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さまざまな新スキルと新ギルド戦の登場でより深化する「ECHO OF SOUL」。5月25日実装の「Episode 2.0〜苦痛の女神ナエス〜」アップデートを紹介
待望のレベルキャップ解放が行われ,すべてのクラスに新スキルが登場するという今回のアップデート。同時にバランス調整も行われ,クラスによっては新たな戦い方を模索する必要に迫られるようだ。ほかにも,ドロップした装備が無駄にならない新たな強化システムなど,新要素がてんこ盛りとなっている。本稿では,このアップデートについて,内容をお伝えしていこう。
新たなスキルを手に入れ,悪神の復活を阻止せよ!
「Episode 2.0〜苦痛の女神ナエス〜」(以下,Episode 2.0)の舞台は,これまでアルカナたちが戦ってきた「ディカル帝国」が治める地域「クルト大陸」だ。
この大陸には,美しい首都「ベルニカ」のような場所がある一方,貧しい人々が住む「ルクス」のような町もあり,国情は不安定だという。ここでアルカナたちは下級神族「ナエス」や,その手先「ヘルムート」と戦い,「悪神イミドゥム」を呼び戻さんとする陰謀を阻止することになる。
美しい首都「ベルニカ」 |
貧しい町「ルクス」 |
クルト大陸には,ゲルミール教徒たちが集う「ヘルの神殿」,怪しげな研究が行われていた「クローン実験室」,アルカナへの復讐を誓う同盟長ジートンが待つ「侵略者の塔」,大魔法師アーシャが眠る「アーシャの墓」,人間を憎むドワーフが住む「忘却の鉱山」といった新ダンジョンが存在し,これまで以上に激しい戦いが展開するようだ。
ヘルの神殿 |
クローン実験室 |
侵略者の塔 |
アーシャの墓 |
忘却の鉱山」 |
そんな激戦地でアルカナを助けてくれるのが,レベルキャップの解放と新スキルとなる。具体的には,これまで60だったレベルキャップが70となり,すべてのクラスに新たなスキルが追加される。また,既存のスキルにも見直しが入り,これまで以上にクラスの特性を活かした形で再編成されていくという。それぞれのクラスがどのようなものになるのかを見ていこう。
●ウォーリア
●「狂乱」:制止不能のアタッカー
「狂乱」特性のウォーリアは,アタッカーとしての側面を強めていく。この特性を象徴するのが「レイジングブラスト」と,新スキル「起死回生」「無慈悲」のコンボだ。
条件付きだが,行動不能状態から脱出する「起死回生」と,その発動後5秒間,状態異常にかからなくなるパッシブスキルである「無慈悲」,そしてどんなに攻撃されても生命力が0にならない「レイジングブラスト」を併用すれば,倒せない,止まらないという,まさにバーサーカーのような戦い方ができる。
また,発動中はいかなる妨害も受け付けない新スキル「チェイスアタック」もPvPで活躍してくれるだろう。一方,「タックル」の転倒と「ストロングスラッシュ」のノックバックがなくなっており,妨害役としての側面は薄れた点がどう影響するのか注目したいところ。
PvEでは,自身と仲間の攻撃力を上げる「コンバットシャウト」が究極スキルから通常スキルとなり,使い勝手が向上しているのも見逃せない。
起死回生 | |
ゲイルブレイド |
●「守護」:仲間を守る不沈艦
パーティメンバーを守る盾役,そして敵の行動を阻む妨害役として成長を遂げる特性だ。自身の生命力が30%まで減少すると即時に最大生命力の15%が回復する「最後の意志」と,敵から受けるダメージを減少させ,攻撃を受けるたびに範囲ダメージを与える「信念の刃」で不沈艦と化し,パーティを守ってくれるだろう。
「ドミネーションシャウト」は,発動時とダメージを受けた際に範囲内の相手にダメージを与え,PvP貫通力を下げてくれるという,味方としては頼もしく敵に回すと厄介なスキルだ。
PvEでは,通常の10倍の敵対値を稼げ,相手の攻撃力も下げる「恐怖の咆哮」で,より狩りの安定感が増すだろう。
恐怖の咆哮 | |
信念の刃 |
●ローグ
●「強襲」:姿を消す「ハイド」が新たな戦術をもたらす
新たな究極スキル「ハイド」は「15秒間姿を消す」というもの。ハイド状態からの攻撃は150%の追加ダメージを与え,さらに相手を気絶させる効果を持つ。EOSではこれまでになかったタイプのスキルであり,いかにハイド状態で攻撃を決めるのか,それをいかに見破るのかという攻防が熱くなりそうだ。敵を攻撃したり,自身がダメージを受けたりすると効果が消える。
