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【PR】軍師を目指すならこれ。スマホ向け3Dシム「三国魂(ソウル)」はオート戦闘+リアルタイム指示によるバトルがめちゃアツなタイトルだった
三国志なら郭嘉や周瑜,日本の戦国時代なら竹中半兵衛や黒田官兵衛など,いわゆる“軍師”として名高い人物は総じて人気が高い。軍師と呼ばれるだけで「兵法に通じてそう」「とりあえずなんか頭良さそう」と思えてくるから不思議だ。小学生を対象に将来の夢をアンケート調査したところ,公務員,サッカー選手に次いで人気の高い職業が軍師であるという話もあるほどである。うそだけど。
ともかく,そんな軍師のお仕事をたっぷり体験できるのが,崑崙日本が2014年8月25日に正式サービスを開始したスマートフォン(以下,スマホ※)用のシミュレーションゲーム「三国魂」(iOS / Android。読み:三国ソウル)だ。
※本作は,スマホはもちろんタブレットでも遊べるが,本稿では便宜上「スマホゲーム」と呼ぶ
「スマホ向け+三国志」と聞くと,拠点となる都市を少しずつ繁栄させて軍備を整え,近くにあるNPC拠点やほかのプレイヤーの拠点を攻める(いわゆる)“村ゲー”を連想する人が多いことだろう。だが本作は村ゲーとは大きく異なる。
前述のとおり本作は,軍師にフォーカスした戦闘システム重視のタイトルなのだ。今回はそんな本作をじっくりとご紹介しよう。
なお,以下はすべてオープンβテストバージョンのものであり,正式サービスでは名称や内容が変更されているかもしれないので注意してほしい。
「三国魂」(App Store)
「三国魂」(Google Play)
「三国魂」公式サイト
三国志世界で一人の軍師として戦う
ローカライズ仕様で力の入れようが分かる一作
プレイヤーは,三国志世界に降り立った一人の名も無き軍師として,農民の反乱として知られる「黄巾の乱」を皮切りに,ときの皇帝の依頼や,自らの経済的な都合などさまざまな理由で,戦いに身を投じることになるのである。
本作の基本的なゲームサイクルは,その時々の拠点でNPCと話をしてストーリーを進め,戦場へ赴き,戦闘終了後に武将を入手,そして武将の育成などを行いつつまた新たなNPCと話をして戦場へ向かう……というものである。
詳しくは後述するが,一般的なMMORPGのようにたくさんのNPCからクエストをもらう形ではなく,一つの依頼で一つの戦闘を行うと,ストーリーが一歩進むというイメージである。
三国魂の最大の特徴は,軍師のお仕事にフォーカスした戦闘にあるのだが,日本語ローカライズにあたって,武将のカードイラストや,武将のボイスに凝っているのも大きな特徴である。
三国武将が数百名登場する本作では,著名な数十名の武将イラストを実力派イラストレーターが手がけることで,日本人でも親しみやすいものにアレンジされているのだ。
しかも武将のボイスには,曹操に若本規夫さん,呂布に堀川りょうさん,小喬に花澤香菜さん,黄月英に日笠陽子さんという具合に,それぞれ一線級の声優を起用。迫真のボイスで戦場の臨場感をグッと高めている。
なにはともあれ序盤をプレイ
プレイヤーの“やれること”はシンプルだ
ではここで,スクリーンショットを中心にざっと序盤の流れ紹介しよう。まずはゲームの輪郭を掴んでほしい。
第1章はチュートリアルの意味合いが強いが,基本的な流れはこれ以後も変わらない。上記のようなサイクルでストーリーが進んで行くと考えていいだろう。
もちろん,ストーリーは三国志の史実に沿う形で流れていくうえ,場合によっては敵武将から急襲を受けることもある。戦いの合間には武将の強化や,フレンドとのコミュニケーションも行えるので,ストーリーを進める以外にも楽しみは多い。
戦闘はオート戦闘+リアルタイム指示
開戦前の準備で「戦う前に勝つ」べし
さて,実際にプレイすると分かるが,本作のメインコンテンツは間違いなくその戦闘にある。たとえ開発者に「いや,違うんだけど……」と言われようと,筆者自身がそう感じたのだからしようがない。ここではそんな戦闘システムをもう少し詳しく見ていこう。
前述のとおり本作の戦闘は,クォータービューの3Dマップで行う。街も含めて本作は基本的に3Dグラフィックスの作品だが,戦闘画面はとくにRTSのようなたたずまいで,スマートフォンのゲームという感じがあまりしない。
本作の戦闘は,実は基本的には自動で進む。戦闘に関する操作としてプレイヤーが行うのは,「武将の配置決め」と「武将のスキル発動」だ(※)。
※本作は武将≒部隊(武将カード自体がパラメータの一つとして“従える兵士の数”を持っている)なので,以降はすべて武将と呼ぶ
武将の配置決めは,(先ほど少しだけ配置画面をお見せしたが)実際にはあんな感じにはならない。プレイヤーはストーリーを進めるなかで少しずつ多くの武将を扱うようになり,配置できる武将が増えるためだ。
武将の配置で最も頭を使うべきは,武将の兵科である。本作には,槍兵,騎兵,弓兵という三つの兵科があり,兵科は三すくみの関係となっている。槍兵は騎兵に強く,騎兵は弓兵に強く,弓兵は槍兵に強い。武将を配置するときは,武将達が進撃するイメージを頭に浮かべて,相性の良い武将を敵武将に当てることが重要となるのだ。
