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GIGABYTE,日本で展開中のゲーマー向けマウスとキーボードをアピール
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印刷2014/02/14 00:00

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GIGABYTE,日本で展開中のゲーマー向けマウスとキーボードをアピール

台湾GIGABYTE本社でグラフィックスカードおよび周辺機器のマーケティングを担当するEtien Tsai氏が来日し,挨拶を行った(筆者注,何かのヒント)
画像集#002のサムネイル/GIGABYTE,日本で展開中のゲーマー向けマウスとキーボードをアピール
 2014年2月13日,GIGA-BYTE TECHNOLOGY(以下,GIGABYTE)と同社の販売代理店であるCFD販売は共同で報道関係者向け製品発表会を開催した。その“主役”に関する情報は秘密保持契約下で開示されたため,今日の時点ではお伝えできないのだが,2013年末から国内販売が始まっているゲーマー向け周辺機器の紹介と展示もあったので,本稿ではそれらに関する情報を,写真メインでまとめてみたいと思う。

 念のため確認しておくと,GIGABYTEは,ハイエンドのゲーマー向け周辺機器ブランドとして「Aivia」(アイヴィア)を展開している。また,それとは別に,ミドルクラス以下の市場に向けて「FORCE」という製品シリーズも用意しており,今回,アピールがされたのは下記の4製品となる。

  • Aivia Krypton(型番:GM-KRYPTON)
  • Aivia Krypton Mat(型番:GP-KRYPTON MAT)
  • Aivia Osmium(型番:GK-OSMIUM)
  • FORCE K7(型番:GK-FORCE K7)

 以下,順に確認していこう。


■Aivia Krypton(GM-KRYPTON)

DPI変更用スライドスイッチの脇には4段階のLEDが埋め込まれ,DPIインジケータとして機能する
画像集#003のサムネイル/GIGABYTE,日本で展開中のゲーマー向けマウスとキーボードをアピール
 Aivia Krypton(アイヴィア クリプトン)は,左右対称形状を採用した,レーザーセンサー搭載のワイヤードマウスだ。センサーのメーカー名は公開されていないが,トラッキング速度150IPS,最大加速度30G,フレームレート12000fpsという基本仕様で,DPI設定を2008200の範囲で変更できるとされていることから,PixArt Imaging(旧Avago Technologies)のADNS-9800系ではないかと思われる。

画像集#004のサムネイル/GIGABYTE,日本で展開中のゲーマー向けマウスとキーボードをアピール 画像集#005のサムネイル/GIGABYTE,日本で展開中のゲーマー向けマウスとキーボードをアピール
本体サイズは67(W)×128(D)×41.5(H)mm。本体重量は110gとされている。110gが「ケーブルを含むかどうか」は未公開だが,握った感じでは,ケーブル抜きの重量のようだ

 ボタン構成は左右メインとセンタークリックボタン機能付きスクロールホイール,左サイド×2,右サイド×2。それとは別に,ホイール手前のDPI変更スイッチと,本体側面最奥部のプロファイル切り替え用ボタンが左右に1個ずつ用意される仕様である。

こちらは左側面だが,左右側面にはこんな感じで,2個のサイドボタンとは別に,プロファイルを切り替えるためのボタンが用意される。内蔵されるLEDの色によって,プロファイルの状況を確認可能だ。ちなみにプロファイルボタンは左右のボタン配置変更用としても機能するようになっており,右のプロファイルボタンを3秒間長押しすれば左手用,左側の長押しで右手用に設定できる
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 ユニークなのは,本体の底板が2枚用意されていることで,セラミック製ソールが貼られた「Speed Chassis」(スピードシャーシ)と,いわゆるテフロン製ソールが貼られた「Control Chassis」(コントロールシャーシ)を付け替えることで,滑りや止まりをカスタマイズできるという。また,本気で使う人がどれだけいるかは疑問だが,底板を外すと錘(おもり)を装着できるようになっており,重量1.8gもしくは5.3gの錘によって重量感の調整も行える。

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Aivia Kryptonと付属品(左)。右は2枚の底板で,左がFPSやTPS向きとされるSpeed Chassis,右がRTS/MOBAやMMORPG向きとされるControl Chassisである

 販売代理店想定売価は8480円(税込)。国内では実績のない製品ということも考えるとやや割高な印象もあるが,付属品の豪華さを考えれば,頑張っているともいえるだろう。形状面にこれといったクセはない印象なので,試せる場所が増えれば,購入を検討する人も出てくるのではないかと思う。

GIGABYTEのAivia Krypton製品情報ページ(英語)



■Aivia Krypton Mat(GP-KRYPTON MAT)

 Aivia Kryptonと組み合わせて使うのが推奨されている,いわゆるプラスチック系のマウスパッド。素速い操作に向くとされる「Speed Side」と,精密な操作に向くという「Precision Side」を併せ持つリバーシブルタイプだ。滑り止め用のラバーフレームで左右と奥側が覆われているのも外観上の特徴となる。

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Aivia Krypton Mat。左がSpeed Side,右がPrecision Sideだ。ラバーフレームの存在感が大きい

