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印刷2011/06/13 17:47

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[E3 2011]必要スペック「Core i5以上」脅威の最新技術で魅せる「ARMA 3」がスゴい。海中までもが戦場となるオープンワールド型バーチャルウォー

 ARMAシリーズは,元祖「Operation Flashpoint」の開発チームとして知られるBohemia Interactiveが,現在手がけているオープンワールド型のミリタリーシューティングゲームだ。
 その新作となる「ARMA 3」が,同社渾身の最新ゲームエンジン「Real Virtuality 4」をベースに開発されており,その一部をE3会場で確認できた。

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 ARMA 3は制作が発表されたばかりということもあり,まだE3で確認できたのはテクノロジーデモの範疇であったものの,プレイするにはなんとIntel Core i5,もしくはAMD Athlon Phenom X4以上のCPUが必須という,驚愕の最新ゲームエンジンで描かれるグラフィックスは,鮮烈の一言。
 なお必要とされるグラフィックカードのほうは,DirectX 10/Shaderモデル3.0対応以上のものとなっており,NVIDIAの「GeForce GTX 260」もしくはAMDの「ATI Radeon HD 5770」以上が必須とのことだ。

 このReal Virtuality 4エンジンでは,ラグドール効果やボリューメトリックな雲や煙が表現されているのはもちろんのこと,フィジックスからアニメーションまでを従来から大幅に改良。モーションブラーや逆光など,ゲームを綺麗に見せるための“トリック”ともいえる類の効果はあえて使わず,1本1本の草から機体のテクスチャ,そして空気の澱み具合までが,とにかくリアルに表現されている。

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 ゲームのストーリーでは,前作でロシアの後継国家となった架空の国「Chernarus」が,黒海を超えて一気に地中海に進出し,その覇権を握ってしまったという状況。Chernarusの最新テクノロジーが開発されているという,ギリシャの要塞島に潜入するNATOのコマンドーが主人公となる。
 今回のデモを紹介してくれた,広報マネージャーのイワン・ブチタ(Ivan Buchta)氏によると,同社は北エーゲ海に実在するリムノス島を,衛星写真などの地形データを使って細かく再現しているらしく,周囲の海岸を含む900km平方に及ぶ地域をゲーム世界として利用しているとのことだ。

 デモでは,主人公と思われるキャラクターによるスカイダイブから始まり,周囲の地形がどれほど緻密に描かれているのを紹介。続いて,コマンチ(攻撃ヘリ)内部の計器1つ1つまでが精密に再現されている様子,砲撃した弾光が孤を描きながら地上の建物や戦車へ飛んでいく様子が紹介された。

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 また,ブチタ氏が「以前公開したスクリーンショットはフェイクではない」とし,実際に海中でウェットスーツを着込んだキャラクター数名が潜行している様子を公開した。海藻のあいだを鮮やかな魚が泳いでいるかと思えば,突然巨大な原子力潜水艦が通り抜けるように航行していき,その様子は鳥肌が立つほどだった。

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 空中や海上,そして海中での戦闘も楽しめるとはいえ,やはりミリタリーFPSの面白さの根本は「陸上」での歩兵戦だ。ARMA 3では,武器の変更や拡張が非常に簡単にできるようになっているようで,ブチタ氏はさまざまな武器を見せつつ,遠距離の敵をスコープ付きのスナイパーライフルで狙撃したり,複数の敵を手榴弾で一斉に倒したりといったデモを披露してくれた。

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 見た目の情景ばかりでなく,戦闘そのものもリアリズム満点の非常にコアなゲームとして知られるARMAシリーズだが,ARMA 3はこれまで以上に冒険心の強い作品という印象を受ける。MOD用ツールのリリース予定もあり,ARMAシリーズの強みであるオンラインコミュニティの拡大は,次も大いに期待できるだろう。
 発売予定は2012年秋となっており,今後しばらくはさまざまなニュースで賑わせてくれそうだ。

「ARMA 3」公式サイト

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