ゲームロフトの新作レースゲーム「アスファルト：Overdrive」と「カーズ〜走れ！マックィーン〜」を紹介

　ゲームロフトは，2014年6月10日から12日に掛けて開催されたE3 2014にて，新作スマートフォン向けゲーム7タイトルの情報を公開した。本稿では，その中から日本での展開が予定されている「アスファルト：Overdrive」（iOS / Android）と「カーズ〜走れ！マックィーン〜」（iOS / Android）を紹介しよう。

ゲームロフト公式サイト

シンプルな操作で豪快なアクションを楽しめる「アスファルト：Overdrive」

　アスファルトシリーズは，実在のスーパーカーを駆って世界中のレースに挑戦するゲームロフトのレーシングゲームだ。最新ナンバリングタイトル「アスファルト8：Airborne」では，美麗なグラフィックスを駆使した演出と，アクロバティックな空中アクションなどが楽しめる。
　そのスピンオフタイトルとなるアスファルト：Overdriveは，シリーズの特徴である派手なアクションはそのままに，ランニングゲームのようなスワイプ操作だけでドライビングを楽しめる作品だ。


　舞台となるのは1980年代のカリフォルニア。プレイヤーは，障害物を避けたり，ジャンプやローリングなどのスタントを決めたりしながら，パトカーの追跡を振り切るカーチェイスを繰り広げることになる。
　ゲームの進行はエリア制となっており，エリア内に用意されたミッションを順次クリアし，最後にボスと勝負して打ち負かすことができれば次のエリアに進める，という流れだ。

さまざまなミッションをクリアしていくと，エリアのボスと対決する展開となる

　うまくパトカーを振り切るには，画面をダブルタップして「ニトロ」を発動させ，加速することがポイントとなる。ただし，ニトロの発動には，専用のゲージを消費しなければならず，ジャンプを決めたり，ほかの車にタックルしたりして，ゲージを溜めなければならない。
　なお，自分が乗るマシンの車種，性能，外観，ナンバープレートなどはカスタマイズ可能で，その際に必要な資金は，ミッションをクリアすれば入手できる。

ステージ開始時にタイミングよく画面をタップすることで，素早いスタートダッシュが行える

ミッションを達成できないときは，マシンのアップグレードを検討してみよう

　実際に本作を遊んでみると，1ミッションあたりのプレイ時間が短く，ランニングゲームのように片手だけで操作できるので，従来のアスファルトシリーズよりもかなり手軽な印象だ。とくに電車の中など，ちょっとした空き時間に遊ぶのに最適である。

ゲーム内には，FordやDodgeをはじめ，18ブランドから約30種類のマシンが登場。車体のカラーやナンバープレートの変更も可能だ

映画の世界でレースと街作りを楽しむ「カーズ〜走れ！マックィーン〜」

　「カーズ〜走れ！マックィーン〜」は，ピクサー・アニメーション・スタジオの映画「カーズ」を原作とするゲームだ。プレイヤーは，主人公のライトニング・マックィーンとなり，映画に登場するほかのキャラクターとレースをしたり，パーツを集めてオリジナルのコースを作ったりしながらゲームを進めていく。


　レースパートは，アクセルボタンをタッチし続ければ加速し，離せば減速するという基本操作のほか，コース中に設置されたジャンプ台やループなど，各種ギミックに差し掛かかると矢印が表示され，その方向にスワイプをすることでスムーズに移動できる，といったアクションも用意されている。

ストレートでは加速，カーブでは減速を基本に，スワイプ操作でコース内のギミックをクリアしていく

　新しい車のアンロックは，レースに勝つと入手できるステッカーを集めることで行える。このほか，キャラクターのレベルが上がるごとに，コースに設置できるパーツがアンロックされることもあり，それらを別途購入して組み合わせることでオリジナルコースを作ることも可能だ。
　さらにゲームを進行させると，「ホームタウン」をカスタマイズできるようになり，建物やショップを設置して，自分だけの街を作れるようになる。


　自分でコースを設計してその中でレースを楽しみつつ，コースのさらなる拡張や町の発展を目指すという内容の本作。「カーズ」の可愛らしいキャラクターと世界観，そしてシンプルな操作が魅力的な本作は，映画ファンをはじめ多くの人が楽しめるゲームだ。

自分で作り上げたコースの上で，続々と登場する映画のキャラクター達とレースができるのは非常に楽しい