［G-Star 2015］PC向けオンラインFPS「OPERATION7 II :Rise of Condota」とPS4「OPERATION7 REVOLUTION」は2016年夏にリリース予定。デベロッパCEOへのミニインタビュー

　G-Star 2015のB2Bエリアの一角には，韓国のゲームメーカー数社を集めたパビリオンがある。その1つに，オンラインFPS「OPERATION7」の開発元Park E.S.Mがブースを出展していた。


　「OPERATION7」といえば，2013年に後継作となる「OPERATION7 II :Rise of Condota」（以下，「Rise of Condota」）の開発がG-Star 2013で明らかになっているが，それ以降，とくに大きな動きはないままで，正式サービスが行われたという情報もない。そんな中，2015年11月4日に開催されたSony Computer Entertinment Koreaのプレス向けカンファレンスで，PlayStation 4向けの「OPERATION7 REVOLUTION」（以下，「REVOLUTION」）が発表された。
　日本人プレイヤーも少なくないシリーズだけに，現状が気になるところ。ブースを訪れて，同社のCEDであるJames氏に話を聞いた。

「OPERATION7 II :Rise of Condota」公式サイト

　James氏によれば，もともとの計画は，「OPERATION7」人気の高い南米とヨーロッパ地域で「Rise of Condota」のサービスを始め，続いて日本，最後に韓国で展開していく予定だったという。しかし，南米地域のプレイヤーが持つPCのスペックがあまり高くないことが分かったため戦略を変更し，日本からサービスをスタートすることに決めたという。なぜ韓国が最初でないのかといえば，日本人プレイヤーのFPSに対する分析力に期待しているからで，日本で成功すれば，どこでも大丈夫だと考えているからなのだそうだ。

　ただ，実はそのスケジュールも「REVOLUTION」が発表されたことで見直され，PC版とPS4版の同時期のオープンを目指すことになったとのこと。ちなみに，一番最初に日本でサービスを行うことに見直しはないそうで，時期としては，2016年の5月か6月を予定している。これについては，続報を待ちたい。


　続いて，同時期にサービスインするという「Rise of Condota」と「REVOLUTION」の違いについて質問した。もしそれほど違わないなら，クロスプラットフォーム対戦も考えられるからだ。
　James氏はこれについて，基本的には，PC版のほうがグラフィックスオプションを高めに設定できることを除き，同じ作品と思っていいという。ただし，サーバーについてSCEとの協議は行っておらず，基本的にPCとPS4のプレイヤーが対戦することはできないらしい。
　理由としてJames氏は操作系の違いを挙げており，PC版のマウスとキーボード，PS4版のコントローラ，どちらを使うプレイヤーにも有利不利が出ないようにするのは，なかなか大変であるようだ。


　2013年の発表以降，「Rise of Condota」には新プレイモードが追加されたほか，グラフィックスのさらなる向上や，スナイパーが腹ばいになって銃を構える「Crawling Mode」の実装，新マップやミッションをクリアすると勲章がもらえるシステムなど，多岐にわたる変化があったという。

　「REVOLUTION」の発表と共に，大きく動き始めた新作FPSの動向に注目しつつ，日本における発表を待とう。

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