イベント
「ブレス オブ ファイア 6」リリース記念イベントをレポート。ガチャに頼らない新たなビジネスモデルやゲームコンテンツが明らかに
「ブレス オブ ファイア 6 白竜の守護者たち」公式サイト
華やかなヒロイン達のファッションショー
そして「ブレス オブ ファイア 6」の7つのポイント
イベントは「歴代ヒロイン ファッションショー」で幕を開けた。タレントの倉持由香さんや御伽ねこむさん,坂本由奈さん,まゆふぁむさん,茶々助さん,火将ロシエルさんが,「ブレス オブ ファイア」シリーズ6作品のヒロイン・ニーナに扮し,会場を華やかな雰囲気に包んでいた。
続いて,「ブレス オブ ファイア 6」のプロデューサーを務めるカプコンの杉浦一徳氏と,運営プロデューサーの清川一郎氏が登壇。本作の面白さを7つのポイントにまとめてプレゼンテーションを行った。
1:竜変身
同シリーズでお馴染みとなっている「竜変身」は,その名のとおり,キャラクターが強大な力を持つ竜に変身する能力だ。「ブレス オブ ファイア 6」では全パラメータが300%アップし,変身可能な時間は最大20秒とのこと。発動のタイミングがカギになりそうだ。2:スキルコネクト
竜変身には「DP」と呼ばれるポイントが必要となる。これは敵に対し,連続してスキルを使うことで蓄積されやすくなるもので,仲間のスキルのあとに自分のスキルをつないでもいい。スキルコネクトでDPを効率よく溜め,竜変身で敵を倒す爽快感がポイントになっているという。実際,会場に用意されていた試遊台で遊んでみたところ,仲間との共闘感や連携している感覚が楽しめるシステムであると感じられた。
3:マルチプレイ
完全同期型のマルチプレイは,プラットフォームの垣根を越えて最大4人で楽しめる。なお,マルチプレイではスタミナの概念がなく,好きなときに何度でもクエストに挑めるようになっている。4:古竜召喚
「古竜召喚」はマルチプレイ限定の“最強奥義”とのこと。ラスボス級の敵ですら瀕死になるほどの大ダメージを与えるそうだ。5:城下町
オンラインゲームでいう「ロビー」にあたるものが「城下町」だ。最大100名のムラオサ(プレイヤー)が一堂に会し,マルチプレイに出発するために仲間を募る待合所にもなっている。もちろん,ほかのプレイヤーがどんなファッションをしているかも見られる。スマートフォン向けゲームとしては珍しい大規模なロビーといえるだろう。6:竜の物語
「ブレス オブ ファイア 6」には,テキストに換算すると10万文字もの長編ストーリーが用意されるという。初のオンラインゲームではあるが,同シリーズが高く評価されていたストーリー要素にも注力されており,“竜の歌”にまつわるシリアスな物語が描かれる。7:釣り
シリーズ伝統の要素といえる「釣り」は,「ブレス オブ ファイア 6」においても健在。ルアーをポイントに投げ込み,食いついた魚と対決する。ライン(釣り糸)が切れないようにリールを操作してテンションを保ち,魚のHPをゼロにできれば見事,釣り上げられる。こちらも試遊台でじっくりと試してみたが,暴れ回る魚に合わせてテンションを保つのはかなりスリリングだった。ガチャに頼らない
プレイヤーが“納得”して課金できるビジネスモデル
「ブレス オブ ファイア 6」のサービス概要と課金に関する説明も行われた。
かねてからアナウンスされていたとおり,2月19日にPCとAndroid向けの「ムラオサ先発テスト」(いわゆるオープンβテスト)がスタートする。このテストに参加すると,★5フェローの「アミリア」などの特典がプレゼントされるとのこと。誰でも参加可能で,ゲームデータはそのまま2月24日に開始予定の正式サービス(PC/Androidのみ。iOS版は3月下旬予定)に引き継がれる。特典の詳細や条件については,「こちら」の記事を参照してほしい。
また,カプコンの人気IPから「バイオハザード」「ストリートファイター」「ヴァンパイアセイヴァー」「デビルメイクライ」「モンスターハンター フロンティアG」「ロックマン」とのコラボレーションも決定。これに限らず,今後も大型IPとのコラボが予定されているとのこと。