もちろん,状態異常を無視する「デスチェイス」も健在で,特定条件でスキルのクールタイムを初期化する「速攻」もあり,PvPでは変わらぬ強さを発揮するのではないだろうか。
ハイド。自キャラクターは黒枠で表示されるが,敵(ほかのプレイヤー)からは見えない | |
ナーヴスラッシュ |
●「毒」:ランダムで効果が変わる「混合毒」に注目
注目は,新パッシブスキル「混合毒」だろう。これは「クリュエルペイン」の発動時に,50%の確率で「持続ダメージを与える」「クリュエルペインのクールタイムが初期化される」「一定時間,自身の活力回復量が増加する」のうち,いずれかの効果が得られるというユニークな効果だ。狩りが楽しくなるだけでなく,PvPでも思わぬ逆転劇を生み出してくれそうだ。
ペインスラスト | |
プレイグ |
●ガーディアン
●「嵐」:「タイフーンクロー」を使い,敵のただ中で荒れ狂え
新スキル「タイフーンクロー」は,「相手に飛びかかってダメージを与える」という,「ウインドブロー」の強化版的な効果を持つ。使用時に自分の状態異常が消えるのも嬉しいが,その真価は「ウインドブローのクールタイムを初期化する」点にある。
つまり,敵陣深くに潜む相手に対し,ウインドブロー→タイフーンクロー→ウインドブローと飛び石を渡るようにして,一気に襲いかかることができてしまうわけだ。既存スキルへの変更が少ないので,これまで通りの安定したプレイが楽しめそうだ。
ストームオーラ | |
タイフーンクロー |
●「大地」:スキル調整により,新たな戦い方の模索が必要か
新スキルは,パッシブスキルや設置型の精霊石,攻撃スキルなど,なかなか多彩だ。新パッシブスキルの「防衛本能」「生命の種強化」はどちらも条件が揃ったときに回復が発動するというもの。また,新攻撃スキル「アースクラッシュ」は相手にダメージを与えると同時に,相手の治癒効果を減少させるなど,攻守になかなか渋い効果が揃っている。
一方,これまで猛威を振るっていた「大地の保護」は効果がダウンし,「エレメンタルプロテクション」はバリア系スキルではなくなるなど,変更の影響が大きいため,これまでとは少し違った戦い方を模索する必要があるかも。
精霊石:アースガード | |
アースクラッシュ |
●ソーサレス
●「火炎」:新リソース「烈火」でパワフルかつテクニカルに
「炎の証票」を変換して得られる新リソース「烈火」がポイントだ。烈火は,攻撃力上昇と炎の証票生成率が上昇する効果を持っており,烈火の効果と炎の証票をいかに管理していくかが重要になるだろう。
新究極スキルの「フレアバースト」は即時に発動できる範囲スタンで,「メテオストーム」と似た効果だが,詠唱時間やクールタイムの長さで比較すると有利になりそうだ。また,「グレネードブラスト強化」を獲得すると,周囲にダメージを与えつつバックステップする「グレネードブラスト」のマナ消費量が50%減少するなど使い勝手が良くなる。
リソースが増えたことに加えて,機動力と咄嗟の対応力も上がっており,よりテクニカルで,プレイヤースキルが活きる特性になったイメージだ。
●「氷結」:巨大な雪だるまが並みいる敵を吹っ飛ばす
氷結で特徴的なのが,なんといっても「ビッグスノー」の存在だ。このスキルを使うと,巨大な雪だるまが出現して突撃,行く手にいる敵にダメージを与えて転倒させる。とにかく見た目のインパクトが大きい攻撃で,とくにPvPでは役に立ちそうだ。
このほか「アクセレーション」が究極スキルから通常スキルとなってPvPでも活躍の場が増えそうだが,「アクセレーション強化」でさらに使い勝手が向上するので,これまで以上に重要なスキルとなりそうだ。
●アーチャー
●「射撃」:PvEでは手数,PvPでは決定力で勝負
もともと手数の多かった射撃特性だが,12連続で矢を射る「ストレイフ」や,対象とその半径5メートル以内の相手の2体を10秒間,同時に特定スキルで攻撃できるようになる「ダブルターゲット」など,手数型としてのイメージをより強く打ち出す新スキルが追加されている。さらに,攻撃力を上げる「試し撃ち」と,確実にクリティカルが発生する「ウィークネスサーチ」によって,PvPにおける決定力もより高められた。
ストレイフ | |
試し撃ち |
●「旋律」:待望の攻撃スキル追加で,よりマルチに活躍できる特性に
