このゲームの読者の評価
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惜しい 65 - 投稿者:SP皿洗い(男性/30代)
- 投稿日:2012/08/22
- 良い点
- ・3Dで表現された表情豊かなキャラクター達
・ツイぽ(こちらで言うTwitter)でのコミュニケーションシステム
・居ル夫による拡張現実の表現、ジオタグ収集システム
・ロボット、ロケットという少年期のロマンに焦点を当てたシナリオ
(悪い部分も多いが)
・CHAOS;HEAD、STEINS;GATEの時間軸を引き継いでいるのでシリーズファンにはニヤリと出来る要素がある
(寧ろプレイしていないと理解し辛い部分がある(特に渋谷地震等のCHAOS;HEAD絡み))
・こなちゃんかわいい
・愛理かわいい - 悪い点
- ・感情移入し辛い主人公、ヒロイン
"生粋の格ゲーマーである主人公・八汐海翔"と、"筋金入りのロボット(アニメ)オタである瀬乃宮あき穂"
この二人がプレイヤーにとってはこの作品の評価を二分する存在です
基本事なかれ主義、頼みごとがあると格ゲーで勝負を付けたがる海翔、周りと現実を見ずにロマンを追いかけるあき穂。
最低でも、格ゲーを何度もプレイしていて、更にロボットアニメ(特にガンダムシリーズ)に対する造詣が無いと彼らの言動や行動は理解出来ないでしょう
人によってはSTEINS;GATEのネットスラングよりも更に理解するための難易度が高いかと思います
私は格ゲーも遊びますしロボットアニメも大好きですが、流石にあき穂のお馬鹿というか空気の読めなさ加減には辟易しました...
・キルバラパートがちょっと地味
キルバラという格ゲーを遊ぶパートがあり、時間内に指定されたコマンドを入力していくのですが、
「↓\→ P」といった一般的な格ゲー的なものではなくABXYボタンのみ淡々と入力していくだけで、更にリアルタイムに対戦が進行するわけでもないので格ゲー特有の立ち回りや技の差し合いの緊張感を感じられないのは残念
流石に格ゲーそのものを再現すると敷居がグンと上がってしまうからなんでしょうが...
・ストーリーの無駄が多く感じられる、ご都合主義が目立つ
日常から非日常へシフトする時の盛り上がりはやはり科学ADVならでは...なのですが、何気ない日常パートの割合が多くていまいち前二作に比べると盛り上がりに欠けてしまいます。ラストシーンもすごい淡々としていました
加えて、ロボットを制作する際の展開がある種のご都合主義的な所が多々有りそれでいて余り中身が無く、この部分は科学ADVらしくないですね
・3Dモデルの服装、モーションパターンが少ない
「お前そのままで寝るのかよ!」という場面があったり、物語が進むとモーションパターンの少なさが目立ったり... - 総評
- CHAOS;HEAD、STEINS;GATEという作品と今作を比べると、「記憶を消してやり直したい」と感じる事はありませんでした。シナリオ面で大分出来が違います
しかしポケコン内のツイぽ、居ル夫、キルバラという、従来の科学ADVになかったプレイヤーに遊ばせる要素を広げようとした実験的なもの多く取り込んだ意欲作、とも思えます
特に前者2つは触ってて楽しかったですね、居ル夫を使ってジオタグを探していた時は夢中になって背景画像をつぶさに探したものです
今作で得られた研鑽が次回作で活かされる事を願います。秋からのアニメにも期待しています - プレイ時間
- 20〜40時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 4 2 3 4 -
世界的陰謀と巨大ロボットのミスマッチング 75 - 投稿者:MMGames(男性/30代)
- 投稿日:2012/07/24
- 良い点
- ・フィクションと現実の科学をうまく組み合わせるSF的演出が見事
・フィクションを含みつつも現実感を重視した巨大ロボット開発
・日常の中で陰謀がじわじわと現実味を帯びてくる様子が見事
・1章の熱い描写
・ツイぽによってユーザーに読むことを強制せずに物語の情報量を増やすことに成功している - 悪い点
- ・ツイぽによるフラグ管理が超絶にわかりにくい
・中盤の中だるみ
・ラストが唐突な展開でしかもただの後始末になっている
・黒幕のやることがどれも茶番のように感じる - 総評
- シュタインズゲートの流れを汲むADVとのことで大変期待していた作品です。ADVとして完成度は高くとても面白い作品ですが、シュタゲと比べると全体に安っぽくなってしまっています。
