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「第71回 FFXIV PLL」をレポート。パッチ6.2“禁断の記憶”では“無人島開拓”や,4人用の高難度ダンジョンも含めた新バトルコンテンツ登場
約3か月ぶりとなる今回のPLLだが,パッチ6.2の内容を紹介する前に,7月5日に予定されている「パッチ6.18」についておさらいが行われた。
パッチ6.18では,「データセンタートラベル」の追加や日本DCのワールドリグループ,欧州DCではワールドの追加やサーバー機器のリプレイスなどが実施されるが,中間パッチとしては異例の24時間メンテナンスが行われる。日本時間では前日の7月4日からゲームが遊べなくなるので注意しておこう。
パッチ6.2「禁断の記憶」は8月下旬公開予定
速報でもお伝えしているが,最初にパッチ6.2のタイトルと実装時期が発表された。パッチ6.2のタイトルは「禁断の記憶(メモリア)」。公開時期は2022年8月下旬とのことだ。
実装内容としては,当然ながら新たなメインクエストやサブストーリークエストが追加される。今回はそれぞれスクリーンショットが数点公開された。
また,パッチ6.25では,新たな武器強化クエストも実装予定で,今回はサブストーリークエストである「帰ってきたヒルディブランド」から派生するとのこと。サブストーリークエストは,どちらも前提となるクエストが存在するため,進めていない人は今のうちにプレイしておこう。
新たなインスタンスダンジョンとして,「異界孤城トロイアコート」が実装される。さらに,新レイドダンジョンとして「万魔殿パンデモニウム:煉獄編」および,その零式の実装が予定されている。
なお,実験的な試みとして,今回は零式の実装を1週間程度遅らせる施策を計画しているそうだ。高難度の零式に挑むまでに通常のクエストをクリアする時間を用意するのが目的だが,それについてはいろいろな意見があるため,テストケースとしての実施になる。次回の零式も1週間ずらすかどうかは,今回のフィードバックなどを見て検討したいとのこと。
気になるジョブ関連調整も実施されるが,かねてより予定されていた竜騎士,占星術師の大改修に関しては今回は見送られることになった。中間パッチで実装するにしてはプレイフィールが大きく変わりすぎてしまうため,というのが理由だ。とはいえ,何も手を入れないわけではなく,調整自体は実施されるとのこと。
また,今後はジョブ調整の意図をテキストにてしっかり公開していく方針になったという。運営側に対して「調整してほしいのはそこじゃない」という意見もあるかもしれないが,それはそれとして,調整意図がしっかり見えることで,プレイヤーとしても反応しやすくなるのではないだろうか。
システム関連でも大きめな改修が予定されている。「クリティカル&ダイレクトヒットの調整」に関しては,次回のPLLで詳しく紹介される予定だ。
PvP関連では,報酬が一新された“PvPシリーズ2”がスタートする。「クリスタルコンフリクト」はシーズン3が開幕予定で,シーズン2は7月5日のパッチ6.18からパッチ6.2公開までの期間となる。
メインクエスト関連の改修も行われ,今回は5つのダンジョンがコンテンツサポーター対応となる。また,「皇都イシュガルド防衛線」のソロクエストバトル化や,「善王モグル・モグXII世討滅戦」のリニューアルが予定されている。
カジュアルな「ヴァリアントダンジョン」と高難度の「アナザーダンジョン」
新しいバトルコンテンツとして,パッチ6.25にて予定されている2種類の新ダンジョンが公開された。まずは「ヴァリアントダンジョン」だ。
ヴァリアントダンジョンはこれまで「難易度可変ダンジョン」と紹介されていたもので,カジュアル向けになる。レベル90以上のプレイヤー1〜4名で挑み,参加人数に応じて難度が自動的に調整される。ロールも自由でジョブチェンジも可能。特徴的なのは,ダンジョン内の行動や選択に応じてルート分岐がある点だ。このルート分岐に関しては,何度かプレイすればすべてのルートを体験できるという。