また武将は,兵科単位で「戦術」を「ランクアップ」することが可能。ランクアップすることで「特殊陣形」というものが使えるようになる。例えば騎兵の武将なら,最初のランクでは「直進」しかできなかったものが,途中で方向を変えて,敵の片側に突撃する,といったことが可能になる。
つまり,兵科,陣形,これに武将の移動速度を考えて,武将の配置を決める必要があるのだ。ここがまさにプレイヤーの腕の見せどころであり,本作が高い“軍師感”を味わわせてくれる点と言えるだろう。
一方,「武将のスキル発動」は,本作で唯一,戦闘中にプレイヤーが頭を使ってリアルタイムで行える操作だと考えてほしい。
戦闘中,画面下部には「士気」というゲージが表示されており,士気は戦闘中少しずつ溜まっていく。このゲージを消費して,武将の持つスキルを発動できるという仕組みである。武将によって持つスキルは異なり,スキルによって消費する士気も異なるので,どのタイミングでどのスキルを発動するかは,勝敗を分ける重要な要素だ。
最後に,戦闘中のリアルタイム操作で“頭を使わない”ものとして,「一騎打ち」にも触れておこう。
自陣と敵陣の武将が1対1で戦うのが一騎打ちである(誰でも分かるが)。これは戦闘中にランダムで発生し,画面が突然,一騎打ち専用画面に遷移する。
一騎打ちの操作は簡単で,相対する2人の武将の間にある太鼓をタタタタッとタップするだけ。相手より速く「斬」ゲージを溜めれば勝利となり,相手武将は(一騎打ちに関する特別なスキルを持っていない限り)戦場から離脱する。武将(繰り返すが,武将は兵力を持っている)を戦場から離脱させられるので,大きな兵力を有する敵武将を一刀のもとに斬り伏せることで,相手の兵力を一気に削ることが可能なのだ。
一騎打ちはランダムで発生すると書いたが,武将が持つパッシブスキル(戦闘中,常時発動しているスキル)の中には,一騎打ちの発生確率を上げてくれるものもある。一騎打ち狙いの武将構成で戦闘に挑むのも,場合によってはありかもしれない。
武将の強化要素を詳しく見てみる
最後に武将についても触れておこう。
この手のゲームを紹介するときは,まず最初に武将カードの育成やコレクションに言及することが多い。しかし本作は,いい意味でこなれたカード周りのシステムを持っているので,「武将をカードで管理する」タイプのゲームを遊んだことがある人は,それほど戸惑うことはないだろう。
武将の持つレベル以外のパラメータは,武力,知力,兵力,戦力の四つ。武力は戦闘時の攻撃力,知力はスキルの効果に影響する数値,兵力は従える兵士の数のようなもの,戦力は当該武将の全体的な強さを表す数値であると考えるといいだろう。
武将を入手する方法としては,戦闘終了後のボーナス,ガチャなどが存在する。それとは別に,ストーリーの流れで突然仲間になる武将がいたりして,これがまたなかなか楽しい。
さて,武将の強化方法は,ゲーム内ポイントである「ソウル」を使ってレベルを上げるのが基本となるようだ。もちろんそのほかにも,同レアリティのカード3枚とソウルを消費して「ランクアップ」させたり,武将に「四聖石」を装着してパラメータを上げたりといった手段も用意されている。
最も頻繁に入手できるソウルで,武将のレベルを上げる。これが基本。これだと思った武将はどんどんレベルアップすべし |
同レアリティのカード3枚とソウルを消費してランクアップすると,武将の能力が大きく底上げされる |
面白いのは「従者」という強化システムだ。
本作の武将は,レベル15,25,35,45の各段階で,それぞれ「先鋒」「軍師」「副将」「侍女」と,最終的に4種類の従者を設定できるようになる。従者は手持ちの武将から選ぶ仕組みである。
従者を付けてやるだけで武将の能力にボーナスが付くのだが,それ以外にも「特定の武将に特定の従者を設定する」ことで,「コンビ」としてボーナスを獲得できる点が本作の特徴だろう。
史実の主従関係と一致しているかどうかはさておき,縁のある武将同士を組み合わせることで武将がより高い能力を発揮するというのは,なかなか面白い。三国志に詳しくない人は,「なぜこの武将とこの武将がコンビに……」と疑問が湧いたところで実際に調べてみたりして,そのバックグラウンドを知るという楽しみ方もできそうだ。
適度にシンプルで適度に複雑
だから繰り返し遊んでしまう
一方で本作は,戦闘をメインコンテンツとしているため,「目の前の戦闘でいかに勝利するか」の1点に集中して,プレイヤーがそれぞれに目標を立てつつプレイできるタイトルでもある。「できることは多いが,目的は極めてシンプル」と説明すれば分かりやすいだろうか。戦闘をメインに(連勝していれば)ストーリーをぽんぽんと進めることも可能で,そのテンポの良さもリプレイ性を高めるのに一役買っているようだ。
三国魂は正式サービスがスタートしたばかり。本作はその戦闘部分の凝りようから,所持カードが少ない序盤からじっくり楽しめるタイトルであると断言できる。“軍師”というキーワードに少しでも反応した人は,ぜひ注目しておいてほしい。
「三国魂」(App Store)
「三国魂」(Google Play)
「三国魂」公式サイト
キーワード
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