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[JAEPO2014]アメリカ生まれの同人格闘ゲームがついに日本のアーケードへ。「スカルガールズ アンコール」ステージの模様をレポート
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印刷2014/02/17 20:50

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[JAEPO2014]アメリカ生まれの同人格闘ゲームがついに日本のアーケードへ。「スカルガールズ アンコール」ステージの模様をレポート

本作は,PSN / XBLAにおけるパブリッシャの変更に伴って「スカルガールズ」から改題された,いわゆる再リリース版(北米のPSNでは,2014年2月11日より配信が開始されており,国内のPSNやXBLAでも近日配信予定とのこと)で,今回のアーケード版も,この再リリース版に準拠したものとなるようだ
画像集#001のサムネイル/[JAEPO2014]アメリカ生まれの同人格闘ゲームがついに日本のアーケードへ。「スカルガールズ アンコール」ステージの模様をレポート
 2014年2月15日,「ジャパン アミューズメント エキスポ 2014」のタイトーブースステージにて,NESiCAxLiveでの稼働が予定されているアメリカ産の2D格闘ゲーム,「スカルガールズ アンコール」のプレゼンテーションが行われた。「スカルガールズ」(PC / PS3 / Xbox 360)の再リリース版という位置付けの本作がアーケード化を果たすことになったきっかけについて,ローカライズを担当するM2の代表取締役 堀井直樹氏が大いに語ったこのステージの模様を,本稿でレポートしていこう。ステージ終了後に行ったミニインタビューも掲載しているので,「スカルガールズ」のファンはぜひチェックしてほしい。

「エムツー」公式サイト


M2の代表取締役 堀井直樹氏
画像集#002のサムネイル/[JAEPO2014]アメリカ生まれの同人格闘ゲームがついに日本のアーケードへ。「スカルガールズ アンコール」ステージの模様をレポート
 ステージが始まると,「スカルガールズ アンコール」のトレイラーが上映されたのち,本作のローカライズを担当するM2の代表取締役 堀井直樹氏が登壇。「スカルガールズ」との出会いや,本作のデベロッパであるLab Zero Gamesと意気投合したこと,本国アメリカでLab Zero Gamesが行っている週間報告会の模様などを紹介した。また,アーケード化のきっかけについて,「Lab Zero Gamesの面々は日本の格闘ゲームが大好きで,日本のゲームセンターで自分達のゲームが動いているところを見たいという,熱い想いを持っていました。僕らもその夢に乗りたかったんです」と語った。

右のスライドは,打ち合わせ中にLab Zero Gamesのスタッフが描いた落書き。左のスライドは,クラウドファンディングの出資者と共に意見を出し合う,週間報告会の模様とのこと
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堀井氏による紹介が終わると,今回のステージのために用意されたLab Zero Gamesからのビデオメッセージが公開された。理由は分からないが,Mike Z氏はことあるごとにマフィンを推していた
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 一通り紹介が終わると,Evolutionで行われた本作のサイドトーナメントで5位入賞を果たした犬千代氏,本作の攻略ブログを執筆し,普及に務めているという,ばいけん氏によるエキシビションマッチが行われた。堀井氏は試合を解説しつつ,「ほかにないグラフィックスなので,ゲームセンターにあっても目立つと思います」と,本作の魅力をアピールした。

画像集#010のサムネイル/[JAEPO2014]アメリカ生まれの同人格闘ゲームがついに日本のアーケードへ。「スカルガールズ アンコール」ステージの模様をレポート 画像集#011のサムネイル/[JAEPO2014]アメリカ生まれの同人格闘ゲームがついに日本のアーケードへ。「スカルガールズ アンコール」ステージの模様をレポート
犬千代氏(上写真左)とばいけん氏(上写真右)。エキシビションマッチでは,NESiCAxLive筐体で動く本作を見ることができたのだが,堀井氏によれば「つい一昨日やっと動くようになった」とのことである
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 エキシビションマッチの終了後,堀井氏は「まだプロジェクトが動き出したばかりですが,しっかりとしたものに仕上げて,作り手もユーザーも楽しめるものにしたいと思うので,応援よろしくお願いします」と述べ,ステージは幕を閉じた。最後に,ステージ終了後に行った堀井直樹氏のミニインタビューを掲載するので,本作のファンはぜひチェックしてほしい。


