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[TGS 2016]「FFXIV」,パッチ3.4で実装される女神ソフィア討滅戦やアパルトメント情報が公開。「第32回FFXIVプロデューサーレターLIVE」をレポート
今回は,2016年8月27日の「3周年記念14時間生放送」で行われた第31回PLLに引き続き,「パッチ3.4実装コンテンツ特集Part2」として新コンテンツの新情報が公開されたので紹介していこう。
パッチ3.4「SOUL SURRENDER 魂を継ぐ者」のトレイラーが公開
PLLの冒頭に,吉田氏は2日前に完成したばかりという,パッチ3.4トレイラーを公開した。
トレイラーには,「ディープダンジョン」の追加階層など,パッチ3.45の内容も収録されていたが,今回のPLLでは,新蛮神戦「女神ソフィア討滅戦」,アパルトメント&水槽,新PvP「デュエル」「冒険者小隊」「クロの空想帳」など,新たに追加されるコンテンツを中心に情報が公開された。
柵から落ちて死んでも,蘇生できる? 新蛮神戦「女神ソフィア討滅戦」
最初に紹介されたのは,新蛮神戦「女神ソフィア討滅戦」。前半は三闘神戦ではお馴染みの曲「死闘」が流れるが,後半に入ると新曲に変わるという。
フィールドは四角で,その周囲には柵がある。この柵は壊れるタイプのもので,そこから落ちると死んでしまうらしい。トレイラーにはフィールドを斜めにするようなギミックも見られたので,それが組み合わさるとなかなかやっかいそうだ。ただ,落ちて死んでしまったとしても蘇生で戦線復帰できるらしい。吉田氏は「蘇生できるんだからということで,かなり落としにかかってます」と話していた。そして「セフィロト討滅戦の攻略は『大縄飛び』と説明しましたが,女神ソフィア討滅戦は『脳トレ』です」と説明。パーティ8人のうち一人でもギミックの謎が解ければクリアできるのでは,とヒントを明かした。
難度としては,最初は「なんだかよく分からない!」という感じで,気が付くと全員がフィールドから落ちてしまうこともありえるとのこと。ただ,ギミックを理解すると解きやすい討滅戦なのではないかとも話していた。人によっては,極ニーズヘッグ討竜戦よりも楽にクリアできるかもしれないとのことだ。
1対1の真剣勝負ができる新PvP「デュエルモード」。ザ・フィーストには観戦モードも実装
続いて紹介されたのは,新PvPとなる「デュエルモード」だ。このモードでは,ほかのプレイヤーと1対1で戦うことができる。
デュエルが行える場所は,ウルヴズジェイル係船場の東側にできた新エリア「個人演習場」。個人演習場の入り口には,赤く光るラインのようなものがあり,この内側がデュエルモードが実行できるエリアとなる。
個人演習場内にいるプレイヤーには,誰にでもデュエルを申請することができる。申し込む方法は簡単で,コマンドメニューから「デュエル」を選ぶだけ。相手がこれを受ければ,デュエル開始となる。
デュエル後,倒された方はその場で蘇生できるので,すぐに再戦できる。今回実装されるデュエルモードでは,アイテムレベルシンクを行っていないが,リクエストが多ければアイテムレベルシンクの実装を前向きに検討すると吉田氏は付け加えた。
同じPvP関連ということで,ザ・フィーストの観戦機能についての説明も行われた。
この機能は,ザ・フィーストのカスタムマッチを観戦できるというもの。カメラは,自由に動かせるフリーカメラ,フィールドにあらかじめ設置されているカメラから見る定点カメラ,指定したキャラクターを追従するプレイヤーカメラの3タイプ。これらを自由に切り替えられるという。また,観戦者は両チームのキャラクターのHPやバフ状態,アドレナリンラッシュのゲージなどはもちろん,戦況確認,試合後にはリザルトもチェック可能だ。
パッチ3.4では,まだ運営や,生放送などイベント向けになっていて,対戦パーティから招待されたパーティのみ観戦できる仕様となる。現在は,行われている対戦一覧から,観戦したい対戦を自由に選んで見られるようなものを開発中とのことだ。
冒険者待望のアパルトメントは1部屋50万ギル。お魚が優雅に泳ぐ水槽も実装
次に紹介されたのは,多くのプレイヤーが待ち望んでいた「アパルトメント」だ。
アパルトメントは,3国それぞれのハウジングエリアの各区に1棟ずつ建っている。パッチ3.4実装時には,1棟のアパルトメントに90の部屋があるが,(運営で)数字を変更するだけで500部屋近くまで増やせるので,売り切れることはないとのこと。購入価格は,1部屋50万ギルとなる。
試しに部屋を購入した吉田氏は,ここでハウジングの新コンテンツ「水槽」の紹介を始めた。その前に多くのプレイヤーから「1つしか置けなくて残念」という声に「これだけのクオリティの半透明シェーダーを自由に移動させるのは処理の負荷が大変なんです」と返答し,自分たちでは超大人数によるテストができないので,ひとまず1部屋1つとして,実装後に問題がなさそうならば置ける水槽の数を増やしていきたいと話した。
部屋に設置できる水槽のタイプはG1からG4の4タイプ。G1が一番小さく,G4が一番大きい。水槽を設置したあとは,淡水か海水かを決定。当然の事ながら,淡水には淡水魚,海水には海水魚しか入れられない。水槽のレイアウトは,アクセサリで設定できる。アクセサリのパターンは,今後増やしていくとのことだ。
水槽に入れられる魚の種類と数は,水槽と魚の容量で決まる。Sサイズの魚は容量が1で,Mサイズは2,Lサイズは4,XLサイズは7。もっとも大きいG4の水槽の容量は7なので,XLサイズの魚なら1匹,Mサイズなら3匹入れられるわけだ。Sサイズの魚なら7匹かと思いきや,UIを見たかぎり最大で4匹となるようだ
なお,魚が共食いをして数が減ったりすることはなく,またエサなども与える必要もない。水槽はあくまでインテリアであるとのこと。これを機にパッチごとに10匹ぐらい魚を増やしたいと話す吉田氏だったが,雲海の魚はどうしようかなど悩みどころも吐露した。
また,魚関連としてパッチ3.4では何匹かヌシも実装したとの情報も明かされた。
自分だけの小隊が結成できる「冒険小隊コンテンツ」。いつかは小隊でダンジョンにいけるかも?
