プレイレポート
[TGS 2011]シンボルエンカウントの廃止によってゲームのテンポは急上昇。よりアクション性の高いRPGへと変貌した「LORD of APOCALYPSE」
なお,筆者が触ったのはPlayStation Vita版なので,手触りや印象はすべてそれに基づいている。PSP版も同様とは限らないので,その点はご了承いただきたい。
戦闘への移行がシームレスになってテンポ急上昇
これによって,戦闘どころかゲーム全体のテンポが急上昇。ジャンルをカテゴライズすると,前作はどちらかと言えばRPGだったが,本作はアクションゲーム寄りに調整されている印象だ。
もちろん,RPG要素はしっかりと残されている。敵を倒せば経験値が獲得できるし,それが一定値に達するごとにレベルアップもする。成長要素は詳しく見られなかったが,前作同様さまざまなスキルが用意されているようだ。
TGS 2011のデモ版には,キャラクタークリエイトは含まれておらず,あらかじめ用意されたキャラクターを使用してクエストに挑んだ。武器のカテゴリは前作の5種から7種に増えていて,カテゴリごとに攻撃タイプや射程,エレメンツ(武器固有攻撃)の種類が異なる。
エレメンツは,今回すべてを見ることはできなかったが,魔法であったり補助攻撃であったりとさまざまだ。もちろん攻撃速度もカテゴリによって異なるため,武器によって一味も二味も違ったプレイフィールを味わえる。
また,今回はプレイヤーの仲間として一緒に戦うユニークキャラクターがいることもポイント。デモ版では「ルース」という黒髪の男性と,「ラウラローネ」という赤髪の女性を確認できた。彼らは物語にも関わってきそうなので,詳しい続報に期待したい。
しかし,これはむしろ個人的には好印象な部分。体感ゲームならまだしも,キャラクターを操って繰り返し戦闘を行う必要があるアクションゲームと,Vitaで採用された直感的な操作は,相性が最高に良い……とは言えそうにない。
タッチパネルを使えば指を一つ(あるいは片手を)ボタンから離さなければいけないし,背面タッチパッドを使えば本体のホールドが不安定になる。ジャイロセンサーで右に左に本体を振れば,画面だって見づらくなってしまう。
RPGからややアクション寄りへと味付けが変わった本作は,Vitaのスペックに着目して,ゲームの気持ちよさを高めた作品になった。とくに戦闘部分は大きく印象が変わっているので,前作をプレイした経験のある人は,ぜひその違いをその手で確かめてみてほしい。
「LORD of APOCALYPSE」公式サイト
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