イベント
RiftやGear VRのアバター機能が大幅に進化。フレンド8人と専用ルームでさまざまなアクティビティが楽しめる「Rooms」も近日中に配信決定
これまでのアバターは,ブルーマンのような髪の毛のない青いホログラムで統一されたキャラクターだったが,今回のアップデートによって,アバターの髪型からサングラス,衣装,さらにはホログラムのカラーリングにいたるまで,およそ10億パターンにもわたってカスタマイズが可能になるという。
つまり,ブルーマンだけのそっけないVR世界ではなく,一気に個性溢れるアバター達で彩られることになるわけだ。ボードゲームやスポーツゲームなど,アバターが表示されることが多いゲームジャンルでは,とくに親近感が沸くようになるだろう。
また,ミッチェル氏に代わって壇上に上がったOculusプラットフォームのプロダクト・マネージャー,ローレン・ヴェグター(Lauren Vegter)氏は,すでにフレンドを作るための「Invites」や「Matchmaking」といったAPIレベルでのソーシャル機能が多いことに言及し,80タイトルにもおよびぶ作品が,こうしたソーシャル体験を利用していると語った。
さらにヴェグター氏は,この新しいアバターのカスタマイズシステムの充実によって,「Oculus Home」ではフレンドをグループ化させる「Parties」システムを追加すると発表している。同じく追加される専用バーチャルルーム「Rooms」で,最大8人のプレイヤーが自分のアバターを使ってバーチャルな世界で談笑をしたり,デフォルトで用意されているミニゲームに興じたり,「Hulu」や「Video」を使って同じ映像や映画をワイワイしながら鑑賞するといったことができるようになるという。
すでに専用の 「Avatar SDK」が配布され始めており,カードゲームの「Dragon Front」,ポーカーゲームの「Casino VR Poker」,ゾンビシューティングの「Drop Dead」などが対応している。
Oculus Connect 3のイベントスペースでは,アバター機能のデモも公開されており,参加者達は思い思いのアバターを一足早く登録していた。「Parties」および「Rooms」機能はGear VR向けに近日中にも配信され,Riftについては2017年初頭のアップデートが予定されているとのこと。
「Oculus VR」公式サイト
- 関連タイトル:
Rift
- この記事のURL: