一風変わったオンラインシューター「Minimum」のアーリーアクセス版がSteamで配信開始

　ブロック風のキャラクターグラフィックスが独特の雰囲気を放つオンライン対戦ゲーム「Minimum」のアーリーアクセス版がSteamで配信開始となった。価格は19.99ドルで，追加料金を払うことなく製品版へと移行できる。


　この「Minimum」は，チーム対戦FPS「Team Fortress」とMOBAの「League of Legends」をミックスさせたようなゲームシステムになる。プレイヤーは5対5で対戦するチームのメンバーとなり，銃や剣などの武器を使うことによって5段階にレベルアップするほか，マップ内にスポーンされるパワーアップを拾って敵より優位にたったり，さらには倒した敵からドロップアイテムを拾い集めて，アーマーなどをカスタマイズしたりしてゲームを進めていく。


　このあたりの要素はMOBAゲームに近く，その場限りでのレベルやパワーアップになるのだが，それゆえプレイするたび状況がランダムに変わり，ほかのチームメンバーとの相性も重要になってくるというわけだ。
　ゲームには「タイタン」と呼ばれる巨大ロボットも登場し，これをうまく利用しながら相手のタイタンを攻略することで，そのゲームに勝利できるというシステムになっている。


　当初本作を開発していたTimeGate Studiosは2013年に倒産し，現在開発を進めているのはシューティングゲームでお馴染みのHuman Head Studios。SteamのページにはパブリッシャとしてCubed Productionsという企業の名が記されているが，ムービーや公式サイトの情報を見ると，パブリッシングにはAtariも関わるようだ。Atariの北米法人も2013年には倒産したが，現在は小規模なパブリッシャとして再起を図っている模様。この「Minimum」がどれだけの成功を収めるかによって，同社の舵取りにも大きな変化がありそうだ。

「Minimum」公式サイト