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[G-Star 2014]RvR系の新作MMORPG「AZERA」がSmilegateブースでプレイアブル展示。古代文明のロボットに乗り込んで戦う本作を紹介
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印刷2014/11/22 21:33

ムービー

[G-Star 2014]RvR系の新作MMORPG「AZERA」がSmilegateブースでプレイアブル展示。古代文明のロボットに乗り込んで戦う本作を紹介

 G-Star 2014のB2CエリアのSmilegateブースに,新作タイトル「AZERA」がプレイアブル出展されていた。ブースに流れるムービーは,PvPもしくはRvR系のMMORPGといった雰囲気だが,いったいどんなタイトルなのだろうか? 本作の開発元であるTimber GamesのCEO兼DirectorのTommy Chung氏に,本作の概要を聞くことができたので紹介しよう。

「AZERA」公式サイト


Timber Games CEO兼Director
Tommy Chung氏
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 本作の舞台となるのは,古代文明の遺跡から人が搭乗できるロボットが発掘され,それによって戦争が起きてしまったという世界だ。プレイヤーキャラクターは,そのままの姿でも戦えるほか,当然のようにロボットに乗っての戦闘が可能になっている。
 ロボットに搭乗すると,もともとのキャラクターが持っていたものとは別のスキルが使えるようになり,2つのタイプの戦闘が味わえるとChung氏は話す。

 ロボットは使えば使うほど消耗(耐久力が減少)していき,そのまま廃棄ということもあるが,修理すれば続けて利用可能だ。またロボットは,モンスターを狩ることで入手できるという。

 プレイヤーキャラクターには,「ナイト」「暗殺者」「シャーマン」「レンジャー」「ウィザード」,そして「ガンナー」の6種類のクラスが用意されている。ちなみに前三者が近距離系で,後三者が遠距離系のクラスだとのこと。シャーマンが近距離系というのは,イメージと少々違う気もするが,本作ではハンマーを武器に戦うクラスなのだそうだ。
 普段はどのクラスも「ハイブリッド」と呼ばれる状態で,ソロで遊べるのだが,後述する「戦争」では,「ロール(役割)重視」に切り替えることができる。つまり,状況によって戦い方を変えられるわけだ。

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 Chung氏によれば,キャラクター育成要素の一つとして「ゲノムシステム」が存在するという。
 これは,モンスターを倒して入手できる「ゲノムマップ」を装備することで利用できるものだが,効果を発揮させるためには,さらにモンスターを倒して「可能性」というゲノム専用の経験値を溜める必要がある。「可能性」が溜まると,マップに描かれた球体が光のようなもので満たされ,特定のステータスを上昇させるといったことが可能になる。上昇するステータスはゲノムマップごとに異なり,さらにステータスの上昇量もランダムだとのこと。
 なお,ゲノムマップは新たに入手したものと交換可能だが,それまでに溜めた「可能性」は失われてしまう(保存も可能だが,これは有料アイテムになるようだ)。また,ゲノムマップは2種類セットでき,それを切り替えての使用もできる。一つはPvE用に,もう一つはPvP用にと,分けて強化していくのが良さそうだ。

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 さて,本作のメインコンテンツと言えば「戦争」だ。本作には,三つの国家が存在し,三つ巴の戦いを繰り広げている。要するに,RvRというわけだ。
 各国には,敵国のプレイヤーキャラクターが侵入できない自勢力のエリアがあり,キャラクターをそこで成長させ,やがて三国の中心にある「中立地帯」で戦争に参加することになる。

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 なお,自勢力のエリアから中立地帯へはポータルで移動できるのだが,ポータルは破壊できるという。もし自軍のポータルが破壊されてしまうと,中立地帯までの長い道のりを歩いて向かわなければならなり,戦力の増強が難しくなって,不利な状況に陥ってしまう。破壊されたポータルはプレイヤーによって修理ができるが,それには時間がかかる。つまり,ポータルをめぐる戦いが重要になりそうだ。

