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二次元はすぐそこまで来ている! 「AnimeJapan 2014」で,「アイドルマスター ワンフォーオール」のアイドル達と会ってきた
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思わず手を伸ばしたくなる現実感
最新のヘッドマウントディスプレイに興味津々の来場者で黒山の人だかりとなっていたソニーマーケティングブース。実はこの体験会,用いられているヘッドマウントディスプレイは2013年11月23日に発売された「HMZ-T3W/T3」(以下,HMZ-T3)なのだが,特別設計のヘッドトラッカー(非売品)を搭載した限定仕様モデルになっていて,いわゆる仮想現実対応がなされていた。つまりGDC 2014で発表されて話題を呼んだ「Project Morpheus(開発コードネーム)」や,Oculus VRの「Rift」のように,装着者の向きや首の動きにあわせて画面が動くようになっていたのだ。
そして体験会用のコンテンツとして用意されていたのが,5月15日発売予定のPlayStation 3用ソフト「アイドルマスター ワンフォーオール」に登場する765プロダクションを完全再現した仮想空間。なんと実際に自分が事務所内にいるかのように,765プロ所属のアイドル達に会うことができるのだ。なるほど,どおりで装着している人達(※特に男性)が一様に口元を緩め,幸せそうにしているわけだ。
ちなみに筆者は,仮想現実対応どころか,HMZ-T3自体今回が初体験だ。正直「ホントにそんな凄いの?」と半信半疑だったのだが,実際に自分で装着してみて大いにぶったまげた。目の前に広がる光景は正真正銘,765プロの事務所内。アイドル達が談笑し,思い思いの時間を過ごしている空間のド真ん中に,自分が立っていたのである。
もちろん,搭載されているヘッドトラッカーもしっかり機能。目の前に春香,伊織,やよいがおり,左に目を向ければ貴音と千早が落ち着いた雰囲気で会話中。右に目を向ければ響,真,美希がソファーでくつろいでいて,亜美と真美はせわしなく事務所内を駆けまわっている。そこへ雪歩がお茶を運んできて,後ろから声が聞こえるので振り向くと律子とあずささんが何やら相談中だった。
そして最後に,こちらの存在に気付いた春香が「プロデューサーさん!」と駆け寄ってきて丁寧にお辞儀。あまりにもリアルな空気感に,思わずこちらもつられてお辞儀をしてしまい,ハッと我に返ると映像は終了していた。
短い時間だったが,本当にゲームの世界に迷い込んでしまったような……非常に稀有な感覚が味わえた。なお,筆者は眼鏡をかけていたのだが,それでも装着感は極めて良好だった。これでグラフィックスがさらに進歩すれば,とんでもないことになるような気がする。
繰り返しになるが,今回出展されていたHMZ-T3および「アイドルマスター ワンフォーオール」は,この日限りの特別製だったので,自宅で心置きなくアイドル達と触れあえるようになるには,もう少し時間がかかりそう。しかし「Project Morpheus」を始め,これからの仮想現実技術の発展に大きな希望が持てる,素晴らしい体験だったのは間違いない。二次元の世界は,すぐそこまで来ているのだ。心して待とう。
「アイドルマスター ワンフォーオール」公式サイト
ソニーストアのHMZ-T3シリーズ販売ページ
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HMZ
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