連載
スタイリッシュなブロック崩し!? スマートフォン向けアクション「Thrower2」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第301回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
スリングショットの要領で弾を打ち出し,目標に当てて倒す……というゲームは,スマートフォンの普及初期から変わらず人気を誇っている。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」でお届けする「Thrower2」(iOS / Android)もその1つだが,そこにブロック崩しのような要素が加わったシステムとなっている。ハマれる奥深さを持つゲームだ。
iOS版「Thrower2」ダウンロードページ
Android版「Thrower2」ダウンロードページ
プレイヤーの目的は,自分の拠点(クルクルと回転する青いオブジェクト)が敵(四角い形の赤いオブジェクト)に破壊される前に敵を全滅させること。
拠点の中心から任意の方向へフリックして指を離すと,その反対方向へと青いボールが飛ぶので,これを敵にぶつけて破壊していこう。記事の冒頭でも触れたとおり,スリングショットの要領だ。
敵の出現地点から拠点までは薄い線でつながれており,敵はこの線の上を移動してくるので,うまく予測してボールを飛ばそう。
ボールはまっすぐ敵に飛ばすのもいいが,壁に跳ね返る性質を利用すれば,攻撃のチャンスが増えるはず。ボールは敵に当たっても跳ねるので,壁と敵の間を狙い,バウンドさせて一気にせん滅する……というのが基本となるだろう。ただしボールは5回ほどバウンドすると消えてしまうので,こまめに飛ばし続ける必要がある。
敵には「2」や「4」といった数字が割り振られており,これはそのまま耐久力を表している。数字の回数分ボールをぶつけなければ破壊できないのだ。また,敵が拠点まで到達してしまうと,その数値分ダメージを受けライフが減少する。このライフがゼロになると,ゲームオーバーになってしまうので,数字が大きな敵は真っ先に狙おう。
ゲームが進むと,何度かボールを当てないと壊せないレーザーの壁や,当たるとボールが一発で消えてしまうトゲなどの仕掛けが登場。ステージの作りも,わざとバウンドが狙えないようになっていたり,絶妙な位置にトゲが配置されていたりと,難度が上がっていくのだ。
その一方で,画面内の敵をせん滅するボムのようなアイテムが使えるようにもなるので,これをうまく使ってクリアしていこう。
シンプルなシステムに鮮やかな演出,没入感の高いBGMと,ハマればとことんまでのめり込める本作。ゲーム内に説明らしい説明がなかったり,バグも一部見受けられたりと,気になる点もややあるのだが,それらを差し引いてもなかなか質の高い作品だ。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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