シュタゲ同様に今作でも日常の中から世界的陰謀を察知していきます。陰謀がじわじわ迫る様子やARやタブレットマシンなど現実の流行を物語の核として取り入れて世界観の説得力を増す演出は実に見事で、ラスト前までは緊張感を持ってプレイできます。
ただし、中盤では大したドラマがおこらず淡々と物語が進行しておりはっきり言って中だるみしています。ドラマが動く章までたどり着くには正しい選択肢を選ぶ必要があるのですが、これがシュタゲ同様にもの凄くわかりにくい。ここでプレイを止めてしまう人がたくさんいると予想されます。キャラクター個別エンドの形をとるためにドラマが動く部分を後半に持ってきたのだと思いますが、そのこだわりを捨ててでももっと前半でドラマを動かすべきだったと思います。
ラストも残念です。突然あれよあれよと物語が動き出し、気がついたら巨大ロボットアニメ的展開になだれ込んでいきます。それまでの黒幕の策略を黒幕自身が全否定するかのような安直で無茶苦茶な展開でした。思うに、情報戦を主体とする黒幕の陰謀と巨大ロボットという物語の軸をなす2大テーマがあまりにミスマッチすぎて、最後に無理やり見せ場を作るために非常に強引な展開になってしまったのだと思います。シュタゲでは世界的陰謀とタイムトラベルという2大テーマの相性が抜群だったのであれほどの迫力と緊張感が生まれたのだと今さらながらに気付かされました。
最後にグラフィックについてですが、3Dは開始当初かなり違和感があったのですがプレイ中に慣れました。3Dではキャラクターの表情がわかりにくという欠点をオーバーアクションによって解決しており、ここは見事だったと思います。同様に3Dを採用したADVのタイムトラベラーズではキャラクターがほとんど無表情になってしまっているのに比べるととても良くできていると思います。 - プレイ時間
- 20〜40時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 4 4 4 5 -
ガッカリゲーという悲劇 30 - 投稿者:xenos(男性/30代)
- 投稿日:2012/07/02
- 良い点
- ・グラフィック
渋谷、秋葉原と都会的な舞台設定が続いた科学シリーズだったが、今回は種子島という離島を設定し、前作同様美麗な背景画を実現した。3DCGを用いたキャラクタのグラフィックも及第点。
・キャラクタ
個性的なキャラクタが光る。各員は偏った性格付け、属性を設定されているが、その属性からの微妙なズレが出てきた時に、人間臭い本性が浮き彫りになる。 - 悪い点
- ・操作性
フォーントリガーシステムに続く新機軸として登場したポケコントリガーシステムだったが、Xboxのような据え置き機では存分にその特性を生かしきれなかったと言える。iPadなどのタブレット端末で実装すればこの点に関してはかなりの改善が見られるだろう。デフォルトのボタン配置がシュタゲから変わっているのもあまりほめられたものではない。
・ストーリー
クリアし終わった直後に「あそこはああしたほうが良かったんじゃないか」というような指摘をしたくなる展開には問題があるだろう。ネタバレになるので詳細は書けないが、明らかに不要なイベントが一つあり、それがなければ、もっと面白く展開しただろうなという箇所がある。仲間の結束を表現したいという話を製作中の期間に志倉千代丸氏は言っていたが、シュタインズ・ゲートの方がその目的は十全に果たされているだろう。このような時代に仲間の結束を描くことはたしかに難しいが、だからこそ仲間が結束し困難に立ち向かう姿は美しいし価値がある。 - 総評
- FDであったひよれんはファンディスクということもあり(私はかなりの低評価を下したが)まだ良かったが、科学シリーズの本編企画である当作はちょっとガッカリ感が大きい。
科学シリーズの第3弾でなければガッカリゲーの烙印を免れたとは思うが、私は多分やってなかっただろう。
たまたま、私は仕事の連休で一気にクリアできたから良かったものの、仕事帰りにちょこちょこやるような状態だったら、全クリできたかさえ怪しい。次回作に期待したい。 - プレイ時間
- 20〜40時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 4 3 1 3
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