側面から。持ち上げると軽くしなる
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 マウスパッドとしての性能はさておき,423(W)×285(D)mmというサイズから受ける第一印象は「大きすぎ」であり,とくにラバーフレームの存在感がなかなか強烈だ。もう少しシンプルで小さいもののほうが,日本市場では受け入れられやすいのではないかと思う。
 なお,実勢価格は3700〜4000円程度(※2014年2月13日現在)となっている。

GIGABYTEのAivia Krypton Mat製品情報ページ(英語)



■Aivia Osmium(GK-OSMIUM)

 Aivia Osmium(アイヴィア オスミアム)は,「Cherry MX Red」メカニカルキースイッチを採用するフルキーボードだ。展示機は英語配列モデルで,発表当初は英語配列モデルのみという話だったのだが(関連記事),日本語配列モデルも用意されるという。

Aivia Osmiumの英語配列モデル(型番:GK-OSMIUM RED/US)。右[Ctrl]キーの左隣へ用意されたキーが,さりげなく[Windows]キーの有効/無効切り替えスイッチになっている点は要注目といえるだろう。[Space]キーが横長なのも,英語キー配列派には歓迎されそうだ
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キースイッチはいわゆる“Cherry赤軸”
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[G1]〜[G5]キーとスクロールホイール。2連ホイールの存在感がけっこう大きい
 数あるZF Electronics製キースイッチの中から俗にいう“Cherry赤軸”を採用したのは「荷重が45gと軽く,その仕様上,入力時に指先へかかる抵抗が少ないため,軽快に操作できるため」だそうだ。メカニカルキースイッチの割に動作音が小さいのもアピールポイントとされている。

 キーは全キーのAnti-Ghosting(アンチゴースト)が謳われており,Nキーロールオーバーかつ64キーまでの同時押しに対応するとのこと。メインキーボード部の左奥に広がった部分には,最大で25個のキーマクロを登録できる[G1]〜[G5]キーと,キー1つ1つに搭載された青色LEDバックライトの光量を調整するためのホイール,そして,PCのサウンド出力音量を調整するためのホイールが用意され,デザイン上のアクセントになっている。
 キーボード向かって右側面にはUSB 3.0とアナログのヘッドセット入出力端子を引き出し可能なのも,人によっては魅力的に映るだろう。

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USB 3.0標準ポート×1と,ヘッドセット入出力用の3.5mmミニピン端子×2が,本体右側面に用意される
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本体底面にはスタンドが4つ用意され,手前側を軽く持ち上げるような置き方も可能になっている

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付属のパームレストを取り付けたところ
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マーク入りのキートップが用意されており,付け替えられる

 実勢価格は1万5000円前後(※2014年2月13日現在)。さすがに高価だが,赤軸派を自認するのであれば,選択肢に入れるのもアリだろう。

GIGABYTEのAivia Osmium製品情報ページ(英語)



■FORCE K7(GK-FORCE K7)

 Aiviaブランドから外れるFORCE K7は,パンタグラフ式のメンブレンスイッチを採用したフルキーボードだ。展示品は日本語配列モデルだったが,横長[Space]キーを持つ英語配列モデルも用意されている。

薄いデザインが特徴のFORCE K7。アメリカ空軍のステルス戦略爆撃機「B-2」に代表されるステルス機をイメージしたデザインになっているという
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 浅いキーストロークを活かし,軽快に打鍵できるというのが,FORCE K7の持つ最大の特徴だ。[W/A/S/D]キーと[Q][Space][左Shift]キーに限定で同時押しに対応しているというあたりは,いかにもエントリーモデルらしいところである。

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パンタグラフ式らしい,しっかりした打鍵感が得られるFORCE K7。当たり前といえばそれまでだが,ストロークは2mm弱と浅い

 右[Ctrl]キーの左隣に[Windows]キーの有効/無効切り替えキーを持つ点や,キーボードの奥側に2連のホイールを搭載し,バックライトの光量とサウンド出力音量を調整できるという特徴は,Aivia Osmium譲り。一方,左ホイールを押すごとに,バックライトの色を青/緑/藍/黒(=消灯)の順繰りで変更できるのは,FORCE K7ならではの特徴といえるだろう。

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2連ホイール(左)と本体底面(右)

バックライトの色を変更してみた。左から青,緑,藍である
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 実勢価格は4600〜4900円程度(※2014年2月13日現在)。ロールオーバー周りはもう少しがんばってほしかった感もあるが,ノートPCのような打鍵感を好む人なら検討に値しそうだ。

GIGABYTEのFORCE K7製品情報ページ(英語)



知る人ぞ知る(?)CFD販売の新社長が挨拶


森下正敏氏(CFD販売 代表取締役社長)
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 なお,発表会では,2月1日付けでCFD販売の代表取締役社長に就任した森下正敏氏が,報道関係者に向けて就任の挨拶を行った。
 氏の名前と顔でピンときた人はかなりの業界通だが,氏は,かつて日本AMDで――もっといえば旧ATIテクノロジーズ・ジャパンでも――社長を務めていた人物だ(関連記事1関連記事2)。筆者に対し,「これまでのCFD販売ではやらなかったようなことをやっていく」と述べていたので,今後の活躍に期待したい。

  • 関連タイトル:

    Aivia

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