BethesdaがFree-to-Playの32人対戦アクション「Battlecry」を発表。アートワークはヴィクトル・アントノフ氏が担当

　Bethesda Softworksは，Free-to-Play（基本プレイ無料）の新作オンラインアクションゲーム「Battlecry」を発表した。開発元は，Bethesda Softworksと同じくZeniMax Media傘下のBattleCry Studios。「Ultima Online」「Star Wars: The Old Republic」を手がけたRich Vogel（リック・ヴォーゲル）氏が率いる同スタジオは，2012年にテキサス州オースチンに設立されており，「Battlecry」が最初のプロジェクトとなる。


　本作の舞台は，世界大戦の結果を受けて，火薬を戦争目的で使用することが禁じられたという架空の世界。国家間の紛争は「Warzone」と呼ばれる特定のエリアにおいて，少数精鋭の決闘で決着を付けることになっており，ゲームでは最大32人でのチーム戦に対応している。
　プレイヤーが所属する勢力は，大英帝国軍の「Royal Marines」と，ロシア軍の「Cossacks」が発表されており，それぞれに「Archer」「Brawler」「Gadgeteer」「Enforcer」「Duelist」と呼ばれる5つのキャラクタークラスが用意されるようだ。



　スチームパンクをちょっと通り越してしまったような独特のアートワークは，「Half-Life 2」「Dishonored」に参加したことで知られる，工業デザイナー出身のVictor Antonov（ヴィクトル・アントノフ）氏によるもの。今回公開されたトレイラーによると，戦闘は肉弾戦が主流になるものの，銃器を手にしているキャラクターも登場するようだ。おそらくガス式か空圧式であると思われる。


　本作の公式ブログに掲載されたヴォーゲル氏のエントリーでは，「時間を投じて練習することで上達できる，プレイヤーのスキルを重視したゲーム」と紹介されており，課金要素としてはキャラクターの外見をカスタマイズするアイテムなどが用意されるようだ。2015年にはPC向けのβテストが予定されているとのことで，まだ先の話ではあるが，続報を楽しみに待ちたい。

「Battlecry」公式サイト