プレイレポート
ありそうで実はあまりなかった,シングル/マルチ対応の“本格”麻雀ゲーム。iOS端末向け「雀龍門 Mobile」インプレッション
ゲームの概要については,先日行われたプレス向け発表会のレポート記事を見てもらうとして,本稿では肝心の「麻雀ゲームとして実際どうなの?」という部分を中心に,プレイフィールをざっくり紹介していこう。
「雀龍門 Mobile」公式サイト
タッチ操作と麻雀の組み合わせが絶妙!
雀龍門 Mobileには,iPad版と,iPhone/iPod Touch版の2種類のクライアントが用意されている。今回プレイしたのはiPad版なのだが,結論から先に言うと,快適なタッチ操作と,グラフィックスの美しさが生み出す臨場感に大満足だった。iPad上に表示される牌の大きさが,実際の麻雀牌にかなり近いところも関係しているのだろうが,あたかも実際に卓を囲んで対局しているかのような雰囲気が味わえる。
もしiPadを所持しているなら,ぜひとも本稿に掲載したスクリーンショットを,オリジナルサイズで表示させてみてほしい。その環境でのプレイが,とてもしっくり来ることに気が付くだろう。麻雀好きにはぜひとも体験してもらいたいものだ。
肝心の麻雀部分のクオリティも◎
雀龍門 Mobileは,これまでPC版で実績を積み重ねてきた雀龍門シリーズのノウハウを受け継いでいる。そのため,麻雀ゲームとしてのクオリティに過不足はなく,安心して遊べる印象だ。
ちなみにPC版の雀龍門は,リアルさに徹底的にこだわっており,たとえば対局者の“手の動き”が妙に生々しく画面に表示されたり,物理エンジンの効果で捨牌が微妙に不揃いだったりする。雀龍門 Mobileはそれらを完全移植しているわけではないのだが,ほどよくアレンジされた演出が,対局を盛り上げてくれる。
たとえば,高い役を上がったときは,音声と共にちょっとしたカットシーンが挿入される。また,自分がリーチを行ったあとは,普段より若干ゆっくり目に牌を山から持ってきて,その都度ドキドキさせてくれる。PC版よりは落ち着いているものの,決して淡白というわけではなく,個人的にはこれくらいが“上品な演出”かな,と思えた。
iPhone/iPad向け麻雀ゲームの決定版となり得る秀作
1回のプレイ時間は,東場のみで大体15分前後。マルチプレイと比べると,仮に対局の途中で強制終了してしまってもペナルティがなく,通信環境がなくても本格的な麻雀が楽しめるので,まさにいつでもどこでもプレイできる点が嬉しい。
※新規ID作成時に「2000GP」が付与され,毎日「600GP」を自動で獲得できる(1000GP=85円相当)。オンライン対戦のプレイ料金は,東風戦が1回あたり「200GP」,半荘戦が「300GP」。つまり毎日もらえるGP分だけでも,3局はオンライン対戦が楽しめるというわけだ。しかも,対局結果が1位の場合は200GPを獲得し(=差し引きゼロ),2位は100GPを得られる。
ともあれ雀龍門 Mobileは,iOS端末向け麻雀ゲームの決定版となり得るタイトルである。オンライン周りのプレイフィールについては,正式にリリースされた今から,じっくりと確認していく必要がありそうだが,シングルプレイでもたっぷりと遊べるタイトルなので,AppStoreのランキングでも上位に食い込みそうだ。麻雀ファンはぜひ実際にプレイして,雀龍門 Mobileの実力を確認してみよう。
iPhone/iPod touch版「雀龍門 Mobile」紹介ページ(iTunesが起動します)
iPad版版「雀龍門 Mobile」紹介ページ(iTunesが起動します)
- 関連タイトル:
雀龍門 (麻雀) for GREE
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