スマホゲームのセルラン分析（2022年10月6日〜10月12日）。今週の1位も「モンスターストライク」。Tencentが圧倒的なシェアを持つ中国の四半期ランキングも紹介

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2021年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆3746億円に達している（※関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，現在最も売れているタイトルを始めとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームのセールスランキング

（2022年10月6日〜10月12日）

順位	前週	タイトル	DL数の成長率	収益の成長率
1	1	モンスターストライク	153%	-28%
2	7	パズル＆ドラゴンズ	15%	34%
3	4	ウマ娘 プリティーダービー	8%	-18%
4	8	プロ野球スピリッツＡ	21%	5%
5	6	ドラゴンクエストウォーク	-14%	-22%
6	2	原神	-14%	-60%
7	3	プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク	-22%	-60%
8	5	Pokémon GO	3%	-48%
9	13	Fate/Grand Order	-4%	-1%
10	14	パズルサバイバル	-5%	-14%
11	15	あんさんぶるスターズ！！Music	10%	-4%
12	11	放置少女	-15%	-35%
13	18	Lineage W	-5%	3%
14	12	アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ	-17%	-52%
15	9	ヘブンバーンズレッド	-20%	-71%
16	27	ONE PIECE トレジャークルーズ	-13%	14%
17	19	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	6%	-30%
18	16	ONE PIECE バウンティラッシュ	-3%	-44%
19	22	LINE ポコポコ	8%	-19%
20	21	モリノファンタジー：世界樹の伝説	-20%	-23%
21	36	ドラゴンクエストタクト	-11%	24%
22	17	荒野行動	22%	-46%
23	23	ブルーアーカイブ	15%	-31%
24	29	日替わり内室	-4%	-14%
25	35	マフィア・シティ	1%	2%
26	44	ホームスケイプ	10%	26%
27	217	ガーディアンテイルズ	332%	494%
28	49	ガーデンスケイプ	30%	26%
29	34	新信長の野望	17%	-18%
30	33	Tower of Fantasy（幻塔）	37%	-20%
31	39	Age of Origins	37%	-2%
32	10	LINE：ディズニー ツムツム	19%	-81%
33	55	商人放浪記	10%	9%
34	64	フィッシュダム	5%	19%
35	20	アズールレーン	-41%	-67%
36	88	ファイアーエムブレムヒーローズ	10%	61%
37	37	妖怪ウォッチ ぷにぷに	-8%	-30%
38	47	三國志 真戦	17%	-16%
39	120	星のドラゴンクエスト	78%	110%
40	58	トゥーンブラスト	19%	1%
41	65	Top War	40%	10%
42	106	ディズニー ツイステッドワンダーランド	12%	80%
43	32	オリエント・アルカディア	53%	-48%
44	43	ロードモバイル	23%	-28%
45	66	実況パワフルプロ野球	-4%	5%
46	46	おねがい社長！	5%	-25%
47	62	三國志 覇道	-68%	-5%
48	54	PUBG MOBILE	6%	-16%
49	59	エボニー	15%	-16%
50	63	ダダサバイバー	-4%	-16%

※掲載データはSensor Towerから引用したものです。データの無断転載を禁じます
※iOSとAndroidの収益の合計をもとにしたランキングです。マルチプラットフォーム展開を行うタイトルでも，PCや家庭用ゲーム機向けの収益は含まれていません

1〜25位の収益グラフ。縦軸（収益）の数値は非公開

　今週も1位は「モンスターストライク」（iOS / Android）である。10月2日に開始した「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」とのコラボイベント（※関連記事）や，“超・獣神祭”の新限定キャラ「アルスラーン」などが引き続き好調で，2週連続での1位となった。



　今回ランキングに入った50タイトルの中の，実に33タイトルで，収益の前週比がマイナスとなっている。やや珍しい傾向と言えるが，前回の集計時に大きく伸びているタイトルが多かったので，それが元に戻ったということなのかもしれない。App Storeの価格改定（※10月5日実施）に向けての駆け込み需要が一段落した，ということだろうか。

中国におけるスマホゲームの四半期ランキング

（2022年7月1日〜9月30日）

順位	タイトル	パブリッシャ
1	王者荣耀（アリーナ・オブ・ヴァラー）	Tencent
2	PUBG MOBILE	Tencent
3	原神	miHoYo
4	梦幻西游	NetEase
5	三國志 真戦	Alibaba
6	ディアブロ イモータル	NetEase
7	リーグ・オブ・レジェンド：ワイルドリフト	Tencent
8	CrossFire: Legends	Tencent
9	TFT: チームファイト タクティクス	Tencent
10	英雄联盟电竞经理	Tencent
11	捕鱼大作战	Tuyoo Game
12	一念逍遥	Leiting Games
13	爆走ドリフターズ	Tencent
14	インフィニット ラグランジュ	NetEase
15	指尖四川麻将	365you
16	率土之濱-大三国志	NetEase
17	火影忍者	Tencent
18	JJ斗地主	JJWorld
19	开心消消乐	Happy Elements
20	Top War	River Games
21	神武4	Duoyi
22	陰陽師	NetEase
23	奥比岛	Leiting Games
24	アークナイツ	HyperGryph
25	QQ炫舞	Tencent

中国における7月〜9月のタイトル別収益グラフ

　今回は，中国における前四半期（7月1日〜9月30日）の収益ランキングを紹介する。
　表内のパブリッシャ欄に注目してほしいが，1位の「王者荣耀（アリーナ・オブ・ヴァラー）」を筆頭に，25タイトル中の9タイトルがTencent（Level Infinite）のゲームだ。王者荣耀が世界で最も売上が高いスマホゲームであることは広く知られていると思うが，そのほかにもバカ売れしているタイトルを数多く展開しているわけだ。以下に掲載するパブリッシャ単位の収益グラフを見ても，Tencentのシェアは圧倒的といえよう。

　一応補足しておくが，Tencent以外の収益が少ないわけでは決してない。Tencentの収益が突き抜けているため，そのほかのNetEase GamesやmiHoYo等の収益は相対的に少なく見えてしまうのだ。

中国における7月〜9月のパブリッシャ別収益グラフ。1位がTencentで，2位以下はNetEase Games，miHoYo，Alibaba，Leting Gamesと続いている

Sensor Tower 日本語公式サイト