連載
カラン捻って「いい湯だな♪」。スマートフォン向け湯加減調整ゲーム「いい塩梅」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第513回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
日本人と言えばお風呂好き。自宅でのんびりお風呂に浸かるのが一日の楽しみで,銭湯や健康ランドなどの広々とした大浴場ともなればもう最高,という人は多いのではないだろうか。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」ではそんな銭湯の“湯加減”にフィーチャーしたゲーム「いい塩梅」(iOS / Android)を紹介しよう。
iOS版「いい塩梅」ダウンロードページ
Android版「いい塩梅」ダウンロードページ
プレイヤーは銭湯の経営者となり,つぎつぎと訪れるお客さんのため,ちょうどいい湯加減を保てるよう,2つのカランをひねって調整することとなる。左にある「湯」カランを捻れば温度が上昇,逆に右の「水」カランを捻れば温度が下降するという仕組みだ。カランを思い切りスワイプすれば大量に,ほんの少しだけならチョロチョロと……といった感じで水量を調整することもできる。
さて,湯船に入ったお客さんが気持ちよさそうにしていれば問題ないが,熱がったり寒がったりしているときは要注意。熱いなら温度を下げ,寒いなら温度を上げて湯加減を調整してあげよう。一定時間満足したらお客さんは“昇天”し,入浴料である「カポ〜ン」を獲得できるのだ。
なお,右側には営業時間メーターが表示されており,プレイ中は徐々にこのメーターが減っていく。ゼロになると営業終了となるが,時間で回復するのでしばらく待ってから再度プレイするといいだろう。
お客さんによって好みの温度はさまざまなので,様子を見ながら万人にとってのいい塩梅しなければならないのが本作の面白いところ。熱いお湯が好きなお客さんとぬるいお湯が好きなお客さんが同時に入浴したときは悩みどころ。双方にとってのいい塩梅を探すのか,それとも片方は切り捨てるのかを判断しなければならず,これがまた難しくもかなり楽しい。
経営を続けていると,ときおりハプニングに見舞われることがある。ハプニング発生時は銭湯の壁が突如倒れ,砂漠や吹雪といった環境に変化。極端に温度が上昇したり下降したりするので,普段とは違うカランさばきが要求される。難度もグッと上昇するが,ここが腕の見せどころだ。
また,プレイを続けていると,左側にある「祭」メーターが徐々に上昇していく。これがMAXまで到達すると「フィーバータイム」となり,大量のお客さんが一気に入浴。フィーバータイム時は通常と違って「温度を上げろ!」「温度を下げろ!」といった指示が表示されるので,それに従ってカランを捻っていけばいい。一気にカポ〜ンを稼げるチャンスであるうえ,営業時間メーターが一気に最大まで回復するというメリットもある。
入浴後,無事昇天した男たちは「ぬ〜ど図鑑」に登録される。獲得したカポ〜ンを使って銭湯の設備を強化すれば,さらに新たなお客さんが出現するので,ぜひともすべてのお客さんの登録を狙ってみてほしい。
非常にカジュアルながらアイデアが斬新な本作。誰にでも楽しめる作りになっているので,風呂好き温泉好きといった人以外にもぜひプレイしてもらいたい。ただし,本物のお風呂に入りながらプレイすると,端末を落とす危険があるので,くれぐれもご注意を。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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