレイヤーでストーリーへの人気が高いとのこと。運営スタッフ,開発スタッフもその違いに驚いているらしい。逆に,台湾で人気のあるコンテンツが日本ではそれほどでもなく,台湾であまり注目されないコンテンツが日本で人気を博したりといった現象もあるそうだ。
今回の日本オリジナルアップデート・蒼海の章も,そういった,日本のプレイヤーが楽しめるポイントを分析したことから生み出されたという経緯があり,椿氏は「各国で同じものを開発していったほうが楽ではあるのですが,すべての国のプレイヤーそれぞれが楽しめるようにと,開発会社と連携して新たなコンテンツを企画しています。今後も日本のプレイヤーさんの要望などをふまえた日本オリジナルのアップデートなどを計画していますのでお楽しみに」と語ってくれた。
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