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[TGS 2012]「真・三國無双6 Empires」のスペシャルステージをレポート。お笑いコンビ・ライセンスが自分そっくりの武将で先輩武将達を“ハメ倒す”
このステージでは,プロデューサー鈴木亮浩氏とお笑いコンビ・ライセンスの藤原一裕さん,井本貴史さんの3人が登壇し,「真・三國無双6 Empires」の概要を紹介していった。ステージの後半では,特徴的なシステムである「エディットモード」を使ったちょっとユニークなゲームプレイも披露されたので,さっそくその模様をお伝えしていこう。
開発コンセプトは生き様
プレイヤーの行動によって変わっていく歴史上の英雄達
「真・三國無双」シリーズを日常的にプレイするというライセンスの2人。とくに井本さんの腕前はかなりのものらしく,以前ゲストとして登壇した「真・三國無双」関連のイベントで,凄腕の一般来場者をなぎ倒し,優勝までいきかけた経験があるという。
そんなわけで,「真・三國無双」に関してはもはや説明不要という感じだったが,Empiresは,無双の魅力である一騎当千の爽快感に,国盗りシミュレーションの要素を融合させ,新たな楽しみ方を生み出しているシリーズであると,鈴木氏は改めてその概要を紹介していった。
“生き様”が開発のコンセプトとして掲げられている「真・三國無双6 Empires」。そのポイントは,大きく分けて「地位(立場)」と「名声」の2つだ。
地位は,プレイヤーが操作するキャラクターの位で,たとえば「君主」などのことを指す。本作では「軍師」「大将軍」「在野武将」といった複数の地位から好きなものを選ぶことができ,さらにそれぞれの地位でできることが異なる仕組みになっているという。軍師として一般武将を率いるもよし,在野武将から仲間を集めて頭領となり,旗揚げして君主になるもよしと,プレイヤーが好きな生き方を選択できるというわけだ。
名声は,「武勇」「仁愛」「知略」「規律」「悪逆」「財産」という6つのパラメータの総称で,これはゲーム内のプレイヤーの行動によって都度変化していく。たとえば民から税を臨時徴収するとか,味方の兵士を犠牲にして自分をパワーアップさせるとか,捕縛した敵武将を処断するといったようなことを繰り返していると,仁愛に溢れた猛将・劉備ですら,悪逆非道の道を歩むことになるという。
そして,この地位と名声の結果として武将が変化していく様が,“生き様”なのだ。
また,武将同士の友好度も本作では進化していて,異性キャラクターの友好度が上がれば果ては結婚に,同性キャラクターの友好度が上がれば義兄弟に,といったように,これまたプレイヤーの行動によって,夢のカップリングが楽しめるらしい。
さらに,本作では「絶招秘計」という技が用意されており,水計や火計,落石といった計略をプレイヤー自らが引き起こせるようになっている。ほかにも,呂布の絶招秘計「天下無双」のように,キャラクターを強化するようなものもあるそうだ。
ここで井本さんが,「史実通りの計略を絶招秘計で起こしたらどうなるんですか?」とするどい質問をぶつける。鈴木氏によると,たとえば赤壁の戦いにおいて,正しい順序を踏んだうえで絶招火計を使うと,専用のイベント「大火計」が起こるといったように,史実に沿った特別な演出も用意されているとのこと。
後輩芸人が先輩芸人を“ハメ倒す”
そんなこともできるのが「エディットモード」
ひと通りゲームの説明を終えたところで,鈴木氏がライセンスの2人にプレゼントと称して,それぞれにそっくりな武将アバターをプレゼントした。「真・三國無双6 Empires」のもう1つの特徴が,自分の好きなように味方や敵の武将を作ることのできる「エディットモード」で,ライセンスの2人にそっくりなアバターは,これをアピールするために作られたものというわけだ。
自分そっくりのアバターで三国志の世界に介入できるということで,ライセンスの2人は大喜び。さっそく,このアバターを使ってゲームをプレイすることになるのだが,敵となる武将にどこか見覚えのある人物達が多数。田村 亮さん,川島 明さん,内間政成さん……と,そうそうたるお笑い芸人達がそこに表示されていた。
ライセンス2人のアバターもそうなのだが,ほかのお笑い芸人を模したアバターもかなりそっくりで,会場から笑い声があがるほどの出来。中には大先輩もいたため,ライセンスの2人は戦闘に及び腰……かと思ったが,実は乗り気だった。
そんなわけで,ライセンスの2人が藤原さんのアバターを使って先輩武将達をバッタバッタと倒すというミッションに挑むことに。
「真・三國無双6 Empires」の戦闘は,点在する拠点をしっかりと確保していくことが重要になっているので,とりあえず最初にコントローラを握った藤原さんは,攻撃されている味方陣営内の拠点の確保に向かう。
攻めてきていたのは川島さんの武将で,これが先輩武将との初遭遇であったのだが,藤原さんは一切お構いなしに「川島だ,川島だ」と言いながらボコボコにして追い返す。
勢いに乗った藤原さんは,近くにいた田村 裕さんの武将に戦闘を仕掛けるのだが,ここでの攻撃はかなり防がれてしまう。「田村,いっちょまえにガードしよるで!」と焦るライセンスの2人。そこに金成公信さんの武将もやってきてちょっとピンチになったのだが,無双乱舞を駆使しながらなんとか撃退に成功した。
と,そんなことに時間を取られているうちに,なんと敵の拠点から川島さんの武将が再出撃。「真・三國無双6 Empires」は武将ごとに兵士の保有数が決まっており,それがなくなるまでは何度でも戦場に現れるのだという。
ともあれ,井本さんは慣れているだけあってさすがにうまく,田村 亮さんの武将をハメ倒し,同時に現れた麒麟コンビをコンボからの無双で撃破。とにかく先輩武将達を次々とハメ倒していった。「(無双は)いらいらしたときにいいですよね!」(井本さん)
ステージの最後に待ち受けていたのは軍師の出で立ちをした田村 淳さんの武将だ。井本さんはここで絶招秘計を使って,援軍を呼んだり,自分を強化したり,拠点火計をしかけたりしながら一気に討伐。余裕綽々でゲームをクリアし,いよいよ捕縛した田村 淳さんの処遇を決めることになるのだが,ライセンスの2人は何も迷わず「処断」を選択して,悪逆値を上昇させていた。「おいおい……。なんの冗談だよ……」(田村 淳さんの武将)
プレイ終了後は,ライセンスのサイン色紙やグッズがもらえるじゃんけん大会が開かれ,先日発表されたコラボレーションについての再告知という形で進み,あっという間に宴もたけなわ。「真・三國無双6 Empires」の意外な楽しみ方が紹介されたステージは,最後に会場も巻き込んで幕を閉じた。
なお,10月にはこのエディットモードが遊べる体験版が配信される予定とのことなので,こちらもお楽しみに。
「真・三國無双6 Empires」公式サイト
<真・三國無双6 Empiresスクリーンショット集>
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