連載
土下座が描く放物線は,栄光への架け橋だ。スマートフォン向けアクション「ジャンピング土下座」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第252回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
日本独自の文化と言えなくもない「土下座」。大きな過ちを犯したときの謝罪や,一生もののお願いをするときに威力絶大の手段だ。
しかし,もっと深い謝罪やお願いが必要になったら,ただ土下座するだけでは足りないのではないか?
そんな思いから生まれたかどうかは知らないが,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,土下座にジャンプと着地技を加えた競技をプレイする「ジャンピング土下座」(iOS / Android)を紹介しよう。
「ジャンピング土下座」ダウンロードページ(App Store)
「ジャンピング土下座」ダウンロードページ(Google Play)
ジャンピング土下座の操作は,「助走」「着地技の選択」「着地」「粘り」という4段階で構成されている。
最初に行う助走は,画面下の足ボタンを,ひたすらタップで連打すればいい。一定時間内にどれだけ加速できたかが点数に響いてくるので,全力を尽くそう。助走が終われば選手は勝手にジャンプしてくれる。
そしてジャンプ中に,「左足」「右足」のボタンを使って着地技を選択するコマンド入力を行う。最大4回入力できるが,3回以下で入力を止めても構わない。ただし,まったく入力しないとミスになる。
着地技の入力が終わると,いよいよ主人公が落下してくる。床ギリギリまで引きつけて画面下の手型ボタンを押し,着地しよう。このボタンを押すタイミングが床に近いほど高得点になるが,遅れると床に突き刺さってジ・エンドだ。
着地が成功すれば,さきほど入力したコマンドに対応する着地技が展開される。ときには居眠り,ときには大回転と,どれもびっくり人間大集合のような技ばかりで,謝罪とかお願いと言った雰囲気はかけらも感じられないが,これでいいのか。
着地技が終わると,やっと通常の土下座姿勢になるが,さらにそこでボタンを連打し,額を床にすりつける「粘り」で謝罪を深められる。これが最後の審査ポイントなので,気を抜かないように。
土下座が終了すると,審査員から最初の助走,技の評価,着地のタイミング,粘りの強さの点数が出される。その合計が230を超えれば,金メダル獲得だ。
ちなみにこの230点以上という評価は,慣れてもなかなか出すのが難しい。とくに助走と粘りではかなりの連射が必要になるので,気軽にプレイして出せる記録ではないだろう。金メダルを獲得できたときには,これが土下座ということもすっかり忘れてガッツポーズが出てしまうこと間違いなし。
バカゲーと思いつつ,いつの間にか全力でプレイしてしまう本作。技の凝りようを見るに制作者も真剣におバカをやっているようなので,プレイする側も全力でボタンを連打してほしい。
最後に,リアル世界でのジャンピング土下座は,絶対に行わないように。危険である以前に,相手の怒りを買うこと間違いないから……。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればPCのFPSも遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
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