プレイレポート
[E3 2013]光と影が不思議な世界観を生み出すPS4用パズルアクション「Contrast」を触ってみた
今回プレイできたのは,目的は不明ながら,主人公の女性が少女と共に夜の街を進んでいくようなステージだった。公式サイトによると,舞台となる街のデザインは,1920年代のアメリカや,フィルム・ノワールの影響を受けたものになっているとのことで,確かに古めかしく,退廃的な雰囲気である。
ゲームタイトルである「Contrast」(コントラスト)という名のとおり,全体的に光と影がくっきり描かれたグラフィックスが特徴的。街中が白と黒で塗られた感じというか,明るい部分と暗い部分が明確に描き分けられており,これが独特の雰囲気を醸し出している。
そしてこの光と影は,ゲームシステムにも深く関わっている。主人公の女性は影になる能力を持っていて,その状態では壁に映った影を足場にして移動できる。例えば,足場がなくて高い場所へ移動できないときは,ライトを動かして影を作り,自らも影になれば,“影の足場”を利用して移動できるようになるわけである。
体験プレイの後半では,回るメリーゴーランドの影を使って,馬から馬へと飛び移りながら高所を目指すギミックがあったのだが,パズルとして「なるほど」と思うと同時に,光の中を馬が回っていくという演出が美しく,思わず見惚れてしまった。
キャラクターの造形に若干のハードルの高さを感じる人もいそうだが,それを補って余りあるユニークな魅力のある作品だと感じた。ティザームービーも公開されているので,ぜひ確認してほしい。
「Contrast」公式サイト
4Gamer E3 2013特設ページ
- 関連タイトル:
Contrast
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(C)Compulsion Games