「冒険小隊コンテンツ」は,吉田氏によると「ファイナルファンタジータクティクスの掘り出し物」に近い,ソロでコツコツ遊ぶコンテンツだという。
グランドカンパニーから,プレイヤーに憧れて入隊してきた隊員がいるので,試しに彼らを集めた小隊を作ってみないか,というのがこのコンテンツのバックストーリーとなる。
所属しているグランドカンパニーに小隊用の部屋(兵舎)が作られ,3人の志願隊員がやってくる。しかし,正式に小隊を結成するには4人が必要。残りの1人をスカウトするには,攻略手帳をクリアすればいい。何でもいいから1つクリアするごとに,隊員がやってくるかのチェックが入り,このチェックに成功すれば,隊員が兵舎にやってくるというわけだ。クリアするコンテンツによって,それに対応した隊員がやってくるとのことで,特定の種族,性別を狙うことも不可能ではないそうだ。
隊員がやってきたら,プレイヤーが面接をして,入隊させるかどうかを決められる。ただし,面接は来た順番で行わなければならない。もちろん,採用だけでなく,解雇も可能だ。
採用された隊員は,全員レベル1なので,彼らのレベルを上げる必要がある。それと同時に,戦術理解度やチームワークなど,小隊全体の総合力を訓練で鍛える必要があるという。
小隊を結成したら,レベルに応じた任務を受けられる。この任務の成否は,小隊の総合力で決まるため,訓練をおろそかにすることはできないというわけだ。任務に成功すると,小隊メンバーのレベルがあがり,アイテムを入手できる。メンバー個人のレベルは小隊の総合力とは別で,総合力はあくまでプレイヤーが指揮官として指導して初めて上がってくもののようだ。
小隊の人数は最大で8人。吉田氏は,いずれ小隊を率いてダンジョンへ行けるようにしたいと,今後の展望も明らかにした。
冒険譚を集める「クロの空想帳」。報酬にはなんと,5つの穴が開いた新式装備が
最後に紹介されたのは「クロの空想帳」。子ミコッテのクロは,イデルシャイアに現れる友達に空想小説を書いて読み聞かせていたが,最近マンネリになって困っていた。そこで,小説のネタとして,プレイヤー達の冒険譚を手帳に書いてほしい……というバックストーリーのコンテンツだ。
クロの手帳の左側には,クロが「やってほしい」とする16のコンテンツが並んでいる。このコンテンツをクリアして“印”を集め,手帳に貼っていく。この“印”が貼られた個数や,貼られた場所によって,右下の報酬を得られるという仕組みだ。コンテンツの内容は,ウィークリーで更新される。
報酬は9つのコンテンツクリアや,ビンゴのように“印”が1ライン,2ラインと縦や横に並んだときにもらうことができる。3ラインを達成すると,マテリアをはめる穴が5つ開いた新式装備が入手できる。しかし,吉田氏によると「3ライン達成できるのは,1ワールドに1人いるかどうか」というほど確率は低いらしい。この新式装備はマーケットに出すこともできるとのことだ。
クロの手帳には,もうひとつ「チャンスポイント」という機能がある。これは,パーティ内に,そのコンテンツを始めてクリアしたメンバーがいると得られる「チャンスポイント」を消費することで,「セカンドチャンス:リトライ」や「セカンドチャンス:シャッフル」といった機能が使用できる。
吉田氏は,クロの空想手帳は,冒険小隊コンテンツと同様に,それを目的として遊ぶよりも,普通に遊んでいる間に何か達成できた,ぐらいの気軽さで楽しんでほしいとパッチ3.4特集をまとめた。
吉田氏は,パッチ3.4はシステムのアップデートからコンテンツの追加など,普段やっている遊びが広がるようなものを多く実装したと話した。とくにクラフターの活躍の場が大きく広がっているので,武器や防具をガンガン作って,「機工城アレキサンダー:天動編」などに挑んでほしいとのことだ。「クラフター,ギャザラー,バトルなど盛りだくさんなパッチとなってますので,遊び方はそれぞれあると思いますが,全面的に遊んでいただければ」と会場のファンにメッセージを贈り,PLLを締めくくった。
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