M2代表取締役・堀井直樹氏ミニインタビュー


画像集#013のサムネイル/[JAEPO2014]アメリカ生まれの同人格闘ゲームがついに日本のアーケードへ。「スカルガールズ アンコール」ステージの模様をレポート
4Gamer:
 ステージの内容と被ってしまうかもしれませんが,スカルガールズをアーケード化しようと考えたきっかけについて,改めてお聞かせください。

堀井直樹氏(以下,堀井氏):
 私が初めてスカルガールズに出会ったのは,2011年に行われたE3の会場で,ちょっと遊んでみただけでも,作り手の日本の格闘ゲームに対する愛が伝わってきました。ものすごい熱意のこもった作品だなと感じたんです。たまたまうちのスタッフの中に,スカルガールズの開発関係者と付き合っている人がいた(!)こともあって,Lab Zero Gamesと直接会う機会が生まれました。彼らの話を聞くと,日本の格闘ゲームについてとても詳しいんですよね。

4Gamer:
 我々も,2012年に行われたEvolutionの会場で彼らにインタビューしましたが,本当によく研究されているみたいでした。

堀井氏:
 それで,スカルガールズのルーツについて話を聞いてみると,フランスパンさんの「MELTY BLOOD」が彼らの目標だという話が出てきまして。

4Gamer:
 「MELTY BLOOD」といえば,同人のフィールドから生まれてアーケード化を果たした,いわば先駆者的な存在ですね。

堀井氏:
 ええ。彼らとしても,自分達の作った格闘ゲームが日本のゲームセンターで動いているところを見たい,という想いが強く,我々もそこに賛同して,このプロジェクトを立ち上げたんです。

画像集#014のサムネイル/[JAEPO2014]アメリカ生まれの同人格闘ゲームがついに日本のアーケードへ。「スカルガールズ アンコール」ステージの模様をレポート

4Gamer:
 これまでのスカルガールズは,サイバーフロント(今年初頭に解散することが報じられた)がローカライズを行っていましたが,アーケード版ではどういった形になるのでしょうか。

堀井氏:
 我々M2が,新たに一からローカライズを行っていくことになります。その他の施策については,これからスタッフと共に考えていきますが,例えばスカルガールズはチュートリアルが非常に良くできているので,それをアーケード版に落とし込むなど,いろいろとチャレンジしていきたいですね。

4Gamer:
 本作はNESiCAxLiveで稼働するとのことですが,NESiCAカードへの対応は予定されているのでしょうか。

画像集#015のサムネイル/[JAEPO2014]アメリカ生まれの同人格闘ゲームがついに日本のアーケードへ。「スカルガールズ アンコール」ステージの模様をレポート
堀井氏:
 もちろん,ぜひやりたいと思っています。こういうことを言うとちょっと夢がないかもしれませんが(笑),そのために工数について検討を重ねているという段階ですね。

4Gamer:
 なるほど(笑)。もう一点,日本語版の制作にあたり,日本語ボイスを追加したりすると面白いと思うのですが,いかがでしょうか。

堀井氏:
 良い声優さんがいればやってみたいと思うのですが,あのアメリカンなボイスが良い味を出しているのかなと。ただ,日本語ボイスではないことで,好みの問題が発生することもあるでしょうし,例えばNESiCAカードを使って,ボイスの設定を切り替えられたら面白いかもしれませんね。

4Gamer:
 アーケードならではの施策といえば,以前フランスパンさんにインタビューしたときに,ぜひスカルガールズとコラボレーションしたいという話が挙がっていたのですが……。

堀井氏:
 アーケード版でどうこうというお話ではないのですが,もしかしたら,すでに話が進んでいるかもしれませんよ?(笑)というのも,実は昨年のE3のときに,なりたさん(フランスパン代表 なりたのぶや氏)をLab Zero Gamesの面々のところに連れていったのですが,かなり意気投合していたみたいでしたから。

4Gamer:
 何にせよ,良い形で実現できるといいですね。最後に,本作の稼働はいつ頃になりそうでしょうか。

堀井氏:
 申し訳ありませんが,本当に未定の状態です。というのも,JAEP02014を見て分かる通り,これから非常にたくさんの格闘ゲームがアーケードで稼働することになるので,タイミングを見計らう必要があるんです。もちろん,時間をかけた分しっかりとしたものを作るつもりなので,ファンの皆様は期待していてください。

4Gamer:
 本日はありがとうございました。
  • 関連タイトル:

    スカルガールズ アンコール

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