連載
投手と打者の一騎打ち。スマホ向け野球(?)ゲーム「東京デッドボール」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第557回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
最近は監督やGMとして辣腕を振るっている某元プロ野球選手は,現役時代,執拗に危険球を投げられたことの仕返しに,その投手へ向かってボールを打ち返し,見事に“ヒット”させたという……。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「東京デッドボール」(iOS / Android)は,そんな「やるかやられるか」の勝負を追体験できるアプリとなっている。
iOS版「東京デッドボール」ダウンロードページ
Android版「東京デッドボール」ダウンロードページ
ゲームの内容は,ピッチャーが投げてくる球を見極め,打つかよけるかするのみ。大抵の場合,ピッチャーは容赦なくバッターめがけてボールを投げ込んでくるので,2つあるボタンのうち,右上のボタンをタップして素早く回避しよう。投球がストライクゾーンに来たら,左下のボタンをタップして打ち返すのだ。
バッターがデッドボールを食らうか,ストライクゾーンへのボールを見送ったり空振りしたりすると,画面左上のハートマークが減っていく。これがすべてなくなるまでに,回避やピッチャー返しを成功させた回数がスコアとなるのだ。
球速が結構速いため,なかなか歯ごたえがあって熱いのだが,実を言うと本作一番の売りは,バッターの回避アクションの多彩さだ。
回避時のアクションは成功させるたびに変わり,アクション成功時のボイスもバラエティ豊かで,なかなか侮れない。
成功数が増えてくると,ピッチャーが外角に外れるボール球を織り交ぜてくるなど,見極めがさらに難しくなっていく。一方で回避アクションはさらに脱力っぷりが進行するので,そのアンバランスさが何とも言えず独特だ。
おバカな内容と見せかけて,ハイスコアを狙うにはかなりの瞬間的判断力が必要になる本作。繰り出した回避アクションの数々は,タイトル画面の「コレクション」から観賞できるので,コンプリートを目指すのもいいだろう。不思議な熱さと独特の味があるこの怪作,ぜひプレイしてほしい。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればパソコンのFPS(ファーストパーソンシューティング)も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
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