仲間への補助がメインだった旋律特性に,「インパクトショット」「ドレッドショット」という待望の攻撃スキルが追加される。前者は相手を移動不能にし,後者はスタンさせるという効果を持っており,より活躍の場が増えそうだ。歌を歌い始める時に「集中」が回復する新パッシブスキル「希望の旋律」は,いろいろなスキルを使っていくうえでありがたい存在となるだろう。
インパクトショット | |
ドレッドソング |
●ウォーロック
●「呪術」:ペインリフレクションの改訂を新スキルで補えるか
使用後の5秒以内に「イーブルスピリット」や「フラッシュ」を使うと,スタック効果が一気に最大段階にまで強化される新スキル「フォールン」が面白い。イーブルスピリットはクールタイム無しで魔力弾を連射,フラッシュは敵を気絶させるという,本来は重ねがけで得られる特殊効果がいきなり使えるので,呪術特性での戦闘をより面白くしてくれるだろう。なお,相手からのダメージを100%反射する「ペインリフレクション」の効果は,今回の調整で50%に低下。PvPでは新たに戦術を組み直す必要がありそうだ。
フォールン | |
エナベーション |
●「降霊」:新パッシブを活用,敵を確実に追い詰める
新パッシブ「プレデター」「パニッシュメント」は,いずれも生命力が低下した相手に効果を発揮。それぞれクリティカル率の上昇と,クリティカルダメージの増加が望めるため,PvPとPvEの両面で敵にトドメを刺す場面で役に立ってくれるだろう。新スキル「ディメンションブレイク」は,敵にダメージを与え,直後に「ディメンションムーブ」を使うと後方に移動する。両者を組み合わせることでヒットアンドアウェイが可能だ。
ディメンションブレイク | |
生存本能 |
1000人での大規模バトルやタイムアタックなど,新コンテンツも登場
Episode 2.0ではこのほかに,新たなギルド戦コンテンツやシステムの実装,アイテムの追加,さらにインベントリの負担を軽減する調整なども行われる。
新たなギルド戦コンテンツとしては,PvP形式の大規模戦「イスス」とPvE形式のタイムアタック「スフィロス」が登場する。イススは大型フィールド内で拠点を奪い合う,最大1000人が参加できるギルド戦コンテンツだ。中央の拠点を制圧したギルドが勝者となり,翌週まで税金を徴収する権利が得られる。
スフィロスは5体のボスを倒すまでのタイムを競い合う,タイムアタック型のギルドコンテンツとなる。直接ほかのプレイヤーと戦うわけではないため,これまでよりも参加へのハードルが低い競争コンテンツと言えるだろう。こちらの最大参加人数は,1ギルド50人。イススと同様に,勝利ギルドは翌週まで税金を得られる。
「オプション強化システム」は,不要な装備を「材料」として使うことで,レベル160以上のPvE装備を成長させていくことができるという,新強化システムだ。これまでは,パーティにいない特性の装備品がドロップすると,そのアイテムが無駄になっていたが,今後は材料として無駄なく活用できるようになる。ただし,材料にできるのは,強化したい装備と同部位のもの,かつマイナス6レベル以上のものに限られるので注意しよう。
レベル60以降を対象に,PvPおよびPvE用の新装備も登場。黒や赤といったハッキリとしたカラーリングと,よりエッジの目立つデモーニッシュなデザインになっている。
なお,アバター/コサージュに関しては「一度身につけた品なら,アイテム自体を手放してもいつでも装備できる」ようになる。インベントリを圧迫するアイテムを処分できるので,整理とオシャレが両立できるのは嬉しいところだ。
また,乗り物についてもアイテム扱いではなく登録式となり,こちらもアイテムとして持たなくても利用できる。
さらに,新アイテムとして容量が18もあるカバンが実装される。アバターやペットの新仕様と合わせて,インベントリの容量不足に悩んでいた人には,かなり嬉しいアップデートになるだろう。
思い切ったバランス調整と新コンテンツ実装によって,さらに深いゲームとなった印象のEOS。今後も女性新クラス「パラディン」の追加をはじめとしたアップデートが予定されているようだ。5月25日のアップデート以降には,休止プレイヤーを対象としたさまざまなキャンペーンも行われるので,このEpisode 2.0をきっかけに復帰してみよう。
「ECHO OF SOUL(EOS)」公式サイト
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