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 ちなみに,本作の対人戦には,決まった時間に戦闘を行うRvRのほか,リアルタイムでいつでも戦闘できるPvP(PK),そしてFPSのようにインスタンスを生成し,そこでいろいろなルールで戦うPvPモードが用意されている。中には,三国に属するそれぞれの龍を倒すことで勝利するモードもあるとのことだ。

 この戦争に勝利した際のメリットは,自国の国庫が潤うことだ。敗北した国は勝利した国にいろいろな場面で(ゲーム内通貨で)税金を払う必要が出てくるからだ。例えば,破壊されたポータルを修理のためにも,税金の支払いが必要になるそうだ。

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 国庫にたまった通貨は何に使われるのだろうか? それぞれの勢力には,プレイヤー同士の選挙で選ばれた国王が存在し,その国王の采配で政府の役人(これもプレイヤー)へ給料を払ったり,国民に配ったり,自国のポータル修理に使ったりと,いろいろなところに使われるというから,このへん,非常にユニークだ。

 なにしろ,クローズドβテストでは,国王が自分のために国庫の通貨を使い込み,それが発覚したため,次の選挙で落選するという事態も起きたという。国王には公人としての人格も問われるのだ。
 なお,プレイヤーが他国のプレイヤーと会話することはできないが,国王同士なら,「外交」として会話が可能になっている。

 こうした対人戦メインのMMORPGの場合,気になるのは各勢力の戦力バランスが偏ってしまう可能性だ。
 本作にはその対応策もしっかり用意されており,人数の多い国と少ない国の差が10%以上になった場合,多数のプレイヤーがいる国ではキャラクターの作成できなくなる。また,高レベルのキャラクターが,低レベルのキャラクターを育成しやすい,メンターシステムも導入されているとのこと。戦争系のMMORPGでは「最大レベルがゲームのスタート地点」だと言われることも多いので,以上のようなシステムは対人戦好きのプレイヤーにとって嬉しいものだろう。

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 このほか,敗北が続く国のプレイヤーキャラクターには,特殊な強化バフが付き,さらに強いプレイヤー上位12人のキャラクター名が敵から分からなくなるという仕組みもある。これは,名前を隠すことで,劣勢側の強力なプレイヤーが敵から狙われることを少しでも遅らせるための処置で,強さは,敵を倒した数によって決まるという。
 また,最弱国の強いプレイヤーのみが入手できる,カッコいいデザインの装備が存在するという。この装備ほしさに,強力なプレイヤーがあえて弱い国に移ってくる場合もあり,CBTでは実際にそうしたプレイヤーがいたという。

 本作にはこのほか,レベルごとのインスタンスダンジョンや,巨大なボスモンスターを倒すクエストといったPvEコンテンツも用意されている。先ほどのキャラクターの成長で紹介したゲノムマップの取得も,このPvEコンテンツの一つといえるだろう。

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 さらに,モンスターを倒すことでその魂を入手し,生産系スキルを使って作成できるアイテムで合成(?)に成功すると,そのモンスターをペットにして一緒に戦わせることができるという。ボスモンスターさえもペットにできるらしいのだが,倒すことが難しいうえ,魂もレアドロップであり,合成に使うアイテムも最上級のもの,そして成功率も低い,と,かなり入手は難しいらしい。

 ところで,ここまで読んだ人の中には,この作品に「RF Online」のような雰囲気を感じる人もいるのではないだろうか。それもそのはず,Chung氏によると本作の企画にはRF Onlineを開発していたスタッフが多く関わっているとのことで,なるほど。

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 本作は,現在韓国で2次クローズドβテストまで実施されており,サービス開始は2015年を予定しているという。海外への展開についても,すでに中国とはコンタクトを取りあっており,日本ともコンタクトは取っているとのころだが,具体的には今のところ何も決まっていないようだ。いずれにせよ,戦争系MMORPGが好きな人は,注目すべきタイトルだ。
  • 関連タイトル:

    AZERA

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