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[E3 2011]これは昨今の格闘技ゲームに対するアンチテーゼだ。505 Gamesの意欲作「Supremacy MMA」
Supremacy MMAには,Jens Pulver,Jerome LeBanner,Michelle Gutierrezなど,現時点で16人の現役選手がフィーチャーされており,キックボクシングからムエタイまで10種類のスタイルが登場する。ゲームは,8人制のトーナメントを勝ち抜いていくというシステムになっており,1試合3本勝負で,2本先取したほうが勝ち上がるという仕組みだ。
体格差や性別による大きなハンデはとくになく,それぞれの選手にコンボ技やフィニッシュムーブが用意されており,それをコントローラのボタンの組み合わせで繰り出す。リアルな“格闘技”ゲームというよりも,“格闘”ゲームといったほうがしっくりくる手触りなのだ。
事実,名前を聞くことはできなかったのだが,日本人の元「鉄拳」チャンピオンが6か月にわたって,ゲームのテスターとして開発チームに参加しているらしいので,格闘ゲームとしてのクオリティにも大いに期待できそうだ。
画面上のヘルスメーターの横には,体の部位を示すペーパードールが表示され,各部位にダメージが蓄積することで緑→黄色→赤へと変化。部位のコンディションによって,受けるダメージも大きくなるという要素が面白い。ちなみにダメージを受けた部位は,赤く腫れ上がったり,場合によっては骨が折れたりという描写がなされ,遊んでいるだけでもキャラクターの痛みが伝わってくるほど。最終的にどのようなゲームに仕上がるのか,実に楽しみである。本作は,欧米では2011年9月13日に発売予定だ。
- 関連タイトル:
Supremacy MMA
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