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[CJ 2011]なぜペンギン? Snail Gameの新作「Penguin's War」はいろんなキャラで戦うイマドキのTPS
同社にしては珍しくTPSである。なぜかペンギン。それも普通の人間のフォルムのままペンギンになっているので,なんというか見た目のインパクトは強い。
ちなみに,このようなTPSは中国初という触れ込みだったが,実際のところどうなのかは確認できていない。
さて,基本的にTPSであるため,視点を回し込んであたりを確認することが前提で,障害物を大いに利用する構成となっている。イマドキのTPSなのでカバーアクションをしながら,障害物の陰から銃器だけ持ち上げて撃つようなブラインドファイアも可能。
カバーアクション自体も4種類用意されており,隠れる対象などによって戦略も変わってくるようだ。
やや変わったところでは,特殊スキルが用意されていて,障害物越しに潜伏位置を発見したり,移動速度を上げたりといったことも可能。どの程度キャラクターの特性に結び付けられたものかは不明だが,バランスを崩す懸念はあるもののゲーム展開を単調にしない工夫がされているともいえるだろう。また,QTEながら,ある程度メレー戦闘もできるなど,それなりに遊び方も考えられたゲームにはなっているようだ。
話を聞くと,最初はもっとゴツいキャラのTPSだったそうだが,社長がペンギンが好きみたいで,なぜかペンギンがメインのTPSとなったようだ。
とはいっても,出てくるキャラクターがすべてペンギンであるとか,ペンギンと人間が戦っているとかいったゲームではない。ペンギンは一例にすぎず,いろんなキャラクターが出てくるTPSということで,コンセプト的にはガンホー・オンライン・エンターテイメントの「トイ・ウォーズ」とほぼ同じと思っていいかもしれない。
プレゼン資料やムービーには,運用イメージということでちょっと危なそうなキャラが出ていたりするのだが,Snailでは「ちゃんと版権を取ったうえで追加していく」とのことで,実際にゲーム化されるときには堂々と出せるものになっているはずだ。
現状で,100以上のキャラクターと40種以上のマップなどが実装されており,いろんなキャラクターといろんなマップで撃ち合いを行うという点でいえば,やはりトイ・ウォーズと同系統なのだが,こちらは欧米を中心とした海外展開を考慮してか,映画のキャラなどが多いように思われた。イロモノといえばイロモノだが,それなりにしっかり作られていそうな雰囲気はあるので,実際のプレイフィールも気になるところだ。
- 関連タイトル:
Penguin’s War
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