正式サービス開始後の4月には,最初の大型アップデートが予定されている。ストーリーの追加に加え,「ギルド機能」「ギルドミッション」「フェロー機能拡張」といった要素が用意されているという。
「ブレス オブ ファイア 6」における課金要素の解説は,とくに興味深いものだった。本作では,スマートフォン向けアプリでよく見られるガチャ偏重のビジネスモデルではなく,「ミッション追加報酬」という方式を採用しているという。分かりやすく言い換えるなら,「課金してミッションクリア時の報酬を増やす」というシステムだ。
ミッションをクリアしたときに,報酬として素材やアイテムが手に入るのは既存のゲームと同様。「ブレス オブ ファイア 6」では,通常の報酬に加えて「追加報酬」という枠が用意されており,ゲーム内通貨の「竜結晶」を消費すれば入手できる。
どんなアイテムが追加報酬になっているのかは,事前に確認できるため,欲しい素材やアイテムが登場したときにだけ,竜結晶を使えばいいというわけだ。どんなアイテムが出るか,やってみないと分からないガチャとは対照的で,カプコン社内では「納得課金」と呼ばれているという。
なお,杉浦氏によると「ブレス オブ ファイア 6」の売上は,追加報酬が50%,竜結晶召喚(ガチャ)が35%,スタミナチャージが14%,アイテムとフェローの所持枠拡張がそれぞれ0.5%という比率が想定されているとのことだった。
正式サービス開始前にこうしたデータが公開されるのは珍しく,独特のビジネスモデルと合わせてどのような反応を呼び起こすか,大いに注目される。
シリーズ復活にかける思いが語られたトークセッション
PCとスマートフォンの双方でデータを共有して遊べる「ブレス オブ ファイア 6」だが,杉浦氏は当初,スマートフォンのみを予定していたという。片岸氏から「PCでも遊べるようにしてはどうか」というアドバイスを受けたことで,クロスプラットフォームが決定したとの経緯があったそうだ。
「艦隊これくしょん -艦これ-」や「刀剣乱舞-ONLINE-」といったブラウザゲームのヒットにより,飛躍的に存在感を増したDMM.com。今後,スマートフォン用ゲームと連携して楽しめるものを作りたい,と考えていた同社にとって,クロスプラットフォームの「ブレス オブ ファイア 6」は「願ったり叶ったり」(片岸氏)の作品であり,PCとAndroidが同時リリースという点でも期待は大きいという。また,長い歴史と根強いファンを抱えるIPだけに,配信にあたっては社内でも緊張感をもって臨んでいるとのこと。
また,「ブレス オブ ファイア」シリーズは,主にコンシューマ用ゲームとして展開されてきたが,そのナンバリング最新作をPCとスマートフォンでリリースする理由として,杉浦氏は「大事な『ブレス』シリーズを,元気のあるマーケットで復活させたかった」と述べていた。
最後に,杉浦氏が「『ブレス オブ ファイア』はカプコンが大事にしてきたIPです。ナンバリングを付けた以上はきちんとしたクオリティでお届けし,過去作のファンの皆様に喜んでもらえるものにします」と力強く宣言した。片岸氏も「『ブレス オブ ファイア 6』のようなビッグタイトルをしっかり運営,サポートできるようなプラットフォームへと成長していきたい」と意欲を語り,イベントを締めくくっている。
「ブレス オブ ファイア 6 白竜の守護者たち」公式サイト
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ブレス オブ ファイア 6 白竜の守護者たち
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(c)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
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