第1弾は「シラディハ水道」となっており,とある人物と一緒に探索するストーリーになるそうだ。今後も別のヴァリアントダンジョンが計画されており,実装間隔に関しては「パッチごとではないが,できるだけ追加していきたい」とのこと。
「アナザーダンジョン」は,ヴァリアントダンジョンと似ているが,まったく別の顔を持つ高難度ダンジョンだ。通常のロール構成で挑む4人用ダンジョンとなっており,ルートは固定されNPCも同行せず,構造や敵の強さもまったくの別物になる。
第1弾のコンテンツは「異聞シラディハ水道」と「異聞シラディハ水道 零式」の2種類。
「異聞シラディハ水道」は,オートマッチングが利用可能で,通常の蘇生手段が使えない代わりに回数制限つきの蘇生アクションが使用できる。また,全滅してしまった場合でも,それまでに倒した敵は復活しないので,再挑戦しながら少しずつ進むことが可能だ。
対して,「異聞シラディハ水道零式」はあからじめ4人のパーティを組んで挑戦するダンジョンとなる。蘇生手段は一切なく,全滅してしまうとすべての敵が復活。さらに,ダンジョン内で一定時間が経過すると敵が超強化され,さらにクリアが困難になるという。
「異聞シラディハ水道」の時点ですでに難度が高めとのことなので,零式はまさにチャレンジコンテンツといった内容だ。
「無人島開拓」でプレイヤー全員に無人島を1つプレゼント!
発表時から話題となっていたコンテンツ「無人島開拓」だが,これはプレイヤー個人で所有する箱庭タイプの遊びとなる。プレイヤーキャラ1名ごとに無人島が1つ与えられ,そこで素材を集めたり,作物を収穫したり,動物を捕獲&飼育したり(名前もつけられる)といった生活系コンテンツが楽しめる。工芸品を生産して輸出するといった遊びも用意されているが,他のプレイヤーの影響を受けないソロ向けになるとのことだ。なお,ギャザラーやクラフターの知識は一切必要ないそうだ。
拠点を作ることで便利機能が開放されるほか,オーケストリオンを置いたり,かねてから要望の多かったミニオンの放し飼いもできたりする。フレンドの無人島を訪れることも可能で,島内での交流も楽しめるようだ。
コンテンツ内容としては人気のスローライフゲームをほうふつとさせるが,「FFXIV」らしい味付けがどうなるのか気になるところ。より詳細な内容は,次回のPLLで紹介される予定となる。
ポートレート機能は正式リリースでより使いやすくなる
パッチ6.2では,β版として実装されていたアドベンチャラープレートとポートレート機能が正式リリース版となる。ポートレートの関連付けの仕組みが根本的に刷新され,より直感的に分かりやすくなるという。ただ,これまでに作成したポートレート情報は失われてしまうことになり,作り直しになるとのことだ。
新たなアラガントームストーンの名称も公開された。今回は「アラガントームストーン:因果」とのこと。そのほか,ミラージュドレッサーの拡張も実施され,枠が倍の800に増加する。また,リターン・トゥ・イヴァリース関連のクエストが調整され,「ワインのつまみ」「ワインのつまみ・再び」は新規受注ができなくなる。
最後にいくつかのお知らせが行われた。6月4日,5日に公演されたオフィシャルバンド「THE PRIMALS」のライブ「THE PRIMALS Live in Japan - Beyond the Shadow」のBlu-rayが早くも9月14日に発売決定。また,BSよしもとチャンネルにて,吉本興業のお笑い芸人が「FFXIV」を遊びつくす番組が放映されるとのことだ。
4年ぶりの「THE PRIMALS」生ライブに“レジェンド”も登場!「THE PRIMALS Live in Japan - Beyond the Shadow」レポートを掲載
スクウェア・エニックスは6月4日と5日に,「ファイナルファンタジーXIV」のオフィシャルバンド「THE PRIMALS」によるライブ「THE PRIMALS Live in Japan - Beyond the Shadow」を,千葉・幕張メッセイベントホールで開催した。実に4年ぶりとなる今回の生ライブではサプライズゲストとして“レジェンド”も登場した。
「ファイナルファンタジーXIV」公式サイト
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